[フィルム紹介]ILFORD DELTA3200 PRO
先日KodakからP3200が復活しましたね。喜ばしいことです。
さっそく三本買って見たのですが、今のところ使い道がなくて冷蔵庫で眠っています。。。
P3200が復活するまでは、ILFORDのDELTA3200が白黒フィルムで最高の感度をうたっていました。
ただ、実効感度はもっと低くて、増感現像しても粒子が荒れにくい、ディテールがしっかりと残るという意味合いでISO3200なのでしょう。
減感現像でISO400にもできます。この時の現像条件はD−76使用液で20℃ 7分とされており、標準的な現像時間です。
パッケージの内側に現像条件が記載されていますが、ISO12500までは現像条件が記載されているので、ここまでは標準的な画像が得られます。
ILFORD DELTA3200 PRO 120
D−76原液 20℃ 10分30秒 (ISO3200相当)
Bronica EC + Nikkor 75mm F2.8
十分明るい場所でも、絞り込んで早いシャッターを使えば問題なく映ります。
絞ってるからというのもありますが、解像度は十分で粒状性も目立ちません。
ハイライトの調子はやや飛び気味でコントラストが強い印象です。
標準現像液との相性が良く、希釈現像すれば、よりシャープでハイライトが抑え気味の画像が得られます。
ILFORD DELTA3200 PRO 120
D−76原液 20℃ 17分 (ISO12500相当)
Bronica EC + Nikkor 13.5cm F3.5
ライブなどの暗い環境では増感現像することで十分に撮影できます。
十分な解像度です。3段増感しているのでそれなりに粒状性が目立ってきていますが、メーカー公表の現像条件だけに品質に問題は無いと思います。
ILFORD DELTA3200 PRO 135
D−76原液 20℃ 17分(ISO12500相当)
Nikon F90 + Nikkor35−135mm F3.5−5.6
135判ではさすがに粒状性が目立ちます。
プリントする際にピントルーペでみると、粒子が数えられるのではないかと思うくらいに大きいです(実際に数えるのはいやだけど)
増感現像するとハイライトの調子は抑えられるものの、シャドウの粘りが見られる落ち着いたトーンになりました。
今後、さらなる増感を試みたいともういます。
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