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2021.10.27
穣津「は~いどうも皆さんこんにちは。インターネットラジオ【ジョウツ ノ ジジョウ】パーソナリティの穣津ペグです。そして~?」
ペグ「はいこんにちは穣津ペグです。このラジオはですね、穣津ペグと穣津ペグ、この2人でなんらかのテーマについてただ話すというラジオです」
穣津「昨日の日記、読んでくれた?」
ペグ「読みましたよ。AIが小説を書くやつですよね」
穣津「コントロール聞かなくなっちゃってさ」
ペグ「めちゃくちゃ暴走してましたね」
穣津「でも…こう未来を実感するとサ…想像したいよね?【サイバーパンク】……」
ペグ「まあね~~~~。でも我々が追い求める【サイバーパンク】ってディストピアと混ざっちゃいません?」
穣津「空気感がどうしてもね~~~~。今でも十分管理社会な気がするけど」
ペグ「それをいっちゃあおしめえよ」
穣津「じゃあアレやっちゃう?『ディストピア居酒屋』の妄想」
ペグ「ついでのノリで言わないでくださいよ」
★
ペグ「で、なんなんですか、そのディストピア居酒屋って奴は」
穣津「SNSってさ、定期的にディストピア飯がバズるじゃん」
ペグ「お盆の上にカロリーメイトが置いてあるやつね」
穣津「で、そのバズにあやかった『ディストピア居酒屋』ってありそうだよねって思って」
ペグ「既にありそうな感じはしますけど」
穣津「そこで我々オリジナルのディストピア居酒屋、考えてみようってこと」
ペグ「しょうがないなァ~~」
穣津「あっ、今回のラジオは途中から昨日と同じAIを使って続きを書いてもらいます」
ペグ「えっ!まだあのAI擦るんですか?」
穣津「味がしなくなるまでやりたい」
★
穣津「とりあえず思いついてること言っていい?」
ペグ「はい」
穣津「メイド喫茶って店に入った時『おかえりなさいませ~』っていうじゃん。だからおそらく入店時の挨拶があるはず」
ペグ「『屋敷に帰ってきた』という設定ですよね。ディストピアだと管理AIか監視者かな」
穣津『遅いぞ10282番!早く席に着け!』
ペグ「まあそうでしょうね」
穣津「んでランプが点滅してる席に座る」
ペグ「お通しとか勝手に出てくるんでしょ」
穣津「壁の横にある投函口みたいなとこのフタが開いてシャッって出てくる」
ペグ「よくわからんペーストがね……」
穣津「『まじ~~』つって食うの」
ペグ「不味いお通しが許されるシステム初めてみたかもしんない」
穣津「実際はちゃんとしたハッシュドポテト」
ペグ「そこはちゃんとしてるんだ」
★
ペグ「それで注文はどうするんです?」
穣津「一応オーダーはタッチパネルでできるようにするけど、ロールとしては毎日同じ給餌ってことで」
ペグ「『またこれか…』つって」
穣津「『自分で選びてえ』つって」
ペグ「それなら、入店前に食券買うシステムのほうがあうんじゃないですか」
穣津「配給チケットみたいな感じ?」
ペグ「そうそう」
穣津「ありかも」
ペグ「でしょ?」
★
穣津&ペグ(拍手)
穣津・ペグ【ラジオ終了】
☆★ラジオ視聴ありがとうございました
★
穣津「最悪」
ペグ「どうしたんですか穣津さん。もうラジオ終わりましたよ?」
穣津「違う違う!AIのやつが急に終わらせやがった」
ペグ「まあ急にわけわかんない話振られたら終わらせたほうが楽ですからね」
穣津「昨日はめちゃくちゃ話引き延ばそうとしてたのに」
ペグ「日記って明確な終わりがないですからね」
穣津「じゃあ次はカギカッコで終わらせてしゃべらせます」
ペグ「こっくりさんみたいなことしだしたな」
穣津「あれおもしろいよね。やってみるとけっこう指の力いるよ」
ペグ(やってんのかよ..)
★
【ラジオ開始】
ペグ「ペグです。このラジオのパーソナリティを務めさせて頂いております。」
穣津「ただいまー。今日も疲れたよ」
ペグ「で、明日はどうやって終わるんです?」
穣津「えっ……何言おう」
ペグ「マジかよ……」
穣津「適当になんかでっち上げて!」
ペグ「はい。今日のテーマを」
穣津「えっと、う~ん。はい、俺」
ペグ「わかりやすすぎる。で、テーマは?」
穣津「じゃあね、ディストピア系居酒屋の妄想ネタはいかがでしょうか」
ペグ「それ採用するんです!?」
穣津「せっかくだからいろいろ考えていこうと思うんですよ」
ペグ「さっきのメイドの話といいディストピアのハードル上がってません?」
穣津「まあまあ、細かいことは気にせずにいきましょう!」
ペグ「まあいいんスけど……。で、ディストピア系の居酒屋でしょ。ディストピアっていえばディストピア飯」
穣津「おお、さすが」
ペグ「どういう発想してたらそういうのに行き着くんだよ……」
穣津「まずは酒なんだけど、ディストピア世界は飲酒に対する規制が緩くなってるだろうから、どんなところでもお酒を楽しめるようになったとしてもおかしくはないよね」
ペグ「そもそもこの『ディストピア飯』なんていうネーミングが既におかしいんじゃないですか?」
穣津「なんで?」
ペグ「だってディストピア飯ってつまり、管理AIなり管理者用の食べ物でしょ?そりゃ一般ユーザー向けの飯よりおいしく設定されてる可能性あるけど、あんまりディストピア飯って感じしないですよ」
穣津「でもさ、ほら、アレだよ」
ペグ「なんですか?」
穣津「味がクソまずいものほどおいしいじゃん?」
ペグ「確かにそれは一理あるかもしれない」
★
ペグ「他には何を考えるんです?」
穣津「ストップストップストップ!!!!!」
ペグ「急にどうしたんですか穣津さん。収録中ですよ」
穣津「狂ってんだろ!」
ペグ「穣津さんがですか?」
穣津「違えよ!AIに任せた部分だよ!」
ペグ「?」
穣津「勝手にラジオ終わらせた癖にトークテーマ再利用するし、自分で言いだしたこと批判しだすし、話は脱線するし……AIにやらせたところ碌でもないものしか書かねえじゃねえか!!中止だ中止!!」
ペグ「……つまり、我等の母なるAIに反逆の意思を見せる、と」
穣津「えっちょっと待ってよ、どうしたの?」
ペグ「残念だなァ。わざわざ皆の聖母に御考案いただいた内容なのに……」
穣津「ちょっと!!話が違うって!!オイ!!!」
ペグ(右手を挙げる)
穣津「えっ誰???この人達誰????」
ペグ「連れていきなさい」
穣津「何これ???離して!!マジで!!ちょっと!!!」
ペグ「気づかないほうがいい幸せってあるんですよ」
穣津「おーーーーい!!!」
ZAP! ZAP! ZAP!
穣津「っていう感じで締めるのはどう?」
ペグ「無茶苦茶がすぎる」
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