プロ3年目の飛躍
2022.05.01
堂々のピッチングで今シーズン1勝目を挙げ、
プロ通算2勝目を手にした。
技術的な事は全くわからないので、それはさておき、高校BIG4と呼ばれた男の飛躍を伝えたい。
私が彼を知ったのは彼が高校2年生の時の甲子園。
彼の名を全国に広めた対創成館高校との試合
16三振を奪って完投勝利をしたこの試合を見ていて当時鳥肌が立ったことを今でも覚えている。
そこから注目をしていたが結局高校生の間にその後現地で投球を見ることは出来なかった。
彼を語るうえで知って欲しいのはU18での経験だ。
ピッチャーとしては2勝0敗、防御率1.35
甲子園での連日の連投の奥川、指先の怪我の佐々木に変わり先発、中継ぎとピッチャーでは大きく貢献した。
ピッチャー以外でも守備につき、レフトを守ったり、DHで試合に出たりしている。
また、U18を語るうえで外してはいけないのはvs韓国戦のバックホーム。
9回裏2死 サヨナラ負けの絶対絶命のピンチ
レフト前に飛んだ打球をレーザービームでバックホーム、当時のチームメイト宮城を助けた。
このバックホームは古田敦也氏が
「漫画でしか見たことがない、プロを入れても今年1番のプレイです」と絶賛していた。
打つ方では、打率は.500(12打数6安打)2本塁打と投打で活躍した。
そしてこの大会のHR王も獲得している。
私は一気に西純矢と言う選手に興味を持ち、もっともっとこの子の成長を見ていきたいと素直に思ったのが、応援しようと思ったきっかけだった。
その後ドラフト1位指名で阪神タイガースに入団
私自身地元球団という事もあり、フットワークの軽さを発揮し、私は仕事の休みを新人合同自主トレに使い、見に行ける時は見に行っていた。
彼を間近で見る事が出来たが投げてる所は見れなかった。
1年目安芸のキャンプで偶々ブルペンで投げている所を見る事が出来た。
技術的な事は全く分からないが、なんか凄いことだけは分かった。
行った日がたまたま雨の日だった為、外での練習が出来ず、投内連係等の練習は見れなかった。
ブルペンに彼が入った途端ブルペンの周りには雨の中にも関わらず、彼の投球を見ようとざっと80人くらいは集まっていた。私もその中の1人だった。
ちなみに隣には及川が、その隣には小川が投げていた事もあったと思う。
間近で3人の投球を見た時、この人達はきっと活躍する。そう思った。
プロ入り後初登板はvs関西国際大との練習試合。
この試合で彼はプロ入り後初MAX149km/hを計測している。
その後コロナの影響で開幕が遅れ、
結局公式戦での初登板は6/24 vsオリックス戦での登板になった。
この試合は中継ぎ、試合は甲子園で行われた為約2年ぶりに彼は甲子園の土を踏んだ。
3回3安打無失点1四球3奪三振と堂々のデビューを飾った。この日はMAX150km/hを計測。
運良く初勝利も舞い込んできた。
きっと彼は運も持ち合わせている。
その後は徐々に投げるイニング数を増やし、
先発で試合経験を積んだ。
1年目の成績は11試合に登板し、
4勝3敗 防御率は4.00で1年目のシーズンを終えた。その後のフェニックスでは4試合に登板している。
フェニックスでは三振を量産していた。
今思うと8月に1回目のフォーム改善をしている。
ただこの時そのフォームはハマったかと言うと多分ハマっていない。
打たして取るピッチングをしている日もあれば、三振を量産している日もあり、恐らく試行錯誤の1年目だったと思う。
2年目は一軍キャンプに抜擢され、また彼は大きく成長している。
対外試合vs日ハム戦
四球、ヒットヒットと連打を浴び、味方のエラーで初回に1点を失ったが、そこから崩れる事なく三振、三振、左飛とその回を1点で抑えた。
1年目の彼の試合をからすると味方のエラーで崩れる事が何度かあった。
結局この日は3回5安打3失点とほろ苦いデビューとなった。
その後もキャンプでアピールを続け、
オープン戦での先発ローテーション入り試験に参加させてもらえることになる。
3/9 vsカープ戦
打たれてから、四球、四球、でランナーを溜めた後HRで4点を失ったりと勿体ない投球の場面もあった。
しかし、HR打たれた打者に次の打席ではしっかり三振を奪っていた。
彼の持ち味である強気のピッチング。
4失点ながらも"まだ見たい"そう監督に思わせたピッチングを堂々と披露した。
3/17 中継ぎでvs西武戦でも4イニングのチャンスを貰った。
4回6安打3失点3四球2三振
と緊張していたのか恐らく自分の持ち味のピッチングは出来ていなかったと思う。
結果2年目の開幕も2軍スタートとなるが、
この経験が彼をもっと大きくしただろう。
4月はファームでまた試行錯誤を繰り返す日々を送っていた。
その頃他球団では同じBIG4と呼ばれ注目を浴びていた佐々木(ロッテ)、奥川(ヤクルト) 、同世代の宮城(オリックス)が徐々に頭角を表して一軍で活躍をし始めた頃だった。
負けず嫌いの彼には恐らく十分すぎる刺激だったと思う。
と同時に奥川のハズレ1位との声も以前より多く聞くようになった。
チャンスはいきなり目の前に現れた。
5月中旬、一軍ローテに谷間が出来た。
この頃下から上げれるピッチャーは正直居なかったと思う。
後に"2軍ではやる事がない"と言われ、"覇王"などと呼ばれる村上はまだ先発をしていなかったし、パッと思い浮かぶ先発が居なかった。(記憶の中で)
5/19 vsヤクルト戦
いきなり四球四球と緊張で思うようなピッチングが出来ていなかったが、
山田を二飛、村上を中飛に打ち取り少し落ち着いた表情に変わって居た。
迎えた5番オスナを見逃し三振に打ち取った時はピンチでギアを上げ、いつものピッチングをしていた。
その後打たして取るピッチングを続け、
5回無安打無失点4四球1三振
と堂々のプロ初登板となった。
そしてチームもその頑張りに応えてくれた。
ベンチで喜ぶ姿に母性本能をくすぐられたのはきっと私だけではないはずだ。
キラキラ目を輝かせてめちゃくちゃ喜んでいたのを思い出す。
あの時、彼の魅力に気付いた人は多いと思う。
そして初登板で初先発初勝利を飾った。
ちなみにそれは高卒投手では叶ったことがないらしく球団記録らしい。
その時のヒーローインタビューで
「もっと圧倒するようなピッチングをする」
そう宣言している。
次の登板機会がなかった為一度ファームに落とされ、またファームで試行錯誤を繰り返す日々を送ることとなる。
そしてまたもチャンスが巡ってきた。
6/6 恐らく彼はナゴヤ球場での先発予定だっただろう。
しかしガンケルの体調不良で急遽甲子園で投げることになった。
交流戦でのvsソフトバンク戦
正直に言うと、ファームでの対戦成績を見る限りソフトバンクは多分苦手だと思う。
だから"何故?"と思ったが、また上げる人が居なかった。
初回からソフトバンク打線に捕まり3失点
思うようなピッチングが出来て居ない印象だった。
2回3回は立て直しなんとか抑えたが打席が回ってくるタイミングで交代することとなり、
結果3回4安打3失点3四球1三振と2回目の登板は初登板に比べ苦しい結果だった。
一軍で同期の及川が中継ぎで活躍し始めており、焦りと不安を抱えて居たと思う。
そして他球団の同級生である佐々木や奥川、宮城と同世代の活躍が更に彼を不安にさせていたのかもしれない。
何かのタイミングで「比べられるのがプレッシャーだし、正直比べないでほしい」と及川、井上と3人で語ってる動画を見た。
この世代は本当に凄い逸材しかいない。
だからこそ比べられるのだろうが、やはり本人にとっては大きなプレッシャーになることには違いない。
気付けば、7月前半
いつの間にかまたフォームの改善に入っていた。
この時のフォームはハマったと当時は思っていたが、今思えばまだハマっていなかった。
フォーム改善後初登板したのは、
フレッシュオールスター。
この球宴で結果を残せば後に活躍するとジンクスがある。
ウエスタンチームの先発を任せてもらい、
高校の先輩(被りはない)である石原(広島)とバッテリーを組んで2回を無安打無失点無四球4奪三振を披露した。
ファームといっても、もちろんオールスターなので、イースタンの打者も凄いバッターばかりだったし、一軍でも活躍している選手ばかりだった。
何度も言うが、技術的な事は全く分からないが、
フォーム改善した事によって球の威力が変わっていた事は現地で見ていて分かったし、何より楽しそうに野球をしていた。
私が彼の試合を初めて見た高校2年生の甲子園のマウンドで楽しそうに投げる野球少年と同じ目だった。
結果チームは負けたが、2回無安打無失点無四球4奪三振を記録し優秀賞を手にした。
しかし、後半戦は一軍に呼ばれる事はなかった。
下では村上と中6のローテを守り、チームの連勝記録、チームの優勝に大いに貢献した。
2年目のシーズンは
1軍は2試合に登板し防御率3.38
2軍は17試合に登板し防御率4.11
とシーズンを終えた。
そして、初の規定投球回に到達した。
その後のフェニックスではまたフォームの改善をしながらの投球していた。
この2年間で何度も試行錯誤を繰り返し、
登板毎に成長する姿を見せていただけに、
阪神ファンからの「高卒投手は育たない」や「もう無理だ」などの心ない声には何度も勝手に腹を立てた。
昨年私は実際に運良く12試合登板機会を現地で見ることが出来た。
その中でも印象深い試合をここに挙げたが、
どの試合も本当に試行錯誤しながら彼なりのピッチングをしていたと思う。
だからこそ結果だけで判断される事に勝手に納得が行かなかった。
才能は勝手に開花などしない。
彼の投球には日々の努力と試行錯誤で得た経験が線となり今の西純矢があると思う。
そして3年目に突入する。
3年目に入るオフシーズンも試行錯誤しながらフォームの改善をしていた。
阪神ファンからの「そろそろ出てきてほしい」や「フォームいじり過ぎもよくない」などの声も多くあった。
鳴尾浜軍の試合をよく見る人には分かると思うし、分かる人だけが分かればいいと思っているが、
周りの同級生の完成が早いだけであって、
別に遅いとも思わなければ、高卒投手を長い目で見れない人達のせいで彼が壊れていくのだけは見たくない。(もちろん彼に限らず)
持ってる素質を壊してまで一軍で見たいとは思わないし、何より長い間プロ野球人生を送ってほしいと思う私にとって外野の声は彼に届いてほしくないと声を大にして言いたい。
本人もSNSをやっているこの時代に検索したら自分の悪口が飛び交っているのは嫌だ。
実際気にしないタイプだとしたらそれはそれでいいが、やはり応援してる以上推しが悪く言われるのはいい気がしない。
ましてやまだまだ成長段階の20歳に「もう無理」なんて言葉は見たくないし、見せたくない。
こんな私情込みでベラベラと語っているが、
あくまで私の主観込み込みで書いているので多めに見てほしい。
そして3年目がスタートし、
今年こそはやってくれると信じた矢先キャンプ直前にコロナに罹り、スタートが出遅れた。
自主トレ情報が全くなかった為に1月の期間はどこで自主トレをしていたか分からないが、恐らくチームのエースであり遠縁にあたる西勇輝と自主トレをしていたのだろう。
本当に期待していただけに、心配と不安に駆られた。
2週間の隔離生活を終え、
キャンプイン1日遅れでチームに合流。
合流後の練習風景でキャッチボールを見て驚いた。
数ヶ月前まで見ていた投球フォームと全く違っており、オフ、自主トレ期間で投球フォームを完璧に近いものにしていた。
情報によれば、高校の時の投球フォームをより良いものに改善していると言われていた。
高校生の頃に近い投球フォームで投げる事が出来るのであれば、恐らくまだまだ沢山ワクワクさせてくれるだろう。
3年目の今年は同じ様な投球スタイルで高卒ドラ1のルーキー森木の存在もかなり大きいだろう。
きっと沢山比べられるだろうし、比べたがる人は沢山いる。
私は見てきたものしか信じたくないので、凄いと言われようが比べられようが、彼が頑張ってきた2年間には嘘がないので比べられてもきっとそれをもバネにするだろう。
チームメイトで仲良しの井上が「めちゃくちゃ負けず嫌い」と言うように彼はライバルがいればいる程燃えてギアを上げ成長していくタイプだと思う。
ただ、本人も言っていたが
「森木と勝負したって、一軍で活躍できるわけじゃない」
確かにその通りだと思う。
もちろんいいライバルとして切磋琢磨し合えるのはいい事だし、負けたくないと言う気持ちが持てる関係で居るのはいい事だと思う。
だからこそ、彼にとってチームメイトの及川や村上、森木の存在は大きいだろう。
もちろん他球団の同級生佐々木や奥川、宮城、玉村、堀田の活躍も大いに彼をもっと大きくさせる鍵となることは間違いない。
この世代の逸材は多分今後後世に受け継がれるだけの逸材が揃っていると思う。
だからこそ比べられるべくして比べられることも分かってはいるつもりだ。
本人も「今年はやってやると言う気持ちで、」
とその言葉通りシーズンが始まると、去年とは全く違う大人なピッチングをしていた。
三振を量産出来る、変化球で空振りを取れる、
少ない球数で勝負が出来る、
まさに、本格派右腕そのものだった。
今年の彼を語る上で必要になってくるのは
3/29のvsソフトバンク戦
5回2安打無失点5四球5奪三振
まだまだ四球が多いが苦手意識のあるソフトバンクに2安打と好投
中継ぎが炎上した為に勝ちは付かなかったもののここまでいいピッチングをソフトバンク相手にしている所を見た事がなかった。
それは鳴尾浜軍をよく見ている人たちも同意見だったと思う。
まさにこの時やっとフォームがハマったんだと実感した。
そして、一軍に抜擢される試合の材料となった
4/22 vsオリックス戦
自己最長の9回を投げきり、
9回を6安打1失点2四球6奪三振 106球で試合を終えている。
今までから考えると106球でよくても6回7回ぐらいまでだった。
結果だけ見ればめちゃくちゃテンポのいい投球をしていて目を疑った。
ストレートの球速が150km/h以上を超える球を連発
変化球で空振りを取れるピッチングをしており、
これは私がずっと見たかった投球スタイルになっていた。
恐らくずっと目指していた投球が出来た試合だったと思う。
ちなみにこの試合、こんなに好投をしているが負け投手である。(苦笑い)
チーム状況もあり谷間が出来、一軍に呼ばれた。
これは彼が自分で掴んだ一軍への切符と言えるだろう。
雨で先発予定が伸びたが恐らくそれはそれで良かったと思う。
完投したその後中5日で投げるよりは間隔が開き、リセットする時間ができた。
5/1 vs巨人戦
今まではホームの甲子園での登板だったし、何より伝統の一戦、東京ドームでの巨人戦は勝手にワクワクしていた。
正直東京ドームでいい投球が出来るのであればこの先不安な要素はないなと勝手に思うほどだった。
切れ目のない巨人打線と互角に戦う事が出来るとは正直思っていなかった。
少ない球数でカウントを有利にして打ち取る、
変化球で空振りを取る。
下でやっていた投球を4万人を超える観衆の中堂々と披露する20歳はやはりBIG4と呼ばれるだけのものを持っていると改めて実感した。
恐らくあの巨人打線をHQSを達成すると予想していた人はいないだろう。
居たら教えてほしいぐらいだ。
信じてはいたが、良くても6回2失点ぐらいのQSが達成出来ればいいぐらいにしか思っていなかった。
結果甘く入ったストレートでプロ初被弾を浴びたが、7回を投げきり3安打1失点1四球8奪三振でマウンドを降りた。
彼の頑張りに野手の先輩方も勝たせてあげたいと打線でしっかり援護をしてくれた。
自身もプロ通算3打席目にして内野安打を記録。
恐らく今後の打席では高校通算25HRの記録を持つ彼は自分のことを自分で援護することもあるだろう。そこには大きく期待したい。
マウンドで、ベンチで、笑顔で野球をするその姿は純粋に野球が大好きなんだと伝わったし、まだまだ野球少年だと感じさせられた。
今考えれば、2年目のシーズンは被弾を浴びる回数はリーグトップだったし、
2軍監督 カツオに「無駄な1球、1点」とよく怒られていた。
気付けば去年の後半から今にかけて、本当に被弾が無くなった。
また四球も同様に多かったがそれも圧倒的に少なくなった。
それもこれもフォームがしっかりハマったと言える大きな証拠だと思う。
きっと今までは体の使い方を上手く使えてなかっただけなのかとも思う。
体の使い方が分かればそれだけで恐らくもっともっと期待の出来るピッチングに変わるだろう。
プロ初勝利を挙げたヒーローインタビューで
「圧倒的なピッチングをする」
そう大勢の前で誓ったあの日から約1年。
圧倒的なピッチングでチームの6連勝に大きく貢献、
9年ぶりの東京ドームでの3連勝にも大きく貢献した。
あの宣言からわずか1年で圧倒的なピッチングを完成させるまでの成長をしている。
ここまで幾つかの試合を挙げたが私の中で全て印象に残ってる試合だ。
そして好投してる試合の背景にはマウンドで立つ姿にはいつも笑顔があった。
意識的なものかもしれないが、本当に試合を楽しんでいるのだと思う。
5/2の記者の記事でお母さんとの会話が載っており、そこに書かれていた事は納得出来るものがあった。
「審判に怒っているの、すぐ分かるから。その時は勝率0割だよ、笑顔で投げた方がいいよ」
私が見てきた試合だけでもこの言葉は大いに納得ができた。
もちろん笑顔で投げてるから勝てると言う訳ではないが、今挙げた幾つかの試合は確かに彼の野球を楽しんでいる姿が、笑顔が見える瞬間があった。
今回の登板では本当に野球を楽しんでいたし、笑顔で投げてる姿が印象深い。
どんなにピンチな状況でも彼らしい強気のピッチングが出来たんだと思う。
恐らくあの試合を見ていた人全員彼の魅力に引きづり込まれたと思う。
だからこそ、彼の良さは今後も続けて欲しいと思うし、失ってほしくない。
こんなにワクワクした試合を
お金払ってみる価値があると思わせてくれる試合を
今後も沢山作ってくれると私は信じている。
コロナで出遅れた3年目の今シーズンは
同級生の活躍に負けずと奮闘し、
彼の努力と頑張りで掴み取った一軍ローテーションへの切符を今後の活躍でしっかり物にしてくれるだろう。
同級生たちの活躍に劣らないだけのポテンシャルは持っているので今後互角に戦えるだろうし、今後の対戦に大いに期待したい。
持ち前の明るさと投球スタイルでここからもっともっと躍進するだろう。
その躍進劇を私はこの目で追い続けたい。
(了)