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新しいマイクがやってきた_2022.04.20
2022年4月20日。
今日は朝から気分が良い。空の色はいつもに増して青いし、少し風は肌寒いが、そこには春の暖かさが感じられる。路肩には雪山の名残がかろうじて残っており、学校に向かう小学生たちは、その少ない雪を固めていまだに雪合戦をしている。やめておけ。この時期の雪は相当汚いぞ。絶対に食べるなよ。
まあ、正直なところ天気などどうでも良い。気分が良いのは、春が着実に近づいているからではない。今日はそれ以上に大切な『記念すべき日』なんだ。
そう。今日の夜、新しいマイクが僕の手元に届くのである。
夜の20:00。家に帰るとすでに僕の机の上にいた。
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その箱には『amazon』の文字。見慣れているはずのマークなのに、今日のは少し誇らしげに見える。aからzに伸びる笑顔も、幾千もの戦いを乗り越えた末に獲得した安堵の表情に見えた。長旅お疲れ様。ありがとう、僕のマイクをここまで守り抜いてくれて….。
帰ってきたばかりで、服もまだ着替えていない。夜ご飯を食べてからにしようかな。おいおい、相棒を目の前にして”理性”を働かせようと言うのか?冗談じゃない。これと対面するために今日という日を生き抜いたのだ。
息を整えながら段ボールの封を開ける。心拍が上昇していく。
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