tick, tick...BOOM! メモ
プレショー終わり、爆発音の前に客席を見渡す。
全編を通してジョンがストーリーテラーになっているので、常に1人1人に話しかけるように喋る。
曲を作りたい、残り少ない20代を楽しみたい。忘れたいんだ、あの音を。
30/90
巻き戻せ、人生を
この夢が終わる前に。
「貧乏暮らしをしてきた。してきた🤨」
マイケルって俳優だったのに突然大企業の重役になれるものなんだろうか?
30代はニューアーク空港みたいなもんだ。
さあ滑走路駆け抜けろ、ガス欠になる前に走れ。
スーザンからの電話で鍵を下に落とす。
2年も付き合ってて彼女は最高だ!って言えるのすごい。
Green Green Dress
ジョンのアパート
マンハッタンの端なので、ハドソン川が綺麗に見える。
「監獄船のライトが彼女の目の中で揺れている」の時スーザンの目がきらきらしててかわいい。
靴を片足ずつ脱がすの個人的に刺さる。
朝チュン「撃ち殺したい」で上手前方にいると視線で本当に撃ち殺されそう。
Johnny Can't Decide
ちょっと説明っぽい歌詞だけどそれぞれの今の本音が分かる。
曲を作りたい、死ぬまでずっとそうしていたいだけなんだ。
今思えばこの時点でシンプルな結論は出てた。
Sunday
ムーンダンス・ダイナー
(10年以上前に閉店してるみたいで今は新しいビルになってる)
ここの前の薮くん忙しすぎて見ちゃう。
梅リチャが何往復か会話してる間にTシャツとエプロン着て水飲んで冷蔵庫からケーキスタンド出してる。
ビブラート凄い。愚か者〜〜〜〜〜
客2人は小声で何注文するか話してる。
左足使ってないからマイケルのBMWってオートマ?
駐車場係がキーを投げられる前に手をハーッてしてるのかわいい。
窓からは59番街の橋が見える。
ビクトリータワーってなんか成金すぎる名前w
No More
ここ大好き、もちろん役なんだけどアイドルであることのポテンシャルを生かしていて。
パンフレット読む限りダンス部分を結構足してくれたんだろうなという感じがする。
2人とも軽々やっているように見えるけど、何度も階段を登り降りしてるからすごい体力使いそう。
かわいいポイント
「ハロー僕のウォーキングクローゼット、いくらでも入る〜、ハァ😌」
「これ寝ているあいだに爆発するかも~!」
寝てる仲間よけて歩く~時のジョンの顔
仲良くノールック階段降り
映画版・サントラの歌詞ではwealthy girl's legs(健康的な女の子の脚)だけど、なぜ貴婦人の太ももにしたのか気になる!
マイケルのスマートなダンスとそれを真似るジョンが可愛い、それぞれ個性があって。
どこまで演技か分からないけどちょっと本人っぽいところ出てて楽しい。
「ちょっと、複雑なんだ。俺たちさ……」
ここで電話が来てマイケルの話が途切れるけど、たぶんデイビッド(パートナー)と上手くいっていないor別れたことを言おうとしている。
(映画版では別れちゃったと言ってる)
ローザの悪口言いまくってからの熱い手のひら返し。
ジョンってまだ大ヒット作がないだけで、エージェントが付いていたりソンドハイムから褒めて貰ったりしているという事は、ミュージカル界ではかなり期待された存在なんだろうな。
電話1か月無視したりするけど「興味深い関係者たち」を集められるローザもきっと有能。
多少の雨は我慢しろよ、虹が見たいならね。
Therapy
スーザンはイーストサイドの端の違法な又貸し物件に住んでる、ということは最初からマンハッタンに長くいるつもりがなかったのかも……?
「はぁ?ケープコッドのこと、今😧?」
「死んじまえって言い合っちゃってその後指輪を渡す」って今までどんな喧嘩してるの?w
タイムズスクエア
キャンディの包み紙をガシャガシャガシャガシャ、
「あれ、やんなっちゃうよね」で客席に話しかける。
東京ではだいたい同じ席番の人に向かって言ってた。
す、す、スティーブン、ソンドハイムに!!
3年前まで生きてた人なのに古代の壁画みたいな絵で出てくる。
後ろの電飾が有名なブロードウェイのタイトルから、一気にソンドハイム作品に変わるのが素敵。
この時の音楽(ギター)おしゃれで好き。
こうやって憧れと軽蔑が激しくせめぎ合う俺の心、健康的だろ。
マイケルのオフィス
「ウエストコーストに先方と話が必要であると伝えてくれ」
「申し訳ありません、ただいま会議中ですのでお繋ぎできません」
「あの〜、FAXが壊れてるっぽいんすけど(壊れそうなんですけど)」
ミュ〜ジカル、を書いてるんですって!
アンドリュー・ロイドウェバー、みたいに〜!
ここでバンドメンバーが参加してるの面白い。
「彼女いいなあ」がとても好きw
ジョンがいらついた時?に出る「チックチックチック🤨」
ぽっちゃり、ばいばい。
Real Life
家庭を持てないマイケルの苦悩。
舞台では説明がないけど、映画ではジョンが「去年だけで友達3人の葬式に行った」と言ってて
HIVの蔓延が本当にひどかったことが分かる。
病気自体もだけど同時に同性愛者への差別もあったので、この時代のマイケルがどれだけ生きづらかったか。
後半の公演は原曲(映画版)っぽいアレンジ。
18:00のフライトなのに空港のパタパタが13:43とかだったので、マイケルめっちゃ早く着いてる。
ニューアーク空港は渋滞が酷いから?
Sugar
トゥインキーズ隠したいジョンがリチャ店員の手を3回ぐらい払う。
「私これ大好きなの!」カレッサがコートを脱いでアメリカンダイナー風のワンピースになるところ大好き。
アイドル梅ちゃんを感じる。
なぜか客降りの記憶があまりない(バカ)
薮くんは1人で楽しそうにしてるし、梅ちゃんは激かわいいし、りちゃは目がでかい。
See Her Smile
「試演会の結果が、すべてにならなかったらいいなって思う。失望してほしくない。あなたのせいじゃない。」
スーザンは芯があるけど基本的には相手想い。
他ファンが的外れな事を言っていたら申し訳ないけど、個人的にはこの曲に薮くんの歌声の良さが一番出ていると思ってる。
優しい声で、つぶやくような歌い方で。
長調なのにちゃんと悲しさが伝わる。
「このあ~↑めが止むまで」←大好き
試演会
後ろで椅子を動かしながらジョンの心情を表現する演出で、緊迫感が伝わってくる。
「空中でとけて消えた!」の時にすごい綺麗にターンしてて、ちょっと事務所感じた。
前3列ぐらいにライトが当たるので試演会のお客さんみたいになる。
Come To Your Senses
この歌はいつも泣いてしまう、特に後半は梅ちゃんの声の圧が素晴らしくてぞくぞくする。
1番はカレッサ、2番はスーザンとして。
1人が複数の役をやる意味がある。
ローザが厳しいけど良いこと言ってる。
私今あなたの心臓を掴み出して熟した果物みたいに食べちゃったけど、
砕けた夢のかけらは自分で片付けてね。
マイケルが言う「恐怖を自分でコントロールして前に進む」と同意義だと思う。
だからここのローザ役はリチャなのか?
前半であんなにマイケルのアパートとBMWにはしゃいでたのに、根に持ってたの?って思うとちょっとおもしろい。
1週間前ということは、マイケルは自分がHIVであることを物語冒頭の時点で知ってた?
Why
太陽が1月の雲を染めて、セントラルパークの向こうに沈んでいく。
53丁目と5番街の角からセントラルパークへ。
ここのサウンド、映像とジョンの喋り方で、1月のニューヨークの冷たい空気を感じる。
スケートリンク、回転木馬、シェイクスピアの銅像、芝生の広場、噴水、滝、ベルヴェデーレ城、野外劇場
実際の位置関係を調べるとすごい距離(4km近くあるはず)で、どれだけ夢中で走っていたかが分かる。
右手で弾いてるところほとんど黒鍵だった。
9歳と16歳の歌を歌うところ、公演が増していくごとにモノマネっぽくなってて良かった。
「ショーが終わり外に出ると、太陽が野原を黄色に染めて」
「へとへとで外に出ると、月明かり行く道を照らして」
「ああ、なんて幸せなんだろう」と思った瞬間の景色が作品ロゴの黄色になっている。(たぶん)
大丈夫、気にすんな 抵抗はあきらめろ
だけど1人じゃない 仲間がいる
土曜日の夜
1990年2月3日が土曜日なので、ジョンの誕生日前日。
スーザンが大量の五線紙をプレゼントするのは応援している気持ちだろうけど、同時に別れの要素もある気がして悲しい。
Louder Than Words
「なぜ孤独より地獄を選ぶの」孤独の反対は地獄。
後半の歌詞は結構規模が大きくなる。
「僕たちが国を変えなきゃ」
「なぜ裏切るリーダーに従う」
劇中で今のアメリカの空気を大統領に例えるジョンらしい表現。
スーザンがハッピーバースデー歌ってるの良い。
最後の音ハメがたまらなくて、ロックミュージカルだという事を思い出させてくれる。
いろんな曲にところどころ他の曲のメロディーが入ってくるというのがすごく好きだった。
あとカーテンコール時のギターがめっちゃくちゃかっこよくて痺れた。
最後、画面のジョンにお辞儀。
ジョンはお客さんが入ったRENTを見ることもできず亡くなってしまった。
マイケルのモデルになった方は少なくとも2021年時点では存命で、スーザンは今でもダンサーをやっている。
これは亡くなった後に言われた事だからジョンは知るよしもないけど、生きている間に憧れの人からの言葉をどれだけ受け取れただろう。
ミュージカルって突然歌ったり踊ったりし出すのが苦手な人も多いと思うけど
そもそも作曲家だから劇中で歌うのは当たり前だし、すごく自然に口ずさんでいるような場面が多かった。
狭い舞台の中に階段やいろんな家具があって、限られたものをうまく活用してた。
基本はアパートの配置だけど、ピアノを閉じて机として使ったり、壁にプロジェクションマッピング当てたり。
演者が自分でセットを動かしながら歌うとか、たぶんこの規模の舞台では普通やらない事。
そのおかげで大きな場面転換・暗転があまりなくて、流れるように時が進んでいく。
クリエの前方壁側の上に小さいモニターがあって、2階のバンドの様子が映っていた。
常設なのか分からないけどステージから見えるようになってる。
薮くん
ちょうど2時間1回も捌けないので、舞台上で常にONの状態。
舞台俳優のイメージにある、とてもはきはきと喋る感じ(語彙力が乏しい)とはたぶん違うタイプの人で
逆にそれがこの作品の演出に合っていると思った。
実際近くで見ると意外とお顔の彫りが深い。
私にはもうジョンにしか見えなくなった。
予定ではピアノ弾かなくても良かったのに挑戦した事が凄いし、途中で左利きなの知って転げた。
梅ちゃん
複数公演見てきて、3人の中で一番調子の波がなくて安定感がすごいと思った。
さすが場数を踏んでいる人。
聴いていて本当に心地が良くて、伸びのある声。
どの役もキュートで可愛すぎた!
Sugarの時のばさばさまつげどうしてるんだろうと思ったら、マグネットタイプのつけまをしてるって教えてくれた。
だから初日にステージに落ちてたのねw
りちゃ
生で演技を見るのが初めてだったから初日に少しだけ不安に思っていたけど、もう今はいろんな人にアピールして回りたいくらい。
出てきた瞬間からもうアメリカンな身のこなし。
普段のダンスを見てても思うけど、独特の「こなれ感」みたいなの何なんだろう。
これは本当に誰にでも出せる訳じゃない。
ドラマとかだと合う役が限られてくる人だと思うけど、ああなんだミュージカルに適役があったじゃんって笑えるぐらい納得してしまった。
今はまだ表情も言い方もすぐ思い出せるけど、きっとだんだん忘れていってしまうのが悔しい。
それくらい大好きな作品に出会わせてくれて本当に感謝。
自分ももう少し人生に焦ったほうがいい。