人間関係のマトリックス
皆さんは人間関係のマトリックスという言葉をご存じですか?
人間はものごころついたころから、互いの関係性の中で上の図の4つのポジションのどこかに立ち、2つしかないパターンのどちらかを繰り返しているという考えかたです。
このマトリックスに従い人は踊らされているようなのですが、どうせなら自由に踊りたいですよね笑
というわけで、このマトリックスについて調べてみました。
A ポジティブ自立
こういうタイプの方がポジティブ自立のかたです。元気を適度に与えられるときはいいのですが、行き過ぎると熱苦しい人の気持ちを考えられない人になってしまいます。
自分に全能感が芽生えだしたら気をつけて!
お酒の飲み過ぎたときと一緒ですね。
B ネガティブ自立
私は昔このモードに入ってました笑
計画やルールを的確に整備できているときは良いのですが、これまた行きすぎると威圧的になってしまいます。
ガクトは目指さず程よくいきましょう!
C ポジティブ依存
学生さんの時に社会人との飲み会でこのポジションをとった覚えがあるかたもいるのではないでしょうか?
周りをリラックスさせられる癒し系ですがこれにハマると何も考えてない人になり嫌がられてしまいます。
ホラー映画で最初にお亡くなりになってしまいますね。
D ネガティブ依存
感受性が鋭く相手に共感を示せるタイプです。
ただそれ故にダークサイドにもっていかれることもしばしば。自分のスタンスを守りましょう。
ATフィールド展開!!
それぞれの関係性
人間関係では知らず知らずのうちにAからDの中で一つポジションをとり、その関係には2パターンしかないようです。主に①AとD、②BとCのどちらかにわかれます。それは、いったいどういう関係性なのでしょうか?
夫婦関係や友達関係にたとえてみましょう。
① AとD
とても明るくて社交的な旦那さんと控えめでおしとやかな奥さんというステレオタイプの組み合わせは、意外とよく目にしませんか?
学生生活でもみんながリーダーというわけではなく、必ずリーダー格の人の横にはその人よりもおとなしいタイプのかたもいたのではないですか?
② BとC
もう1パターンはどんな例があるでしょうか?
ガミガミと小言が多い奥さんとのほほんとした旦那さん、学校でお調子者を注意する学級委員長などのたくさんの例がありますね。
ここまで読んだ人たちの中に「そんなことない。」や「仲のいい同じタイプの人といる。」のような感想をいだいた人もいると思います。しかし、それはふかんで見たグループとしての雰囲気ではないですか?明るい4人の友達同士でも1対1のシーンにおいて必ず互いが対角線のポジションをとっているはずです!
そしてこの関係は、片方がその傾向が強すぎれば強すぎるほど相手も逆の傾向が強まってしまいます。それが人間関係のトラブルに発展することもありますよね?家庭内でのDVなどは①のパターンが行きすぎた結果ですし、職場でのパワハラも②のパターンが行きすぎた結果です。
ではどうしたらより良い人間関係を築き、人生を楽しく踊ることができるのでしょうか?
中心に近づこう
皆さんもすでにお気づきだと思いますが、この中心に近づければ互いの距離も縮まるということになりますよね。では、どうすれば中心に近づくことができるのでしょうか?
この関係性が対角にあることに注目しましょう。対角にある人の考えかたや態度などを理解し取り入れることで逆側に近づくこともできます。それができないから難しいという意見はもちろんあると思います。他人は自分じゃないですから。
でも、こう考えてみてください。この関係って自分自身の中にも存在していますよね!サボってしまう自分を責めて落ち込んでしまったり、失恋した自分を楽しいことをして励ましてみたりなどの経験は誰にでもあると思います。
自分に置き換えて考えてみると意外とできる気がしてきませんか?
かくいう私も4つのポジションをさまよって生きている迷子の子です。
さまよいながらもバランスをとりながら揺るがない芯を持ちたいものです。