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この本、どんな内容だったっけ?を少しでも減らすには


背景と目的

なぜこのテーマを選んだのか、それは、読書が趣味なのだが、読んでも読んでも、その本の内容を忘れてしまうからだ。
もしかしたら、潜在意識に読んだ内容が記憶されていて、自分の考えや行動に影響を与えているのかもしれないが、普段はこれどんな内容だったっけ?を繰り返す日々なのだ。
そこで、忘れないように、或いは忘れた時にさっと思い出せるように、何か解決法が無いかと考えていて、思いついた事を実践しているうちに習慣となった。
この習慣は、まだまだ改良の余地があると思うが、とても気に入っている。
もしかすると皆さんのお役に立つかもしれないので、このブログでお知らせしたい。

課題

読書の課題は、時間を3つに分けて、それぞれを考えるとわかり易い。
そう読む前と、読んでる最中と、読んだ後、それぞれに課題がある。

読む前

読む前の課題は、何が書いてあるのかが分からないことや、本当に面白い本なのかが予め分からないことだ。
でも、これが読む前に分かってしまったら、ネタバレだし読書の楽しみがなくなってしまうじゃないかと思う方も多いと思う。
それでも全くつまらない本に当たらないようにはしたいだろう。

読んでる最中

一気に読み終わればいいが、そんな時間はなかなか取れないだろう。
次を読むまでに間が開くと、そこまでの内容を忘れてしまうことが、読んでる最中の課題だ。
最初から読み直すのは億劫なので、読んでる最中に思い出すだろうとか思いながら続きを読み始めるが、「え、これ何だっけ?」となり、結局前に戻って読み直したりしていることが多い。

読んだ後

読んでる最中でもそうなのに、読んだ後、時間が経つと、この本って、そもそもどんな内容だったっけ?となり、これが一番の課題だ。
特に大事な気づきを与えてくれた気がする本なのに、内容を忘れてしまうのは手痛いし、一期一会を大事にしていないと思う。
読んだ本の気づきを覚えていて、考えや行動のもとにしたいのだ。

解決法

僕はメモアプリとしてNotionを使っているので、解決法はそれを前提に書いてみるけど、他のアプリでも大きな違いは無いと思う。

読んで気に入った箇所をマーキング

今や本もリアルとバーチャルがあるので分けて考えたいと思う。
リアルな本でも、書き込みを入れてもいいかなと思う本と、絶対汚したくない本がある。

書き込みを入れて良い本は簡単で、気に入った箇所をマーキングして、そのページの上隅の角を折っておくことにしている。

絶対汚したく無い本は、リアルなノートを活用する伝統的な方法だ。
僕の場合、絶対に汚したく無い本は高価な物理の本で、数式とその解説や証明が続き、ただ読むだけではとてもついていけず、ノートを用意して、理解したことを書き下したり、実際に数式の証明を行なったりしている。
気づきはこの営みの中で生まれてきてノートにメモしていく。

少し脱線するが、この気づきは、学校で習った法則が、数式を追っていくことで、自然に現れてきたりするときに起こり、とてもワクワクするのだが、なかなか分かってもらえない。

次にバーチャル本だが、例えばKindleだと、マーキングする機能がある。
マーキングした箇所のリストも表示できるので便利なのだが、マーキングした文章をコピペできる数には、著者等の権利者が取り決めた制限があり、たくさんマーキングしていると、全てのコピペは難しくなる。

気に入った事には種類があり、本当に残したいことは気づきだ

気に入った箇所をマーキングしていくと、1冊300ページ位の本で、大抵50箇所とかになってしまう。
たくさん気に入ることは、とても良いことだが、その内容を見ていくと、気に入り方にも種類があることが分かってくる。
それは、共感(あぁ、そうだよね〜)と気づき(え、そうなんだ!)だ。
共感は、著者の考えていることが、自分も以前から考えていたことだとわかることで起こる。
一方で、気づきは、自分の考えが及んでいないところで起こる。
そう、本当に残したいのは、気づきなのである!

マーキングした箇所をNotionページにメモ

メモの取り方にも種類があって、本を読み終わってから一括してメモを作るのと、本を読みながら並行してメモを取ることの2つだ。
リアル本にしても、バーチャル本にしても、最初は読後に一括してNotionページに書き写していた。
先ほど書いたように、気づきに限ったとしても、1冊の本でたくさんのマーキングがあり、その周辺の内容を思い出したり、再度読み直しながらNotionページに書き写すのは時間のかかる作業だ。
そこで、スマホでNotionアプリを立ち上げておいて、本を読みながらメモを取る事にした。
でも、そこにもちょっとしたハードルが待っていた。
気づきをメモに取るにしても、文章を引用するにしても、手入力が必要で、それが読書への集中を妨げてしまうことが多いのだ。
そこで、人前で声を出すのは少し気恥ずかしいが、スマホの音声入力と文字起こしを活用して、とにかくNotionページにメモを取る事にしている。
音声入力と言っても、その本の文章をそのまま読むことも多く、読書への集中を妨げることが少ない。
しかし、文字起こしの変換精度はまだまだなので、メモを取った文章が多少おかしいことがあるが、そのままにしていて、読書に少し疲れた時に、メモを修正することにしている。
意外とこれが、本の内容を定着させる効果があるのではと思っている。

NotionページをAI要約の活用と、それを見ながら講評

と言うわけで、Notionページに読んだ本の気づきが集約される。

ところで、Notionにはページの文章をAIで要約する機能がある。
気づきのページをAI要約してみると、とても分かりやすくまとめてくれる。ありがたいことに、2024/07/21時点で無料版でも20回のAI要約ができる。
2024/8/1訂正>月40回と書きましたが20回が限度でしたので訂正しました。

でも、これは僕の講評とは言えない。
なぜならば、気づきの「え、そうなんだ!」にも2つの種類があるからだ。

  • あ、気づいていなかったので、僕も取り入れよう

  • え、そう考えるのか、それは僕の考えとは違う

これは僕の価値観を表している。

でもAI要約は2種類の気づきを平等にまとめてしまう。
その要約を見ながら、僕は、僕の価値観を加えた講評ができる。

まとめ

さあ、最初にあげた課題は解決できたのだろうか?
この解決法だと、読中と読後の課題は解決できるが、読前は解決できない。
でも、気づきのページを基に、ネタバレしないように書評を書いて公開すれば、これからこの本を読む方(読前)に、その面白さをお知らせすることができかもしれない。

最後に、このブログのNotion AI要約をつけておく。
ニュアンスの違いが分かると思う。

読書内容を忘れないための方法を紹介。具体的には、気に入った箇所をマーキングし、Notionアプリにメモを取ること。気づきを中心にメモを集約し、AI要約機能を活用して内容を整理する。これにより、読中と読後の課題を解決し、読書の効果を最大化する方法を提案している。

このブログのNotion AI要約


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