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【Jナカノとベランダの交流日記】第2回「大喜利以外の趣味/音楽が好きな2人/最近の良かったもの」

挨拶・イントロダクション

それなりに読まれています

Jナカノ(以下J):Jナカノです。

ベランダ(以下ベ):ベランダです。

J:第2回目の交流日記です。この記事は、趣味、価値観、ポリシーなど、様々な面で近すぎない2人の会話を録音して、文字に起こしたものを読んでもらおうという趣旨のものです。これをきっかけに交流も深めていきたいと思っています。本日もどうぞよろしくお願いします。

ベ:よろしくお願いします。

J:えー、7月の終わりに、「今からこういうことをしていきますよ」っていう内容の第0回目をアップして、今これを録っているのが8月23日で、8月21日に第1回目をアップしたわけです。

ベ:そうですね、はい。

J:大喜利の話とか、モナリザのTシャツがどうのとか、スマホのメモ帳何書いてる?とか、そういう話題の回をあげて…noteの何回読まれてるかみたいな数としては、フォロワー数を超えているので。

ベ:おお!

J:届いてるっちゃ届いてるはずなんですよ。

ベ:はー、へー。結構ナカノさんフォロワー数多いですよね。

J:誰かから何か言われたりしました?

ベ:誰かから?でもなんか、前に飲み会行った時に、ちょっとこの話になって「なんでやることになったの?」みたいな(笑)話とかをしたりとか。「Jナカノさんが、ラジオじゃないけど、インタビューでもないことやりたい」って言ってて、みたいな話はした気がします。

J:あー、なるほど。

ベ:大喜利の話とかをあげたのが一昨日なんで、一昨日の記事あがってから人と会ってないので、会ったらその話になるかもなって感じはします。

J:そうですね。

ベ:割と閲覧多いのは嬉しいですね。

J:ラジオだったら200回は再生されてるってことですもんね。

ベ:まあまあそんな気にせず…絶対にバズるものではないからなー。

J:内々のものだから。

ベ:めっちゃバズ狙います?

J:ハハハ!そんな…。

Jナカノの大喜利以外の趣味

読書が好きなナカノ

J:Radiotalkでやってた「本の話をするラジオ」が、ちょっと今休止状態なんですよ。

ベ:まあそれはしょうがないですよね。

J:でも、そういうラジオするくらい本が好きで。本について話すことも好きで。「なるべく新刊を読みたい」みたいな気持ちもあって。

ベ:どっち派ですか?電子書籍と紙で言うと。

J:えーと、大体紙で買ってるんですよ。でもマンガは電子書籍ですね。

ベ:あ、マンガも読まれるんですね!

J:マンガは、好きな作品が4つか5つある、みたいな感じ。

ベ:なるほど、新しいの探るっていうよりかは、その作品を追い続けているみたいな感じですかね。

J:そうですねー。

好きな本のジャンル

J:エッセイとかノンフィクションが多いかな。

ベ:あー、へえー!そっち系なんだ。

J:だから、有名な文学作品とか、あんまり詳しくないんですよ。

ベ:ああ。え、どういう系ですか?事件を元にしたルポルタージュみたいなやつなのか、それとも日常を綴ってる系みたいな、ノンフィクションでも色々あるじゃないですか。

J:どっちも読みますね。

ベ:そうなんだ、へえー。エッセイで言うと、コミックエッセイみたいなの流行った時期あるじゃないですか。それこそ「ダーリンは外国人」とか、益田ミリとか。

J:あー、益田ミリさんのエッセイで、47都道府県一人で旅してみたやつ…。

ベ:あー!ありましたね!

J:あれは昔読みました。

ベ:へえー。私は益田ミリさんは、お母さんがちょっと読んでて、私も読んでたみたいな。

全国大学ビブリオバトル2015

J:高野秀行さんって方がいらっしゃるんですけど、その人は、世界の僻地に旅して、結構無茶をやる、みたいな。

ベ:確かに著書見ると、タイに行きましたとかミャンマーの本とか…結構書いてる、凄いな。

J:その人の本が好きで、高野さんの本でビブリオバトル出たことあるんですよ。

ベ:あー、なんかありますよね、本の魅力紹介するみたいなやつですよね。

J:そうですね。自分の好きな一冊について、5分間でまとめて語るみたいな競技があるんですけど、それの大学生大会に出たんですよ、4年生の時に。

ベ:ほうほう、へえー。

J:学内予選があって、そこは高野さんの「世にも奇妙なマラソン大会」っていう本で挑んで。

ベ:フフッ、おもろ。

J:サハラ砂漠でマラソン大会があって、経験もないのに深夜の勢いでエントリーしてどうなったかみたいな。

ベ:うわー。ああでも、見る感じ表紙はかわいいな。

J:で、学内予選を勝ったんですよ。

ベ:おおすごい!へえー。

J:で、今度地区決戦っていうのがあるんですね。各大学の代表が集まるみたいな。そこで、宮田珠己さんっていうエッセイストの方の本を紹介して。高野さんとも繋がりのある、お互いに帯を書いたりしてるような人で。

ベ:その時紹介したのはなんて本なんですか?

J:「ときどき意味もなくずんずん歩く」っていう。

ベ:その方はどういう系の本を書かれるんですか?

J:2種類あって、日記っぽいやつと、旅行記系があって。あとその人結構趣味がアクティブで、シュノーケリングに行った話とか、あと温泉巡りの本もあったかな確か。

ベ:あー、日常ってよりかは、旅っていうか。

J:そうですね、旅行エッセイを書かれたりしてますね。

ベ:へえー。旅行系のエッセイあんまり見たことないかもな。

J:で「ときどき意味もなくずんずん歩く」は、日常系と旅行系の話がどっちも入ってるから、初心者にもおすすめですよみたいなことを話して、そこも突破するんですよ。

ベ:おお、凄い!

J:で、東京で行われる「首都決戦」っていうのに出るわけですよ。

ベ:決勝みたいな感じですか?

J:準決勝と決勝ですね。会場がよみうりホールがある建物で、各会議室で同時刻に準決勝をやって、勝った人達がホールで決勝、みたいな。

ベ:あーおもろ。へえー。

J:準決勝で負けちゃうんですけど、後から調べたら、全国参加者が914人いて、その中の30人に残ってたんですよ。

ベ:へえー。その時の本はまた別の本なんですか?

J:「日本全国津々うりゃうりゃ」っていう宮田さんの本ですね。

ベ:やっぱ全部物語じゃなくてノンフィクション系なんですね。

J:そうですね。

好きな文体

ベ:エッセイでも、重めの文体の人と、軽い人がいるじゃないですか。どっちが好きとかあるんすか?

J:んーなんか…些細なことを、広げて書いてくれてる人が好きですね。

ベ:なるほど。でもわかります、「大事件が」っていうよりかは、旅の中の些細な気付きを面白く広げてって方がおもろいというか。

J:その時話したのは、宮田さんの文章はちょっと変わってて、たとえばお寺に行くとするじゃないですか。「お寺の成り立ち」みたいな解説文が看板に書かれてるとするじゃないですか。そういうのを、「よくわかんなかったから読まなかった」って書いちゃうんですよ。

ベ:アハ!後から調べたりも出来るだろうに。

J:そもそも、読んでどうだったか知りたいのに。

ベ:アハハ!なるほどね。

J:「読まなかった」なんて書かなくて良いはずなのに、「そういうことを書くような人なんです」みたいなことを言った記憶があります。

ベ:結構正直というか…エッセイ書いてる人は読んでて欲しいって思っちゃうけどな。

海外ノンフィクション

J:あと海外の翻訳されてるノンフィクションとかも読みますね。

ベ:へえー。結構ジャンル狭いっていうとアレですけど、あんま聞いたことないなそういう系。

J:大型書店でも棚が小さいです。

ベ:それ海外の方のエッセイみたいな感じですか?

J:えーと、実例出して言いますけど、「ピカソになりきった男」っていう自伝があって、ギィ・リブっていう人の自伝なんですけど。

ベ:うんうん。

J:この人は、生涯贋作を描き続けてきた画家で。

ベ:はあー!なるほど。

J:で、それもピカソの有名な絵をマネするんじゃなくて、ピカソ風の絵を描いて…。

ベ:ああー、おもろ。「これピカソが実は描いたんだ」って言うってことですか?

J:そうです。それで売って、みたいな。本には「俺はこうやって贋作を描いてきた」みたいなことも書いてあって。

ベ:あ、でもちゃんと逮捕はされてるんだ。今Wikipedia見てるんですけど。

J:そうですね。逮捕される所から始まるんですよ話が。

ベ:うわおもろ!なるほどね。

J:あと、950万ドルの値段が付いた切手の話とか。「世界一高価な切手の物語」。

ベ:それも海外の話ですか?

J:海外です。雑な言い方をすると「凄い限定品」みたいな。限定品が何年後かに見つかって、オークションにかけるたびに価値が跳ね上がっていってみたいな話なんですよ。

ベ:へえー、おもろそう。確かに海外のとんでもニュースじゃないけど、たまにありますもんね。そういうのをちゃんと本でがっつり読むってのはおもろそうではあるな。勝手に私、ナカノさんって本好きなのは知ってたんですけど、ノンフィクションとかより物語とかそっち系好きなのかと思ってたから。意外っていうとアレですけど。

J:まあでもフィクションの小説も読みますけどねー。

ベ:まあまあ。けど好みというか、自分の中で食指が動くのはノンフィクション系なんですね。へえーおもろい。

J:実際にあった話って面白いんですよ。

ベ:まあそうっすよね(笑)海外の事件とか。いやでも旅のやつとか良いなー。ちょうど読むのに良さそう。

いつ頃から読書好きになった?

J:高校以前はお金も無かったので本は買えず…そんなにたくさん読んでなかったんですけど、大学入ってから結構読むようになって。どんどん本を選ぶのも上手くなってというか、自分の好きそうなものを選べるようになるっていう。

ベ:「選ぶうちに」とかありますよね。図書館とかで、表紙とか見て「あ、ちょっと好きそう」みたいなのが分かってくる感じがわかるなあ。

J:「本を読むために本を読む」ってよく言ってるんですけど。

ベ:アハハ!わー、いいっすねえ。めっちゃ良いと思いますそういうの。え、でもナカノさんって大学時代何のサークルだったんですか?本のサークル?

J:いや、映画のサークルです。

ベ:ああ。けどビブリオバトルも参加してたんですね。

J:そうですね。あれは大学側が予選やってたら誰でも出れるというか。

ベ:ああなるほど。参加資格的なのは別に無くって感じの

J:そうですね。

映画も好きなナカノ

J:(映画に)ハマったきっかけなんですけど、映画のサークルに入るわけですよ。ただそれは「映像作品を撮りたかった」っていう理由で入ったんですよ。

ベ:映画はそんなに興味なくて、作る方に興味があったみたいな?

J:そうです。で、「映画の名作とかよく知らないな」と思って。そっからTSUTAYAで名前を聞いたことある作品を借りまくって。

ベ:サークル入ったら、話を合わせる目的でも借りますよね。

J:よくわかんないなりに映画観て。

ベ:フフフ!

J:映画館にも行って。2016年に大学卒業して、そっからパタリと映画を観なくなるんですよ。たまに超話題作は観るみたいな。「シン・ゴジラ」とか「カメラを止めるな!」とか。

ベ:ああはいはい。好きで観てるっていうよりかは、話題になってるうちに観るかぐらいの。

J:で、コロナ渦入ってから、ふと「暇だし映画館行ってみようかな」って思って。まだ「席を一個空けて下さい」の時期ですよ。

ベ:ああ、人数制限みたいな時期ですよね。

J:そうです。その時に「あ、映画面白いな」ってなって、そっから映画館のサイトをブックマークして、スケジュールをチェックするようになって、感想を書くようになって、みたいな。

ベ:へえー。コロナきっかけなんすね。

J:コロナ入ってから、再燃したというか。

好きな映画のジャンル

J:割と「うわ!こういうこと本当にありそう!」みたいな、リアリティのあるやつが好きですね。

ベ:あー、はいはいはい。SFとかより、日常系みたいな。邦画と洋画どっち好きなんですか?あ、でも邦画寄り?なのかな話聞くと。

J:あー、どうすかね。あんまり考えたことないかもしれない。

ベ:あ、そうなんだ!へえー。

J:その質問めっちゃ迷う。

ベ:そうなんだ。さっき「リアリティ」みたいな話してたから、じゃあまあ邦画なのかなって勝手に思ったけど、別にそういうわけでもないんですね。

J:海外でも日常系というか、そういう映画あるから、どっちかって聞かれると難しいんですよね。

何を基準に観る映画を決めてる?

ベ:たとえば女優さんとか、監督さんとか、配給会社で選ぶ人もいるし。

J:えーとねえ…映画に関するポッドキャストとか、映画評論家の方がやられてるYouTubeでのおすすめを、参考にしながら観てますね。

ベ:「この人達が評価高いとか、観たって言ってるなら信用出来るな」って感じですかね。ある程度ちょっとは安心して観れるというか。けど、偏りすぎないというか。

好きな監督・作品

J:好きな監督…ウェス・アンダーソンっていう。

ベ:外国の方?

J:そうです。「フレンチ・ディスパッチ」っていう映画が、2022年とかに公開されて、それがめっちゃくちゃ面白くて、それでハマった感じはあるんですよね。

ベ:ふーん。へえー。

J:「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」っていう。

ベ:めっちゃ長い!(調べながら)あ、架空の雑誌…?

J:架空の雑誌というか、街ごと架空。「フレンチ・ディスパッチ」っていうのが「フランス通信」みたいな。フランスの架空の街の、架空の出版社で発行されてる架空の雑誌。で、編集長が亡くなるんですよ。

ベ:ああ、雑誌の。

J:編集長の遺言で「私が死んだら、雑誌は最後の号を出して廃刊にしてくれ」みたいな。その雑誌の特集が、そのまま映像になってるみたいな。

ベ:雑誌の特集をそのまま映画に?へえー。

J:雑誌の中で起きてることがストーリーになってますね。

ベ:ああ、なるほど。たとえば「○○料理のなんたらシェフ特集」のページがあったら、そのシェフの話になるみたいな?

J:そんな感じですね。突然アニメになったりしますよ。

ベ:わーおもろ!へえー気になるな。それもポッドキャストのおすすめとかで知ったって感じですか?

J:それは、映画館にデカデカと宣伝ポスターがあったんですよ。なんか面白そうだなと思って観たら、情報量が多すぎて、ついていけなくて。

ベ:アハハ!確かに、前提がわかんないとムズそうではあるな。

J:で、なんか気になるから、もう一回映画館に観に行ったんですよ。そしたら「めっちゃ面白い!」ってなって、Blu-rayも買って、みたいな。

ベ:なるほどなるほど。ちゃんと咀嚼できればめちゃくちゃ良かったみたいな感じなんですか。

J:そうですね。あとは、ジム・ジャームッシュ監督とか。ジム・ジャームッシュの「パターソン」って映画が好きで。

ベ:うんうんうん。あ、2016年だ。

J:ニュージャージー州のパターソンって街に住む、パターソンって名前のバスの運転手さんが主人公で。

ベ:へえー、おもろ。

J:パターソンは詩を書くのが趣味なんですよ。

ベ:ああ、運転手の仕事してて、詩は趣味で、みたいな。

J:その人の日常を追ってて、特に何の事件も無いんですけど、その何も起きなさが凄い良いんですよ。

ベ:ああ「丁寧な暮らし」じゃないけど、ほのぼのしてるって感じなんですか。

J:結婚してて、家での生活とか、夜に犬の散歩に出るとか。

ベ:でもなんか、そういうのが面白いというか、映画になるとテンション上がる感じは分かるな。そういうカットとかが良い映画は、かなり好感度上がる感じはするな。

J:まあ派手なやつも好きなんですけど、僕の気質なのか、観た後にあんまり残らないから。

ベ:うーん。

J:観てる最中は凄い楽しいんですよ、アクションとかSFは。でも、観終わった後に「あれ、どんな話だったっけ?」みたいな。

ベ:なんやかんや素朴な方が、観終わった後にフフッってなる感じが。

J:余韻というかね。

ポッドキャストの話に飛びます

J:音声配信とかも聴いたりしますけどね。

ベ:ポッドキャストって芸人さんのだけじゃなくて、それ以外の文化人系とかも聴いてる派ですか?文化人っていうとアレだけど。

J:そうですねー。「生活と映画」だったかな、映画評論家の方がやってる、作品について語るみたいなのも聴いたりとか。あと、芸人さん以外で言うと「こんプロラジオ」っていう。Base Ball Bearの小出さんと、ライターの南波一海さんの。

ベ:あー小出さん!

J:番組冒頭の挨拶そのまま言いますけど「積極的に会いはしないが、会ったら会ったで話し足りない小出祐介と南波一海が、雑談を繰り広げるポッドキャストのAM的良心を司る番組です」みたいな。

ベ:フフフ!わー聴こうかな。普通に小出さん好きなんで。小出さんめっちゃサブカル詳しいですよね!ホラーとかアイドルとか、漫画もそうだけど。結構そこらへん幅広く知ってるイメージではあるから。あとでちょっと聴こう。フフ!気になる。

J:あと主に聴いてるのは、「オールナイトニッポンPODCAST」の、銀シャリとアンガールズのやつ。

ベ:あーはいはい。CMでたまに流れてくるな。私はラジオ系は全部芸人ですね。カラタチとかマユリカとか、「街裏ぴんくの虚史平成」とか、あとぎょうぶ、Kento Fukaya、永田敬介などなど(笑)

ポッドキャストって芸人さん以外のものを聴いたことないというか、どんな番組があるかとかもよく分かってないんで。聴いてみよ、こんプロラジオ。

J:南波一海さんは、女性アイドルのインタビューとかされてる方ですね。

ベ:はーなるほどね。そこは確かに相性良さそうな感じするなあ。

J:でも聴かなくなっちゃったのが多いんですよね。

ベ:あーでもわかります。一回逃すと、とかありますよね。

J:うーん。まあ聴かなくなったやつの話はしないでおきましょうか。

ベ:ハハ。面白くないのかと思われたらね。違うからね。

J:あとねー「古賀・ブルボンの採用ラジオ」っていうのがあったんですよ。古賀及子さんっていう「デイリーポータルZ」の元編集・ライターで、今はエッセイストの方と、コラムニストのブルボン小林さん、長嶋有っていう名義で小説も書いてて、芥川賞も獲ったのかな確か。その二人が「日常のその先を味わう」っていうポッドキャスト。

ベ:ふーん、日常のその先。

J:これがねー凄い面白かったんですけどね…終わっちゃったんですよね。

ベ:あーそうなんですか。え、今でも聴けはする?

J:聴けはします。Spotifyとかで。

ベ:まあでも好きなラジオ終わっちゃうのありますよね。うちも「サスペンダーズの馬場歩き」とかは好きだったな。今の金魚番長の枠になっても聴いてますけど。どっちもおもろかったなって感じで。

サブスク?映画館?

ベ:映画ってサブスク派ですか映画館派ですか?

J:あー…映画館で観たいですね、なるべく。

ベ:気になる新しいのがあったら映画館行こうって感じですか。

J:そうですね。Netflix登録してるんですけど、あまり活用出来てないですね。

ベ:あー。登録してるって安心感で、結局観ないみたいなのめっちゃやっちゃうんだよなー。結局いつの間にか、気になってる作品がレンタルになってたりとか。私アマプラなんですけど。

J:あ、でも映画館で言うと、今年の3月に「広島県の映画館14箇所全部回ろう」って決めて。

ベ:わー、おもろ!

J:回ったんですよ。

ベ:え、行けたんすか?

J:行けました。4ヶ月かかりました。

ベ:あーでも凄い。

J:僕は、広島県の山口寄りに住んでるので…。

ベ:あ、結構じゃあ端っちゃ端って感じですよね。

J:端の方なんで、岡山寄りの福山市とか東広島市には縁がないわけですよ。余程の事が無いと。尾道とか。

ベ:電車とか、移動時間結構かかりますよね?

J:かかります。JRで移動したんですけど、結構時間かかりましたね。福山市に関しては一泊しましたからね。

ベ:ハハハ!すご!わあおもろ。へえー、めっちゃ良いっすね。何観たとか覚えてます?

J:覚えてるというか、noteに書いたんですよ

ベ:良いなー、そういう目的がある旅というか。それで小旅行するみたいなのはめちゃくちゃ良い。

ベランダの大喜利以外の趣味

お笑いにハマったきっかけ

ベ:私が小5くらいの時に、「爆笑レッドカーペット」「爆笑レッドシアター」全盛期で。「キングオブコント」もそれくらいの時期に始まったのかな。

J:2008年からですね。

ベ:そうそうそう。それでなんとなく、レッドカーペットレッドシアターが好きで、一回熱冷めて。それこそ読書好きになったりとか。中学時代はずっと本読んでて、高校時代はずっと音楽聴いてるっていう、趣味全振り女なんですけど(笑)

J:フフフ。

ベ:ちょうど受験の時期になって、バンドのライブ行くの好きだったんですけど、行けなくなっちゃって。「なんかないかなー」と思ってたら、たまたまキングオブコントで、ジグザグジギーが出てた年、ライス優勝した年がおもろくて。そっから「じわじわチャップリン」観て、「ラフターナイト」観てみたいな。「関東のお笑い面白いなー」になって、東京の大学進学してから、お笑いライブめっちゃ行くようになったって感じ。

関西のお笑いに夢中になっている理由

ベ:当時やってた仕事が、お客さん先に行かなきゃいけない仕事だったんで、北海道の取引先に行かないといけなくて。そこが本当に仕事しんどくて。20連勤の月80時間残業みたいな。

J:うわあ…。

ベ:そん時にちょうど東京で、「EOT」の7、8章とか、「哄演児杯」とか、大喜利の人たちがみんな大喜利してた時期あったじゃないですか。

J:2022年の3月、4月あたりですね。

ベ:そん時ずっと仕事してたんですよ。もうなんか「なんでうち北海道いるんだろう?」みたいになって、「東京のお笑い、摂取したくない!」になって、「関西のお笑いだったら観れる」ってなって(笑)

J:ハハハ。

ベ:関西はあきらめがつくと。関西でどんなに面白いことあっても「うちは行けないから」で納得できるわと思って。そこで「カベポスター面白いなー」みたいな感じになってたら、ytvの新人賞みたいなやつあるじゃないですか。仕事がホントにピークでしんどかった時に、カベポスターとダブルヒガシが最終決戦で戦ってるのを見て「すごい!漫画みたい!」みたいになって。

J:へえー。

ベ:ホントに賞レースとしておもろすぎるってなって。そのカベポスターとダブルヒガシが同期で。それでめっちゃハマったって感じです。だから今は私は大阪NSC36期を激推し。真輝志さんとか、丸亀じゃんごとか、あと誰だろう…全組言えるんだけど全組言うと多くなっちゃうから(笑)仕事も落ち着いたけど、今も追ってて。まあ今も普通に東京のお笑いも好きで、最近はガクヅケの単独も観に行ったりしてて。

少年ジャンプが好きなベランダと通ってこなかったナカノ

ベ:めっちゃ今読んでるかって言ったらそうでもないんですけど、普通に「チェンソーマン」とか「呪術廻戦」とか、「ワールドトリガー」…ベタなのはちゃんと読んでるな。小学生ぐらいから中学生ぐらいまでは、毎週ジャンプ買って読むぐらいには好きだったんで。漫画は割と読むな。

J:僕はジャンプでいうと、全然通ってこなかったんですよ。少年漫画的なのを。それが結構コンプレックスでもあったりして。

ベ:なるほどなるほど。

J:で、大人になった今、(少年漫画に)ハマれないわけですよ。

ベ:あー、確かに読み始めるタイミングむずい感じはしますね。

ナカノが唯一好きなジャンプ作品

J:で、中学生くらいの時に、ジャンプのキャラ同士がクロスオーバーして戦うゲームが出たんですよ、DSで。

ベ:あー!ありましたね、「ジャンプアルティメットスターズ」っすよね。なんかコマ割りでキャラの強さ分かるみたいなやつですよね。

J:そうです。それで、当時連載開始直後だった「ネウロ」。「魔人探偵脳噛ネウロ」。ゲーム内で登場作品のあらすじ全部読めるんですよ。ネウロのあらすじ読んで「面白そうだな」と思って、単行本買って…。

ベ:ネウロは確かにおもろいっすよね。ネウロはやっぱ、みんな言うけど後半の方が凄すぎるからな。ちゃんと弱くなってるっていう。なのに、悪役はちゃんと凶悪というか。松井優征さんはやっぱ人外というか、ああいうの描くの上手いなと思っちゃうな。それこそ最近ね、逃げの…。

J:「逃げ上手の若君」ね。

ベ:そうそうそう。確かうち「暗殺教室」も読んだし。あの毛色でジャンプでやり続けてるのが凄いと思う。多分私は、ジャンプ読み始めた時はネウロが途中で、最終話とかは本誌で読んだんですけど、それ以前は…レンタルコミックみたいなの一時期ありませんでした?TSUTAYAとかで。

J:まあ今でもありますけどね。

ベ:ああ、あります?レンタルコミックで最初から追って、みたいな感じで読んだ記憶あるな。最初の方って、ちょっとコミカル感もあったりしつつみたいな感じだったけど、後半がっつりバトルというか、結構シリアス展開で、そこのグラデーションの感じがかなり凄かった気がするな。

一時期ハマっていたもの

ベ:中学生くらいの時は、名言集みたいなのとか一時期めっちゃハマって。

J:ああー。

ベ:「短い言葉で、カッコいい言葉。すげー!」みたいな。大学生くらいになってから、その時読んでた本を取り寄せて読んだりとかはしたな。別にめっちゃ有名ってわけじゃないんですけど。結構シリーズ化はしてて、「新聞のワンコーナーを本にしました」みたいなやつで、結構古い本だったんだけど、それは結構好きで。

映画もコロナ渦にまとめてバーッと色々観てたなあ。めっちゃベタですけど、是枝監督の「万引き家族」とか好きだったなあ。…ああ「誰も知らない」とかねえ。

J:あー、はいはいはい。

ベ:でも私結構邦画が好みかもしれないですね。邦画の画面が暗い感じというか、ちょっとジワッとしてる系というか。小説も湊かなえとか、ちょっとイヤミス系っぽいの好きだったりするんで。それが必ずしもって感じではないけど、ちょい暗めの方が好きかもな。そっちの方が「映画観てるー」って感じ(笑)

J:ああーなんか分かるなー。

ベ:コロナ渦にめっちゃ観たって記憶だけある。ホントに暇すぎて。それこそお笑いライブとかもやってなかったじゃないですか。だからお笑いもそんなに見れなくて。人生で映画をホントにそこまで観てなくて、そこで一気に観て「はいもう映画観てない人って思わせなーい」みたいな(笑)

J:ハハハ。

映画で思い出した話

J:キネマ旬報社っていう会社がやってる「映画検定」って言うのがあって。それはちゃんとした資格ではないんですけど、映画のクイズ的なやつ。

ベ:うんうん、わかります。そういうのありますよね。

J:大学時代大阪に受験しに行って、4級持ってます。

ベ:へえー。そんな”受験”みたいな感じなんすね。ネットでパパッと受けられるもんかと勝手に思ってた。

J:ちゃんと会議室みたいな所で。

ベ:漢検みたいなノリというか。おもろ。え、でもどういう系の問題?「この監督の作品は?」みたいな感じっすか?

J:まあ4級は大体そんな感じです。

ベ:あ、級によって違うのか。へえ…。

J:4級はたとえば「主役とタイトルと原作者の組み合わせが間違っているものを選べ」とか。

ベ:うわー!原作者ねー!むずそー。あ、でもたまになんとなく観たやつの原作調べたら好きな作者だった、とかだと「おー」ってなったりするけど、ホントにあんまり見ないな。原作あるかどうかをまず調べないかも。

J:うーん、そうっすねー。

ベ:それこそコロナ渦に観た「彼女がその名を知らない鳥たち」っていう映画があって、蒼井優と阿部サダヲが出てる、カップルもの?でもちょっと怖めなんですけど。原作調べたら、沼田まほかるっていう結構ドロッとした作風の人で、それ知ってめっちゃ納得というか。「確かに、この男と女のぐにゅぐにゅした感じは分かるな―」みたいな。めっちゃ点と点が繋がった感じがあったな。

J:ふんふん。

ベ:本を一時期めっちゃ読んでた頃は、結構女性作家のやつを…湊かなえとか、綿矢りさとかも割と好きだった。

J:綿矢りさねー。

ベ:めっちゃベタですけど。そろそろ共通の趣味として、音楽の話しましょうよ。これを敢えて取っておいたと言っても過言では無いんだから。

音楽が好きな2人

ナカノが音楽を聴くようになるきっかけ

J:中学時代に、テレビとかがきっかけでお笑い好きになって。一般の人が作った、お笑いライブの映像を組み合わせた、お笑いのMADみたいなのがあって。

ベ:あーなんかありましたね。ニコニコ動画とかに昔あったりしたイメージが。

J:それに使われてた曲が凄い良いなってなって、調べたらPOLYSICSの曲だったっていう。

ベ:はあー!おもろ。ポリ!でも確かにポリ好きなイメージありますね。それこそ前も「『戦』で優勝した時にPOLYSICSのTシャツ着てた」みたいな。

J:そうです。「POLYSICSって人達なんだー」ってなって、YouTubeでライブ映像観て「うわ凄い人達だ!」って衝撃受けて。「今まで聴いてきた音楽と違う!」みたいな。

ベ:確かに違うよな-。でもわかるわかる、電子音というか、ゴリゴリの…耳に刺さる感じですもんね。

J:そっから色々、バンド系というか…色んな人達を知ってくわけですよ。

ベ:でもPOLYSICSって、ナカノさんの世代ってどうなんだ?ドンピシャ?ちょい上?どんぐらいなんだろう。

J:僕が知った当時が、4人から3人になって…キーボードのカヨさんって方が抜けて、活動休止してる時だったかな。ちょっと記憶曖昧なんですけど。

ベ:なるほど。

J:あんま世代で見たことないなPOLYSICSを。全盛期とかもないし。

ベ:確かになー、まあ代表曲とかは全然あるけど。本当に安定してずっと「ロッキンの3番目のステージにいる」みたいな(笑)「ずっとLAKEあたりいる」みたいなイメージはあるなあ。

J:ホントにそうです。

ベ:POLYSICSきっかけで、他のバンドも好きになってって感じですか?

J:そうですね。「そういう世界あるんだー」っていうのもあったし、後は芸人さんの出囃子とかで色々知ってくわけですよ。

ベ:はあー!なるほどね、おもろ!結構特殊というか、その時「芸人さんの動画カッコいい!」だけだったら、今ポリそんなにハマってなかったかもしんないしってことですもんね。

J:(好きなのは)POLYSICSとか、くるりとか。ライブで言うと、フジファブリックのライブも行ったし。

ベ:はあはあ。結構POLYSICSと同期って言うか、90年代後半から2000年代前半のバンドが軸っていう感じですかね。

J:そうですね。まあ色々、食わず嫌いせずなるべく聴いてはいるんですけど。

ベ:まあでも、アルバム単位で好きだけど、活動追っかけるほどでもないぐらいな人とかも全然いますもんね。

ベランダが音楽を聴くようになるきっかけ

ベ:中2ぐらいの時に、お兄ちゃんがウォークマン買ったとかでめっちゃ色んなCD借りてる時期あって。そん時にうちだけスピッツハマってみたいな。お兄ちゃんはミスチルハマってみたいな。

で、スピッツが新曲出しますってなった時に、J-WAVEの春のキャンペーンソングみたいなのに選ばれて、いろんな番組で、CMの間とかにスピッツの曲流れるってなったから、一日中J-WAVEを聴くようになって。

J:うーん。

ベ:ホントにその時に「スピッツ以外のバンドが、この世にいる!」みたいな(笑)

J:あーなるほど。

ベ:クリープハイプとかSHISHAMOとかその時期かな?あとパスピエとかが出始めた時期で。KANA-BOONとかもだ!それで聴いてて、単純に「バンドおもろー」ってなって。ラジオは聴き続けててみたいな。その時期多分スマホ買ってもらって、Twitterも始めたのかな?中学3年生くらいの時に。で、よくあるじゃないですか、ハッシュタグの「邦ロック好きと繋がりたい」みたいなやつ。

J:うんうん。

ベ:タグに参加はしなかったですけど、見てた時に、SAKANAMONってバンドが目に入って。

J:はいはい、知ってますよ。

ベ:あー知ってます?そのSAKANAMONが、地元のラジオ局主催のイベントで、地元のライブハウスでライブやりますみたいなのがあって、そこにSAKANAMONの他にも好きなバンド来るから「あ、行こう!」って思って行って。「ライブ行くの楽しい!」ってなって、そっからSAKANAMONきっかけで色々バンドを知って。そっから、TwitterでSAKANAMON好きなフォロワーと知り合って、この子たちから大量にインディーズのバンド教えられてみたいな。本当に下北系というか…。

J:あー、なるほど。

ベ:ここら辺の話は、誰とも話が合わないって言うとアレですけど(笑)今でも年に一回くらい当時のフォロワーとかと会うけど、「めっちゃ懐かしいよね!」の意味合いでそのバンドの名前出す、みたいな。

J:ハハハ。

ベ:「あの人達、今何やってんだろうねー」「あの人バンド解散しちゃったけどソロでやってるらしいよ」「あーマジで?サブスク聴こー」みたいな。

聴く音楽の広がり方

ベ:大学入ってから、学祭とかでバンドを招待する系のサークル入って。そこの人達から、高校時代聴いてこなかったジャンルの人達を教えてもらって…あとあれだ!お父さんがむっちゃ音楽好きなんですね。1985年くらいから、毎月音楽雑誌買ってて、全部あるんですよ家に。

J:あー、バックナンバー取ってるんだ。

ベ:そこに載ってるバンドとか、洋邦ジャンル問わず全部家にMDであったんですよ。そこで、くるりとかサニーデイ・サービスとか?ちょっと昔のバンド、NUMBER GIRLとかもかな。お父さんきっかけで、昔の音楽追うようになったりもしましたね。

J:うんうん。

ベ:でも、基本邦楽ですね私は。あんまり洋楽は能動的に聴かないな。え、ナカノさんも割と邦楽のバンドというか、そっち系ですよね。

J:そうですね…でもビートルズが好きだったりとか。

ベ:へえー。ちゃんとそこらへん聴いてるのすごいな。

音楽ライブ・フェスの思い出

ベ:うちは、高校時代死ぬほどライブ行ってたんですけど(笑)

J:自分も大学時代はめっちゃ行ってましたし、お金貯めて年一でフェス行ったりとか。

ベ:わー、はいはい。私も高校時代に「COUNTDOWN JAPAN」とか行ってましたよ。

J:えーと、初めて行ったフェスが「UKFC on the Road」っていう。

ベ:えー知らないかも。

J:「UK.PROJECT」っていうバンドの事務所…。

ベ:あーわかります。それは知ってる。

J:POLYSICS、テレフォンズ、[Alexandros]、BIGMAMA…。

ベ:「インディーズの中では大手」みたいなイメージだよなあ。

J:その事務所にゆかりのある人たちが、ライブハウスで3日間フェスやる、みたいな。

ベ:はあー。めっちゃ良いな。ありますよね、そういう事務所くくりでやるイベントとか。それが初めて?

J:初めてです。会場が「新木場STUDIO COAST」。

ベ:あー。スタジオコーストもう無いですよね。

J:あー無いんだ。

ベ:懐かしいな―。うちもスタジオコーストは、お父さんとZAZEN BOYS観に行ったりしたな。

ベランダがインディーズバンドにハマったきっかけ

ベ:「ETERNAL ROCK CITY」っていう、多分あんまり有名じゃないかもしれないんですけど。新宿の歌舞伎町のライブハウスを10か所貸し切って、(入場者は)色んなライブハウス出入りできるっていうイベントがあったんですけど。それが、主催者が当時22歳くらいの方とかで、2日間やるイベントだったんですけど、高校生2日間1000円だったんですよ。

J:ふんふん。

ベ:出るアーティストも、誰いたかなあ、group_inouとかいたかな?東京カランコロンとか。友達と一緒に行って、「こんな世界があるのか!?」みたいな(笑)

J:フフフ。

ベ:なんなら「ライブ運営する側やりたいな」っていうのがかなりぼんやり夢であって、大学時代に、大学にバンド呼ぶサークル入ったんで。初めて行った、ライブ以外で衝撃受けた的なのだと、それはかなりおっきい気がする。

(当時のタイムテーブルを見つける)ああ、あったあった。観たので言うと…Kidori Kidori観てるな。懐かしい。コンテンポラリーな生活っていう今はネクライトーキーの朝日さんが主体でやってたバンドも観てるし、ああ快速東京…懐かしい。好きだったな。めっちゃ短い曲をたくさん出すバンド。

ライブでのモッシュ・ダイブ

ベ:ナカノさんって(笑)ダイブってしたことあります?(笑)

J:いや、無いです無いです。

ベ:でもPOLYSICSってダイブしてもおかしくないっすよね。ポリって結構ダンスチューン的な感じの曲多いじゃないですか。だから、モッシュとかダイブとかいそうなんですけど。ナカノさん自身はやったことないって感じですか?

J:モッシュに巻き込まれるくらい。

ベ:ああ。別に自分からは、みたいな感じですよね。うちは好きなバンドがまずダイブしてる人とかいないしみたいな。フェスでモッシュに巻き込まれて「わあ今めっちゃフェス観てるなー」ってなるみたいなとかはあるんですけど。お兄ちゃんが最近フェス行ってきて「今日3回ダイブしたわー」みたいなこと言ってて「お兄ちゃーん(心配)」みたいな。「身内にダイブする人いるんだけど」みたいな。

J:ハハハハ。

ベ:で、「誰でダイブしたのー?」みたいになって「マイヘアとフォーリミだよ」みたいに言ってて。「お兄ちゃんって、うちの2個も年上なのにダイブするんだ」みたいな。「別に楽しそうなら良かった」みたいな感じで言ったんですけど、「ダイブっていつするんだ?」みたいな(笑)

J:フフフ。

ベ:ダイブ、メカニズム分かります?どうやったら人の上に乗れるかというか。

J:一回肩車してもらって、みたいな?

ベ:そうそうそう。近くの人の肩叩いて、「俺発射するんで、ちょっと支えてもらえますか」みたいなのを、1人か2人に声かけて、その人が「わかりました」って言って、その人の背中を蹴って登るというか。いやいやいや、出来ない出来ない出来ない(笑)その人に断られるリスクなどを考えると、出来ない出来ないってなって。

前で観る?後ろで観る?

J:どうだろなー、バンドにもよるけど、大体後ろで観てますね。

ベ:うんうんうん。私もなんか、高校時代は前で観る体力があったというか。年々…一番後ろだとさすがに観づらいから、真ん中のゾーンのちょっと後ろとかちょい前とか、そんなにガツガツ観なくても良いなってなり始めてるんですけど…ダイブかあ、凄いなあって。

J:今禁止されてる所も多いですからね。

ベ:だし、お兄ちゃんが家族で行ったフェスも、ダイブはそんなに推奨はされてない…フェスとかで何回かやると、ちゃんとしてるロッキンとかだとリストバンド切られた気がするんすよねえ。そのリスクもあるし。

ベランダが急に思い出した話

ベ:高2の時に行ったカウントダウンフェスで、友達とふざけて、THE ORAL CIGARETTESのファンじゃないけどめっちゃファンになりきって、ファンのノリを全部楽しもうみたいな。引くんじゃなくて。モッシュとかワーッとやろうよみたいなのを友達に提案されて、それ逆におもろいねみたいになって。二人で「めっちゃファンです!」みたいなノリ、ファンの文化に全力で付いていくって遊びしたんですけど、そしたらうち、普通にモッシュに巻き込まれて、ウォークマン失くして(爆笑)

J:ええ!?

ベ:めっちゃ最悪で。もう絶対モッシュしないって決めたその時。それでTwitterでカウントダウンジャパンのタグ付けて、「すみません、オーラルシガレッツのライブのモッシュに巻き込まれて、青色のウォークマン失くしました。心当たりある方DMください」みたいなのつぶやいて(泣)

J:ハハハ!

ベ:もう恥ずくて恥ずくて。友達全員にも笑われてみたいな。もうやばかったあの時。自分からそういうのしないようにしようって思ったな。別にその「激しい音楽が好き」って感情とかはかなり分かるんですけど、「ダイブしたい」までは…ダイブする人ってどういう感情なんだろうって気になって。

J:うーん、音楽の楽しみ方がちょっと違うんでしょうね。

ベ:ねー。絶対初めて怖いしな。楽しいのかなあ。でも何回もやるってことは楽しいんだろうな。ジェットコースターみたいな感じなんですかね。乗るまでは怖いけど乗ったら楽しいみたいな。それの、めっちゃ好きなアーティストが演奏してくれてるバージョンみたいな感じなのかなあ。

J:なるほどねー。

ナカノが他に行ったフェス

ベ:ナカノさん意外とフェスとか行くの以外だなあ。勝手に行ってないと思ってた。

J:フェスはねえ、3回行ったことがあって「UKFC on the Road」と、あと「氣志團万博」なんですよ。

ベ:おもろ!あれ結構ごちゃまぜ系なイメージあるというか。

J:そうですね、アイドルとか、レジェンドクラスのミュージシャンとかも出ますし。

ベ:誰出てたとか覚えてます?

J:2018年の、2日間のうちの1日目だけ行った時は、朝からTRF。

ベ:はっはあ、すごいな。

J:あとKEYTALK、JUN SKY WALKER(S)。

ベ:あー。本当になんか若手の勢いある所もいるし、レジェンドというか、そのあたりもいるって感じなんですね。

J:あとBiSHもいました。岡崎体育、04 Limited Sazabys…あとレキシ!

ベ:あー!はいはいレキシね。おもろ。

J:レキシで一個覚えてるのが、稲穂を模したグッズがあるんですよ。

ベ:ああなんかそういうの色々やってた気がするなレキシって。

J:稲穂をお客さんが振るんですけど、「他のアーティストの時に絶対振るなよ!」って言ってて。

ベ:フフッ!変だと思われちゃうから。

J:そうです。で、でっかいステージとちっちゃいステージがあって、ちっちゃいステージのトリのバンドのボーカルが曲の前に「レキシが振るなと言っていた稲穂だが、唯一振るのが許されるバンドがいるかもしれない!いくぞ!日本の米はー世界一!」って。

ベ:あ、打首?

J:打首獄門同好会。

ベ:なるほどね。いいっすね、ちゃんと前後の繋がりがあるというか。

J:あと、そこで活動休止を発表したマキシマム ザ ホルモンとか。

ベ:あーはいはいなるほどね。でも結構激しめの人達多いですね。

J:うーん、そうですね。

ベ:誰目当てで行った感じですか?それとも「全体的にメンツ良いなー」で行った感じですか?

J:あー、目当てで言うと、Dragon Ashかなあ。

ベ:はあー、へえー。

J:Dragon Ash生で観たくて。

ベ:確かにDragon Ashフェス割と出てますもんね。で、あともう一個のフェスは?

J:もう一個は、2014年の氣志團万博。

ベ:(爆笑しながら)3分の2氣志團万博なの、おもろいかもしれない!ロッキンとか行けば良いのに!

J:(タイムテーブルを見つける)あったこれだ。

ベ:それは誰出てました?

J:筋肉少女帯とか。

ベ:はーはいはい!

J:10-FEET、ゴールデンボンバー…黒夢。

ベ:ああ、ヴィジュアル系というか。

J:RIP SLYME。

ベ:あー、えー、良いなー。

J:これねー、大学時代ねー、3日間行ったんですよ。

ベ:あ、ちゃんと通しで行ったんですか?

J:通しで行きました。

ベ:すげー、体力…。今見てるけどめっちゃ良いっすね。えびちゅうもいてももクロもいて…和田アキ子観たんすか?

J:観ました観ました。

ベ:ハハハ、へーすご。

J:あと味噌汁'SっていうRADWIMPSが名前変えた…。

ベ:あーありましたね。

J:何でそっちでオファーしたんだっていうのもありますけど。

ベ:確かにな―、ラッドの曲出来ない。いやでも良いっすね。こういう系のイベント行ったことないな。アーティストが主催のフェスというか、有名どころで言うと「京都大作戦」とか、そっち系は行ったことないな。

昔に思いを馳せるベランダ

ベ:うちは高校生時代は、最低賃金より安いのに、栃木県で2番目に混むコンビニで働いてて。

J:ハハハ!

ベ:そこで汗水たらして1年で50万くらい貯めて、その50万全部色んなインディーズバンドに突っ込んで、今はそのバンド、ぜーんぶ解散して!(笑)

J:(苦笑)

ベ:まあでも良い思い出って感じですけどね。青春。逆にSAKANAMONとかはまだ活動続いてるんで、そういうバンドがまだいるっていうのがめちゃくちゃ嬉しいって感じで、今は細々音楽聴いて、たまにライブ行ってって感じですね。

J:うんうん。

ベ:それこそ北海道のフェスで、Lucky Kilimanjaro観て。Lucky Kilimanjaro10年前くらいに聴き始めて、ライブとかも普通に行ってて、下北沢とかのキャパ100人くらいの。それが普通にフェスでやってるのを観ると、別にめっちゃ追いかけてたわけじゃないけど、「成長したやん」って後方彼氏面みたいな感じで。「高校時代から聴いてましたけど」みたいな感じでいたなー。

最近面白かったもの

フェスに行ったらめっちゃ良かった

ベ:最近は「RISING SUN ROCK FESTIVAL」行って、めっちゃ良かった。フェスは自分から行く体力がもうないから、誘われないと行かないけど、行ったらめっちゃ良かったって感じですね。1日目だけだったんですけど、Vaundyとか有名どころを観たりもしたし、never young beachとかそっち系も観たり、奇妙礼太郎とか。奇妙礼太郎めっちゃ良かったっすねえ。なんかフェスのステージの空気とめっちゃ合ってて良かった。やっぱ人の金でフェスに行くと、元を取るという概念をあんまり考えなくて良いから(笑)

J:ハハハハ!

ナカノが最近読んだ小説

ベ:Jナカノさんなんか最近良かった本とか映画とかあります?

J:本で言うとねえ、絲山秋子さんっていう小説家の「御社のチャラ男」っていう2020年に出た小説があって、これが、色んな会社の色んな人の目線を通して、それぞれの思惑とか人間関係とかが見えてくるみたいな群像劇で。

ベ:あー、おもろそう。

J:で、この「チャラ男」っていうのが、若くないんですよ。軽いノリの中年男性みたいな感じなんですよ。

ベ:うーん、なんか想像つくなあ。わかるわかる。

J:そのチャラ男の生態というか、「こういう人間で」みたいなやつが、読んでいくうちに肉が付いてくるみたいな。

ベ:え、チャラ男視点の話もあるんですか?

J:ありますあります。

ベ:あ、あるんだー。へえー。

J:「こういう風に世界を見ていて」とか「僕はこういう人間で」とか。「なんで皆こういう行動を取らないんだろう」みたいな描写が絶妙で、ムカついたんですよねえ…。

ベ:チャラ男視点無かったら「桐島」とかそっち系なのかなというか。チャラ男の視点もちゃんとあるのが、かなりおもろいかもしれない。チャラ男はチャラ男なりの何かがあってってことですよね。おもろそう。

J:最近文庫にもなってたような気がします。

ベ:へえー。この人のは結構読んでるんですか?

J:えーと、「ばかもの」っていう文庫の小説を読んで、「そんな深くは刺さらなかったけど、なんか気になるな」程度だったんですけど、古本屋で「御社のチャラ男」を見つけて、「あ、絲山さんだ」と思って、買っちゃいましたね。

ベ:読んだことあるし、読んでみるかで読んだら、結構ヒットしたって感じなんですね。

J:そうですね。

第2回を終えて一言

Jナカノ:なんか自分ばっかり喋ってたかもしれない!でもベランダさんの36期愛とSAKANAMON愛は伝わりました。あと氣志團万博は良いフェスです。でも機会があったらもっと有名どころのフェスに行ってみます。

ベランダ:ナカノさんが本とか映画好きなのは知ってたけど好きなジャンルの話はかなり意外で面白かったし、自分もめっちゃ高校の時思い出せて愉快でした!ちなみに中学の時にTwitterで繋がった子と大学で同じサークル入ってライブの企画運営してた!これは流石にいいエピソードだと思う!!

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Jナカノ@大喜利ライター
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