【近況日報】2024年12月22日(日)「M-1グランプリ2024」

大型のブックオフに行ってきた。今は古すぎるものも新品も何でも売っていて驚いてしまう。やはり中古品が揃っているお店なので、ここでしか手に入らないものを買いたい。私がブックオフに行く時は「安く手に入れたい」という気持ちはほぼ無くて、やはり「ここにしか売っていないものを!」という気持ちで店内を闊歩している。お笑いのDVDのコーナーに行くと、たまにびっくりするような昔のレアな作品が置いてあったりして、手が伸びそうになる。手が完全に伸びないのは「令和の今だと観ても面白くなさそう」という勝手な思いがあるからである。

映画「ゴンドラ」を観てきた。2人の女性乗務員による、2台のゴンドラを使った、ちょっと変わったコミュニケーションをひたすら繰り返す「セリフなし映画」。ゴンドラが通っている山間部は自然が豊かで、それを見ているだけでも視覚情報が楽しい。後半になると、ゴンドラが動き出す音を聴くだけでワクワクする。自分がカフェを経営するとしたら、お店のモニターにずっと流しておきたい。

年末になってきた。それと同じ意味で、歳末という言葉があるが、年末と歳末ではだいぶ意味が違ってくるように感じる。年末は「デパート」で、歳末は「百貨店」みたいな感覚がある。歳末は、より「和」の感じが強調される気がする。なんとなく昔話っぽさが出る。そもそも、歳末は話し言葉で使わないから、特別感が出ているような気がする。

「M-1グランプリ2024」を観た。結果としては、他のコンビの個性も、テクニックも、巧さもアイデアも、すべて「とにかく面白い」という一点のみで叩きのめした令和ロマンの連覇で幕を閉じた。これには誰も何も言えない。ただ「面白かった」のだから。2本目のネタは突飛な設定と展開だったように見えるけど、一個一個のボケは誰でもわかるもので、そういう意味でも隙が無かった。一個誰も言っていないであろうことを言うと、3位になった真空ジェシカの川北さんのボケが、段々受け入れられている様を見ると、どうしても天竺鼠の川原さんを思い出してしまう。私の中で「クレイジー大喜利ボケ」の元祖といえば川原さんであり、天竺鼠の漫才やコントだから。川原さんの笑いの感性は、今も衰えていないのは知っているけど、相方に色々ありすぎて、コンビでの新ネタが観られない状況にあることに悲しくなってくる。とはいえ、令和ロマン優勝おめでとうございます。来年も楽しみです。

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Jナカノ@大喜利ライター
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