政府・自治体システムのクラウド化への展望とVMware Tanzu / マルチクラウドソリューション
VMwareでエンタープライズアーキテクトとして、中央省庁および地方自治体のお客様を担当している山﨑と申します。本記事では、2023年7月13日に開催予定のVMware Cloud Smart Dayのセッションの1つである「政府・自治体システムのクラウド化への展望とVMware Tanzu / マルチクラウドソリューション」についての事前レポートとなります。
Cloud Smart Dayの詳細については、以下よりご確認いただけます。
https://japan.zdnet.com/info/event/vmware/202307/
ご登録いただくことで、本記事でご紹介するセッションの他、その他8つのセッションをオンデマンドで閲覧いただけます。
改めて、本セッションタイトルは「政府・自治体システムのクラウド化への展望とVMware Tanzu / マルチクラウドソリューション」となります。その他ご興味あるセッションがもしあれば合わせてご登録の上、ご視聴いただけますと幸いです。
では、本題のセッションレポートに入ります。
タイトルおよびスピーカー
タイトル
政府・自治体システムのクラウド化への展望とVMware Tanzu / マルチクラウドソリューション
スピーカー
ヴイエムウェア株式会社 戦略ビジネス推進本部
リードエンタープライズアーキテクト
鈴木 章太郎
セッションの概要
目次
ガバメントクラウドへの移行とマルチクラウド、コンテナ、サーバレスの位置付け
VMwareが提供できるソリューション
VMware Tanzu Application Platform
Azure Spring Apps Enterprise
セッション対象者
ガバメントクラウド利用を検討している行政機関の職員様およびパートナー様
アプリケーションのモダナイズに興味をお持ちの方(特にJavaアプリケーション)
パブリッククラウドを活用したアプリケーション開発に興味をお持ちの方
セッション内容
全体像
地方自治体や中央省庁では、ガバメントクラウドや自治体20業務の標準化に代表されるように、クラウド利活用およびアプリケーションのモダナイズ(クラウドネイティブ化)が進められています。具体例として、デジタル庁が提供するガバメントクラウド活用支援サービス(GCAS)では、ガバメントクラウド上に導入するアプリケーションをサーバレスやコンテナで実装することを支援することが明言されており、これをリファレンスとして地方自治体に展開していく方針も示されています。
このように、行政機関においてもクラウド活用の目的(メリット)の1つである、アプリケーションのモダナイズに向けた活動が本格化していく中で、VMwareがどのようにこれらの領域に寄与できるのか、また、本イベントのテーマでもある「クラウドスマート」の考え方がどのようにアプリケーションのモダナイズに効果を発揮するのか、具体的なソリューションのご紹介に加えて、デモンストレーションも交えながら、ご紹介をさせていただきます。
アプリケーションモダナイズを支援するVMwareソリューション
本セッションでは、開発者のアプリケーションモダナイズを支援するソリューションとして、マルチクラウドにおいてKubernetesをベースとしたDevSecOpsプラットフォームを提供可能なVMware Tanzu Application Platformおよび、MicrosoftとVMwareが共同開発したAzure上で提供される開発プラットフォームであるMicrosoft Azure Spring Appsをご紹介します。各ソリューションの特徴や優位性などについては、セッションにて詳細をご説明させていただきます。
デモンストレーション
本セッションではご紹介したソリューションがどのように実際に動作し、メリットを提供するのか、具体的なデモンストレーションにてご紹介をさせていただきます。デモアプリケーションを各プラットフォーム上で動作させながら、コンテナをベースとしたアプリケーションデリバリのワークフローやライブアップデート、また、DevSecOpsに基づくセキュリティ機能の提供など、アプリケーションモダナイズを実現するためのアプリケーションプラットフォームの勘所について、ご紹介をしております。
まとめ
本セッションでは、公共市場におけるアプリケーションアーキテクチャの動向やその課題、そしてこれらの課題の解決にVMwareがどのように寄与できるかについて、具体的なソリューション紹介に加えて、デモンストレーションも交えながら皆様にご紹介をさせていただきます。
アプリケーションエンジニアの方だけでなく、実際に検討や企画をされる立場の方や、アプリケーションにはあまり馴染みのないインフラエンジニアの方でも十分に理解をいただける内容になっております。本セッションを通じて、クラウド活用の大きな目的である、アプリケーションのモダナイズとクラウドスマートの実現の一端をVMwareが担うことができればと考えております。