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【期間終了】 最高のチームに変わる「仕組み」のつくり方 行動科学的リーダーシップ 無料公開
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はじめに
「仕組み」で「行動」を変える
部下が喜んで仕事をする職場へ
●望ましい行動が測定、評価される
●具体的な行動を表した言葉が使われる
●無駄なことをやめる
●簡単なコミュニケーションで信頼関係ができている
これが、「仕組み」のある理想的な環境といえる。
こうした条件が整った結果、部下は自発的に、望ましい行動を繰り返す。
つまり「自ら喜んで仕事をする」ようになるのだ。
さらにその結果として、自身のベストなポテンシャルを引き出し、成果を出すようになる。
これこそが行動科学マネジメントの目指す理想の状態だ。
仕組みの導入は「部下を思い通りにコントロールする」「行動の一つひとつを管理する」と、解釈されがちだが、そんなことはない。
目的はあくまでも成果を出すことにあり、部下が喜んで自発的に仕事をしてこそ、成果は出るのだ。
部下を「自分の思い通りに動く人間」にしようとするようなこととは、真逆なのだ。
「目標管理シート」や「面談シート」にしても、部下との会話(ヒアリング)を通じて、相手の「ありたい姿」を明確にし、自発性を引き出すという目的がある。
相手(部下)にとっては、「考え方をあらためる」とか「性格を正す」といった「自分を変える」必要はない。変えるのは、「行動」のみだ。
このことは、もちろんすべての職種に当てはまる。
リーダー、マネジャーに任命されたからといって、わざわざ部下に好かれようとする必要もない。腹を割って話す必要も、「人格者」になる必要なんてまるでない。中身は今までの自分のままで、毎日の行動を変えるだけ。
マネジメントする相手へも、内面にアプローチする必要はない。「やる気を出させよう」と思案したり、「あいつは根性がない……」と嘆く必要もないのだ。
「仕組み」を導入することを、ネガティブに捉えることはない。相手の内面にアプローチしないということは、逆にいえば相手の内面を尊重しているということだろう。
「できない人」を「できる人」に変えるには、人間性や個性ではなく、あくまでも「行動を変えさせる」だけなのだ。
相手の内面にアプローチせずに、部下をどう変えるべきか?
部下にどうなってもらうことが望ましいのか?
それは「自発的に仕事をする人材」になってもらうことだ。
自発的に仕事をする人材を、専門的には「行動自発率の高い人材」という。
行動自発率が仕事の生産性アップと密接な関係であることは、行動科学の研究でも明らかにされている。
仕事を「やらされている、やらなければならない(have to)こと」と捉える人は、行動の立ち上がりも遅く、パフォーマンスも最低限の要求をかろうじてクリアする程度だ。
しかし、仕事を「やりたい(want to)からやっていること」と捉える人は、行動の立ち上がりも早く、自ずと生産性も高くなる。
「やりたいこと」であるから、自分でものを考え、自ら結果に結びつく行動を取る。実際に成果を出し続けて会社の業績をアップさせる。
本書で提唱する「最高のチーム」とは、チームメンバー全員が、自発的に結果に結びつく望ましい行動を繰り返すようになる組織のことである。いかに部下の行動を変え、チームとして結果を出していくべきか、行動科学を使った「仕組み」づくりのエッセンスについてお伝えしていこう。
石田 淳(いしだ・じゅん)
株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者・社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事・アメリカの行動分析学会ABAI会員・日本行動分析学会会員・日本ペンクラブ会員・日経BP主催『課長塾』講師。米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジし、「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行なう。趣味はトライアスロンとマラソン。2012年4月にはサハラ砂漠250kmマラソン、2013年11月に南極100kmマラソン&南極トライアスロン、2017年10月アタカマ砂漠マラソンに挑戦し、いずれも完走を果たす。
主な著書に『短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント』(ダイヤモンド社)、『行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術』(かんき出版)、『課長の技術 部下育成バイブル』(日経BP社)、『「生産性」をあげる技術』(宝島社)などがある。
【株式会社ウィルPMインターナショナル】https://www.will-pm.jp/
【石田淳オフィシャルホームページ】http://jun-ishida.com/
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【Twitter】@Ishida_Jun
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