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劇場で初めて観た大人の映画は何ですか?

私は、日本人の多くは初めて映画館で観た映画は、アニメか特撮ヒーロー物だと思っている。東映では古くから『東映まんがまつり』を定期的に公開し、東宝では『ドラえもん』が毎年春休みに公開されてきた。近年になると、『コナン』『ワンピース』…毎年必ず公開される作品がある。もちろん、これらの作品は、大人も映画館に足を運ぶが、子供の映画館デビューには最適なコンテンツだと思っている。

では、大人の映画とは?
子供よりは、どちらかと言えば大人が楽しみにしている映画として話を進めて行きたい。

私が初めて観た大人の映画は『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』だ。当時、私は小学1年生だった。今でもハッキリ憶えている。夏休み…母親の実家がある福島に帰省した時だ。前々から『スター・ウォーズ』を観たいと母親にうるさく言っていた私は、この帰省のタイミングで鑑賞する機会を得たのだ。だが、私の母親は『スター・ウォーズ』など興味がない。そこで母がとった作戦は、映画館に私を預け、その上映中の2時間で買物をする事にしたのだ。初めて観るアメリカの映画。知らない言葉を喋り、難しい漢字の入った字幕を読み、きっとストーリーのほとんどは理解できなかっただろう。それでも、ダース・ベイダーが父親だった事、主人公の手首が切り落とされた事は鮮明に憶えていた。


当時のポスター

 そして、ここから私の映画人生は始まって行くのだ。

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