日商簿記1級独学合格方法①1級の概要と取るべき戦略
日商簿記検定1級は難しい。著者も1年ぶりに167回の1級の問題を解いてみたが72点(自己採点)とギリギリだった。165回と比較するとやや難化されていたようだが、それでも客観的に見ればやはり難易度の高い試験と言える。
独学で合格を目指す
著者は今から3年ほど前に簿記1級の勉強を始めた。1級を受けた動機は単純に2級を持っていたので、1級も取れるなら取りたいと思ったからだ。1級を取れば周囲からの評価も上がるし、転職にも役にたつと思ったので1級を受験することにした。スクールに通おうかとも考えたが金銭的な理由やモチベーションが湧かなかった(家の近くにスクールがなかった)ので独学で受験することにした。
日商簿記1級の独学は厳しいと言われていたが、まあとりあえずやってみようということで隙間時間を使って家で勉強していくようになった。
独学が厳しい理由
で実際に独学で2年間勉強し、なんとか合格を掴みっとた身からいうとやはり独学は厳しいと言える。
その理由としては
・2級と比べ範囲が広いため単純に勉強量が多い。
・難易度が高く解説を見ても理解できないところがあった。
・1級の範囲を逸脱した問題が出題される(会計士、税理士レベルの問題)
等々の理由があった。
特に1級の範囲から逸脱している問題(会計士、税理士レベルの問題)は独学だと太刀打ちが出来ないためこの時点で独学者は圧倒的不利と言える。
独学合格には戦略(テクニック)が必要
著者は4度目の165回の試験で74点を取ることができ無事合格をすることができたが、約2年間独学をしたうえで気づいたことは1級を独学で合格するには戦略(テクニック)が必要不可欠ということだ。
ただ単に問題集を繰り返し解いてくだけでは合格点に到達することは出来ずいつまでも不合格のまま落ち続けることになる。これは努力不足というよりも1級の試験は構造上70点以上をとることは至極困難になっているからなのだ。大学や高校受験と同じくテクニックを知り得なければ独学での合格は難しいと言える。
なのでこれらの記事では自身の体験を踏まえ、日商簿記1級を独学で合格するためのテクニックを紹介していきたいと思う。
また、少し長くなるので
①日商簿記1級の概要と取るべき戦略
②日商簿記1級の勉強法と優先順位
③日商簿記1級の本番試験の心構えと挑み方
この3つのパートに分け①から順番に解説していく。この記事では①の概要と戦略について書いていき、概要について軽く解説したら独学者が取るべき戦略についての解説をしていきたいと思う。
独学での合格を考えている人やなかなか1級に合格できないという人に是非おすすめします。
またここでいう独学というのは
・スクールに通っていない。
・会計士や税理士の勉強をしたことがない。
・日商簿記2級の試験に合格している。
と定義している。
またマガジン購読であれば単体で購入するよりも200円安くなるのでおすすめです。