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ランゲ1(購入編)
先日、ランゲ1を購入した。
自分の人生の中でもかなり大きな買い物。これをどんな想いで買ったのかを書き留めておくべきだと思い立った。
時計の購入は4本目。2年前に3本目を購入した時、あと2本くらいかなと思ったが、その内の1本がこんなに早く来るとは。
欲しかった理由を文字に起こすのは意外と難しい。それが本当の理由かと自分に問うと自信がなかったりする。
よくよく考えてみると、そんなに大した理由じゃなかったりもする。でも、今、書き留めておかないと大したことなかった理由は忘れ去られてしまうのではないかと、そう思った。
理由はこうだ。
時計好きで有名な著名人、山田五郎氏著書「機械式時計大全」を読んだ。驚くほど詳しい内容に脱帽した。元々、ぶらぶら美術・博物館というbs日テレの番組が好きで、山田五郎氏のような博学に憧れていた。そんな時計博士が着けているのがランゲ1だと知った。それ以降、取り憑かれるようにこの時計が気になり出した。
もうひとつは、自分が31という歳でこの時計をつけるということをしてみたかった。不相応に思われるかもしれないが、この不相応を十分に楽しみたいと。仮に40代、50代になった時にやっと購入して相応を身にまとっても、それじゃあ普通じゃないかと、そう思っているから。
値上がりの期待も抱いているが、値が上がったところで売らないだろう。
理由はこんなところだ。書き出し見てると、大きな買い物の割には、案外、単純な気もする。これから使用するにつれて、やっぱりこのタイミングで買って良かったと思えるような時間を送りたい。
買って1週間も経っていないが、少し身が引き締まったような気がしている。日常の怠慢や欲を排して一層の生活の管理をしようと思ったり。
しかし、よく良い時計を買ったときに「その時計に見合うように仕事を頑張って、、、」なんて言ったりするが、自分は別に肩肘を張ったりはしない。
こんな不相応な時計をビジネスシーンで着けるつもりはない。どちらかというと、公私の私の部分でランゲ1という外的変数による感性の変化に期待したいと思っている。
さて、5年後10年後にこの記事を読み直したときに何を想うだろうか。ランゲ1はまだ手元にあるだろうか。
乞うご期待である。