#2. "最初の"情報収集、計画、準備
🎈情報収集
まずJMTに行くことを決めてから、WEBで情報を集め始めたが、いまいちよくわからない。
ハイカーズデポというアウトドアショップに行くとわからないことを教えてもらえるらしいという情報を掴んだので、東京/三鷹にあるハイカーズデポに行ってまず何をすれば良いか聞いてみた。
すると、「パーミットを取ればあとは行くだけだよ。パーミットを取るのが一番大変。」と教えてくれた。そして目当てのひとつだったJMTプランニングガイドという本をゲット。後日AmazonでNational GeographicのJMT Mapも購入した。
🎈計画
JMTプランニングガイドでは、計画の立て方、パーミットの取得方法、交通手段、装備、ハイク中のTIPSまでさまざまな情報を知ることができた。
その中のサンプルプランで、Reds Meadowsからスタートして3日間でTuolumne Meadowsに下るNOBOのセクションハイクがあり、JMT Mapとも睨めっこしながら以下の理由でこのプランに決めた。
経験したことがある日数なこと
後半は下り基調なこと
帰りにYosemiteで遊べること
Thousand Island Lake に泊まれること(景色が最高!)
🎈パーミットの取得
歩くルート、日数が決まったら次はパーミット取得だ! と息巻いてプランニングガイドを読みつつWEBで調べたところ、パーミットについて以下のことがわかった。
トレイルヘッド(=登山口)によって取得するパーミットが違う
Reds Meadowから入るには「Inyo National Forest 」が管轄する、「Wilderness Permits」を取得する必要がある
Recreation.govというサイトで入山の半年前に取得する
取得は早い者勝ち
※Yosemite側から入るパーミットは抽選になる
メンバーと話して2020年8月17日から歩き始めることに決めたので、パーミットを取得するのは日本時間2月17日の17:00。(= 米国太平洋標準時 0:00)それまでにどうやってサイトに入力していけばよいかを調べていると、Wilderness Permitsの中にパーミットがたくさんありすぎてどれを取得すればよいかいまいちよくわからなかった。
誰かが「どのパーミットでも大丈夫だよ。」と教えてくれたが、Reds Meadowsを起点とするパーミットに、John Muir Trail NorthとSouthの2つがあることに不安を覚えた。念の為Inyo National Forest に問い合わせてみたら一部のパーミットでは北上できないとのこと。
北上できると確認した
John Muir Trail North
High Trail
Shadow Creek
※上から優先度高、2,3はAgnew Meadowsが起点
の3つのパーミットを複数人で手分けして取得を試み、取れたところから歩き出そうと決めて、2月17日を迎えた。
17日当日はメンバー数人が有給を取るなどして臨んだが、第一希望の「John Muir Trail North」は取得できず。第二希望の「High Trail」が取得できたので、入山するトレイルヘッドが決まったのであった。
🎈移動計画
次に交通手段を調べると、以下の計画が良さそうだった。
サンフランシスコへフライト
YosemiteにAmtrakという電車で移動
さらにそこからバスでMammoth Lakeへバスで移動
Mammoth LakeからAgnew medowまでバスで移動し入山
帰りはAmtrak でYosemiteからサンフランシスコへ移動
日本へフライト
フライトが行きと帰りで3日間、トレイルヘッドイン、アウトが1日ずつ、ハイキングが3日間で、全体を通して8日間の旅程となった。
とういことで、サンフランシスコまでのフライトも予約してあとはAmtrakなど現地の交通機関を抑えていくだけに。この時2020年の3月だった。
ワクワクしながら装備を整えたりしていたが、このあと世界史に残る(?)レベルの悪夢が待ち構えていたのである。