SDGsを自分ごとにするためには?
初めまして!関西大学社会学部松下ゼミの田中です。
今回、私は2021年3月24日に株式会社オカムラとパソナグループが共催で開いた
企業内SDGs 実践のススメ
〜STEP2.それでどうするSDGs SDGsを自分ごとにしてみたい〜
というウェブセミナーに参加させていただきました!
登壇者は、遊佐希美子さん(株式会社オカムラ サステナビリティ推進部 サステナビリティ推進室長)と金子大輔さん(パソナグループ タネノチカラ代表)のお2人です。
それぞれの企業で働く社員一人一人がSDGsを自分ごとにするために取り組んでいることについての貴重なお話を伺うことが出来ました。
パネルディスカッションの時間も含めると約2時間!非常に密度の濃い時間を過ごすことが出来ました。
まずは株式会社オカムラの取り組みについて
紹介します!
主な取り組みは全部で5つ。
①働きがいの追求
②地球環境への取り組み
③省資源、資源循環
④責任ある企業活動
⑤人が集う場「共創空間」の創造
この取り組みを実践するまでに課題を一覧化させるためのアンケートを取ることも行っていました。
また、隔月で配布される社内報に1ページの特集を作ったり、勉強会の開催や月一でメール配信も行っています。
次にパソナグループ タネノチカラの取り組みについて紹介します!
まず、結論としてSDGsを「どうしたいか」という気持ちが取り組みの肝になっています。
さて、タネノチカラが考える現在のIT社会で生じてしまった課題は2つ。
〇手触りのある繋がりの減少
〇正解の無い社会で正解があるという固定概念の存在
これらの課題を踏まえ、今後は
社会を生きる力=考動力を育む必要性があります。
では、考動力を育むには…?
物事を俯瞰する「意識」
↓
その「意識」に対して内発的な「実感」
↓
機会に頼ることなく自分自身の「できること」の増加
この3要素の循環が鍵となります。
また、「実感」と「できること」を別の言葉で表すことも。
「実感」=アート
「できること」=デザイン
アートには多様性がありますが、その多様性を整理するものはデザイン。
この両方があってこそ成り立つものです。
ここで、ある疑問が投げかけられました。
今の社会で自分たちが作るべき意味のある価値とは何だろうか?
役に立つもの全てに価値があるという考えは間違っています。
今、ものづくりの根本が問われています。
この答えの無い目的を常に問い続ける姿勢はSDGsにも繋がります。
手がかりとなるのは「どうしたいか」を自分で理解することなのです。
***
最後に
それぞれの2社のSDGsへの取り組みについてのお話を聞き、SDGsについてだけでなく今の社会が抱える問題に関しても知ることが出来ました。今までは、役に立つものが社会にとって価値のあるものと疑わずに思い込んでいました。しかし、それが否定され驚きました。
また、意味のある価値を自分で作っていくために常に問い続ける姿勢が大切になっていくというお言葉が印象に残りました。これからは、何においても私自身がどうしたいのかを中心に据えて物事を考えていきたいと思います。
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