真似すること
誰かの真似をする、
そこから始まる第一歩。
真似したいと思う人がいることはいいことだと私は思っている。
子供だって色々真似して身につける。いいことも悪いことも。
私自身の記憶に残る真似。
クラスに友達が本当に少なかった小学校低学年のとき、教えてって言えなくて見様見真似でひとりあやとりを完成させた。誰にも習うことなく独学で身につけたこの経験がその後の誰かに聞く前に自分でためし、自分で調べて行動するきっかけになったと思う。
ちゃんと習ってないからどこか中途半端なことも多いし、とりあえず、で満足してしまってるのはあまり褒められたことではないだろうが。
高校の時は美人でスタイル抜群で私の憧れだったよりこちゃんが愛用していたスタンスミスを真似して買った。よりこちゃんはちょっと嫌だったみたいで、次は違うブランドの似たスニーカーを買っていた。申し訳ない。
でも今でも私はスタンスミスを見ると胸がキュンとする。持ってないけど。
大人になってからはどうだろう。
就職して、必死に先輩のマネをして仕事を覚えたような気がするけど、意識して真似したくなる先輩はいたっけ?失敗しないように、怒られないように、ただ真似していただけのような気もする。このとき、本当に尊敬できる真似したくなる先輩がいたら、今もあそこに居たのかな?今となってはわからない。
結婚式のときは義姉の結婚写真で見たながーいヴェール、私もつけたい!とお願いした。実際つけたら、ふーんというかなんかもうそれどころじゃない感じであまり記憶もない。
今の私は。
実はこっそり真似したいと思っている人がいる。真似すること、そして行動することが大事だとこんまりさんのご主人が書かれていたのを都合よく解釈し、そしていよいよ本人にビジネスモデルです!いつか足元に及べるように頑張ります!と伝えてしまったおバカさん。
そしたらいつか追い越して!と返事をいただき浮かれポンチ。
私もいつか誰かに真似したいと思ってもらえるような、そんな生き方がしたくなってきた。
なんて単純。
誰かの真似をする。
そこから一歩目を進めたっていいよね。
そこからきっと自分だけのオリジナリティーも見つけられるはず。