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着飾ること

私はあまり、というかそもそものファッションセンスがない上に、恥ずかしながら興味も薄くて、一人暮らしをしていた部屋を母親が見たときに、あまりに服にお金をかけてない私を不憫に思いつつも都会で地味に暮らしていることに安堵してたと妹から聞かされたことがある。

今は平日毎日仕事で人の目があるものの白いブラウスにワイドパンツかロングスカートでほぼ制服化している。よって、服を買いに行っても白いブラウスくらいにしか目がいかない。

お化粧だってそう。
メイクというのはあそこまで顔を変えることができるのか!とメイク動画を見ては関心するけれど、私は私の顔を変えられるほどのメイクの腕もない。これに関しても日本に行ったとき遠い親戚の男の子がお姉さん珍しいほどに化粧してないね、と謎の感心をされたという経験もある。


全く興味が無いわけじゃない。

私だって綺麗に見せたい。

でも、何を着たらいいのか、どんな化粧をすればいいのか、この歳になってもさっぱりわからない。


ごくごくたまに普段着ではだめな状況のときがある。サリーは持ってるけど、私が着るとコスプレ感が否めない気がしてよっぽどじゃない限り着ることはない。そんなときは本当に困る。


そういうことにお金を使う、
そこに引っかかりもあるように思う。もったいない、といつもどこかで思っている。


書きながら自分が哀れになってきた。

着飾ることをどこか恥ずかしいと思い、
着飾るものを買うことをどこかもったいないと思う。

私は私を大事にしていない。


今日は仕事で大きなパーティーがある。
パーティー用のワンピースとアクセサリーは持参した。

真っ黒のロングワンピース。


この仕事をいつもと違う服で背筋を伸ばしてこなせたらかわれるだろうか。


着飾ることを楽しめる人に近づきたい。





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