小さな勇気のこと
私がオーガナイズして、ちょっとおしゃれなお店でランチをすることになった。人と人をつなげようという今までの私だったらやらなかっただろうことを企画してしまった。
参加される方はこの国で活躍される人達。別々の分野での有名人だ。その方たちとそれぞれに仲良くさせてもらっている私は私ですごいと自分でも思うが、その人たちがつながったときに、何かしら力が生まれる気がするし、その瞬間が見れるかもしれないと思うとワクワクする。
小さな勇気はこの会を企画したことではない。自然な流れで思いつき、気がついたら人数が増えていただけだ。私にとっての勇気は
「洒落たブティックホテルの中にあるレストランに電話でランチの予約を入れる」
これに尽きる。
予約が必要な場所に行くことがあってもほとんどの予約は任せてきた私にとって、私が企画して場所を選定したのだから私が予約を入れるのは当たり前だ。
そして洒落たブティックホテルのレストランである。英語必須だ。あゝ。
当日現地集合なので
「ご予約のお名前」が必要になる。参加してくれる人に早めに伝えねばならない。
そうよ私は英語の勉強をはじめたのよ。
今ここで勇気を出さずにどうする!!
たかだかレストランの予約でドキドキしてどうする!
自分を鼓舞し、まずはネットで「レストラン 予約 英語 電話」で検索する。笑
PC画面を見て、あいどらいくとぅーめいくありざべーしょん、とメモし練習しし人のいないところに言って電話した。
いきなりのピンチ。レストランのホームページにあったのはホテルの代表番号ではないか!
あいどらいくとぅーめいくありざべーしょんの次に何を言えばレストランにつながるのかわけがわからないままとにかくレストラン、レストランと2回言う。
無事にレストランにつなげてもらいさあ、練習したあいどらいくとぅーめいくありざべーしょんを張り切って言ったところで、今日のディナーですか?と切り替えされる。
ちゃう、最後まで聞いてくれ、月曜日やねん。
もうこの先は単語でしかやり取りできなかった…かっこ悪い…
でもなんとか予約も取れたし名前も言えたし電話番号も伝えれた!
苦手な英語でそれも苦手な電話でやり取りできた。
上手にかっこよく話せる、それも大事だけど、それよりも大事なことは、必要なことを正しく伝えることだよね。
小さな小さな勇気だったけど、伝わって嬉しかった。これの積み重ねでいつの日か上手にかっこよく話せるようになりますように。