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戦国無双5を語る。キャラクター編⑦

こんにちはjmbdです。今回も戦国無双5のキャラクターについて語っていきます。今回取り上げるのは徳川家康です。織田信長、豊臣秀吉に並ぶ戦国三英傑の1人で関ヶ原の戦いの後、江戸幕府を開き大坂の陣に勝利し戦国乱世に終止符をうち天下統一を成し遂げた人物です。家康は幼少期に今川家の人質、三方ヶ原の戦いでの敗戦、信康事件などから苦労人のイメージと秀吉の死後、豊臣政権下で許可なく大名同士の婚姻、方広寺鐘銘事件による豊臣家への難癖をつけたりするなど狸のように狡賢しいイメージや倹約家、天ぷら好き、鷹狩り、薬学に精通など多面的な一面が知られています。

戦国無双シリーズの徳川家康

戦国無双シリーズにおける徳川家康は基本的には史実通りの人物像が反映されており、思慮深く、温厚で如何なる苦境でも耐え忍ぶ性格で家臣達からも信頼が厚い人物であります。特に「天下統一」に対して年月を重ねていく内に誰よりも強い信念を抱くようになり、その為なら悪人の誹りを受けても構わないと断言しています。これは今川義元、北条氏康からは当主としてのあり方、織田信長、豊臣秀吉からは時代を動かす者、天下人の重積をその目で見た事が強く影響を受けています。

しかし前作までの主人公格の真田幸村と人気キャラの石田三成とは史実でも対立関係にあった為シリーズを通してどうしても嫌われ役の立ち位置になってしまっています。

戦国無双5の徳川家康

一方5の家康はまず見た目が今川義元同様トップクラスに変貌を遂げています。

左側が4・真田丸 右側が5の家康

これまでは恰幅の良い体格と渋みのある顔立ちで貫禄のある人物でしたが、5はおかっぱ頭の美少年になっています。

開発者いわく顔立ちは前作の家康を若返らせたと語られております。(壮年期のグラフィックもあるらしいです。)目つきに僅か面影があるように見えなくもないですが、あまりの変貌ぶりに私はにわかには信じられません。
性格は基本的には大きな変化はありませんが天下統一に対する考えは前作とは違い、5は「兄」と呼び慕う織田信長の「天下一新」実現の為に戦っている点から天下統一に対する野心はなく、また今川家衰退後の徳川家を守る為に戦う点から本作は信長の協力者、悩める若き当主として描かれています。特に本作は新キャラクターで家康の妻となる瀬名の参戦で後者の面が強く描かれています。瀬名に関しては作成予定の新キャラクター編で語ろうと思いますので今回は省略します。

瀬名 築山殿と史実では呼ばれています。

実際ゲームをやった印象は前作までは桶狭間の戦いで既に壮年の家康であり自分は特に日本史を興味を持ち学ぶようになってからこの点に少し疑問を持つようになっていましたが、本作は年齢引き下げによりその点を解消したのは良い点でしたが、不満点としては壮年期の家康がなかった事です。本作の家康は一貫してこの姿の為、壮年グラがある信長と並ぶと違和感を感じます。

上が長篠の戦い時 下が2人の初対面時

総評としては当初は甲乙つけ難いキャラ変だなという感想でしたが、最近あくまでも自分の妄想、独断と偏見になりますが今後戦国無双の新作が出るかわかりませんが、もし戦国無双が復活をするのであれば本作の家康が1つの鍵になるのではないかと考えています。それについては明確には決めておりませんが今後記事にして語っていこうかと思います。
今回で既存キャラについてはこれで終了になります。次回からは新キャラクターについて語っていきます。最後までご覧いただきありがとうございます。次回もお楽しみに。

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