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【SX】中高生がSDGsカードゲーム研修「サスマネ」を体験!

2022年6月、JMACは千葉県八千代市の私立中・高等学校である八千代松陰学園の土曜講座で「サスマネ体験講座」を行いました。

今は小学校を始め、中・高・大など教育機関でもSDGsに関連するカリキュラムを採用しています。未来を担う若い世代は「SDGsネイティブ」とも言われるように、SDGsを身近な「自分事」として受け止めるようになりました。

今回は中・高校生向けの体験講座、それぞれの視点と気づきについてお届けします。

※「サスマネⓇ」は日本能率協会コンサルティングの登録商標です

まずは座学で知識をつける

当日は、中高生織り交ぜて15人が参加しました。 まずは座学で、SDGsを取り巻く歴史や課題をわかりやすく講義します。座学は40分と、通常の授業時間とあまり変わらない時間で講義を行いましたが、学生たちは興味津々!

質疑は一方的になりがちなことも多いですが、そこはコンサルタントの腕の見せ所!学生たち個々人の表情を見ながら、より深い関心を引き出します。

いよいよサスマネ体験!

4人前後の小グループをつくり、それぞれが経営者となって事業運営をします。

ゲームの中でも一般社会と同様、事業環境はどんどん変化をしていきます。 好景気もあれば不景気も、事業継続に大きなダメージを与える苦しい期もあれば、イケイケドンドンな期もあります。 そんな環境の中で、それぞれの経営者が知恵と戦略をめぐらして、サステナブルな事業運営を目指します。

もちろん、実際の事業経営を行ったことがない生徒たちにしてみると、未知の世界。そこで、日ごろから企業の経営課題を解決しているJMACコンサルタントが、それぞれの事業環境で見出されるものなどについてアドバイスしていくことで、経営者としての視点を学んでいきます。

最後の期では、各グループから歓声と悔しがる呻きが同時に聞こえてきます。 事業運営にうまくいった経営者もいれば、ほとんどすっからかんになった経営者も!

最後にしっかり振り返り

今回の講座では、「YWT」という手法を用いて振り返りを行いました。「YWT」は、やったこと・わかったこと・次にやること、というそれぞれの頭ローマ字を取ったもので、JMACが開発した振り返り・リフレクションの考え方です。

【Y:やったこと】
SDGsを達成できるように、会社でどんな取り組みが出来るか、それに会社の利益を絡めて考えることができたと思います。また、会社の各部署を客観的に見て、会社の仕組みについて学べました。

【W:わかったこと】

利益だけを追求すると会社を存続させることが難しく、社会や環境に気を付けすぎると製品が作れないので、上手い塩梅で実際に会社を運営している人は大変だろうなと思った。

【T:次にやること】

今回、カードゲームでも外部環境が変化していたように、実際の社会もいつ、どうなるか分からないので、その場で最善の選択をしていきたい。

Y・W・Tシートに感想を記入し、共有します

実際に参加してみてどうだったか

体験講座後、高校2年生の3人の生徒にお話を聞きました。

「『ゲーム』という切り口だったからこそ、面白く体験できた。座学だけでなく、体験があったからこそ、わかりやすかったし、共感もできた。」

「これまで、SDGsなどには興味があったが、自分の「興味範囲」しか見えていなかった部分がある。さまざまな視点で体感することで、自分の「興味範囲」以外についても知ることができた」

「社会や環境、そして経営はそれぞれ相乗の関係だとわかった。社会ポイント(評価)さえあげれば、環境貢献さえすれば、経営的にうまく回せば、だけではない、それぞれが関係し合うことで相乗効果が生まれることを学んだ。」

JMACメンバーにとっても、学生たちにとっても学びが多かった今回のサスマネ体験講座。次回は大学で行ったサスマネをお届けします!