【JMAC農園】看板設置式&傘かけを行いました🪧
JMACはアグリ(農業)領域のコンサルティングも行っています。
ただ、農業に関するコンサルティングは机上だけで学べるものでは到底なく、実際に農場に行き、身体を動かして、農業という現場を知って実現するもの。「JMACに農場があれば、コンサルティングや経営の実証実験に役立てることができるのに・・・」という想いがありました。
そこで今回!山梨県甲州市勝沼「ぶどうばたけ」様の圃場の一部をJMACがお借りし、「JMAC農園」の設立が実現しました。実際にJMACがオーナーとして農園を営みます。
今回はJMAC農園看板設置式の様子をお伝えします!
農園見学
当日はあいにくの雨模様ですが、晴れると農家さんは作業に大忙し。
「ぶどうばたけ」さんの農園内を回りながら、さまざまなお話を伺えたのは雨のおかげです。
ぶどうは1つ1つ手間が非常にかかるため、耕作面積を増やせば増やすほど人手が必要になり、少ない人で無理に回そうとすると今度はぶどうの質が落ち、収入が減り・・・
本来は、家族で回しきることができる面積が一番良いそうですが、「ぶどうばたけ様」では、勝沼地域のぶどう生産や景観を維持するために、法人化して人を雇用し、近隣で耕作放棄される土地などを引き受ける取り組みを行っているとのことです。日ごろあまり意識せずおいしく頂いているぶどうですが、確かに手間がかかりますよね。
今回、ぶどうの花も初めて拝見しました!
この小さなこの小さな緑色の粒ひとつひとつが、花びらのない「花」だそうです。
ワイン製造で用いる設備も見せていただきました。
昔ながらの木樽での製造方法を守っています。
こちらは冬にJMACでも体験する予定です。レポートをお楽しみに!
いよいよJMACの圃場へ!
雨脚も強くなってきた中で、
本日最大の目的である、JMAC農園の看板設置式を行います!
「人と自然に寄り添い、農業から地域と社会を変えよう」の言葉を胸に、
この圃場のオーナーとして運営してまいります。
そして看板を設置した後は、いよいよ大切な農作業が待っています!
本日JMACメンバーが行うのは「ぶどうの傘かけ」
ぶどうばたけの方に作業をレクチャーしていただきます。
ところで、ぶどうの傘って何のためにかけられるのかご存じでしょうか?
正解は
雨よけ
虫(鳥)よけ
日よけ
農薬よけ
だそうです。
傘はぶどうが健康に強く育つためだけではなく、安全のためにも大切なんですね。
手作業でひと房ずつ、紙を巻いてホッチキスで止めていく地道な作業ですが、紙に表と裏があったり、ホチキスと止める位置は紙が開かないようになどの注意点もあり、慣れないメンバーにとって最初はドキドキ。
ですが慣れてしまえばお手のもの!楽しみながら、テキパキと作業を進めることができました。
長年の夢でもあったJMAC農園のスタートを切った本日、社長の小澤も参加です!
ぶどうはかならずしも真っすぐ下に向かって房がつくわけではないため、頭上に張り巡らされたワイヤーから下ろしたり、ぶどう同士の絡まりをほどいたりしなくてはなりません。
なるべく房に触れないようにしながら、慎重且つ丁寧に行いました。
急斜面に加え、かなりの雨に滑ってしまうひとも!
(色々な人がかわるがわる滑って盛り上がることを期待していたのですが、転んだのは2名だけでした。残念!)
下のほうで作業している人も見えますが、「どうやってそこまで行けるのか?!」と思うほど、斜面を降りることは大変。中腰での作業も多く、普段は使わない筋肉を使ったためか最後のほうは思うように足に力が入りません。今回はJMACアグリメンバー以外も任意で参加ができたのですが、普段農場になれていないデスクワーク中心のメンバーは1時間半ほどの体験でもうヘトヘトです。
ぶどうのツタの隙間から見えた景色は絶景!
収穫の秋にはここから見える色も変わっていることでしょう。
おいしいぶどうになりますように!
試食会
ぶどうばたけさんでは、ぶどう加工品の製造もおこなっています。
ぶどうはもちろん自社製造、その他材料はできる限り山梨県産を使用しているそう。
レーズンや、ジェラート、ジュース、クッキー、ゼリー、レーズンサンド、ワイン・・・・たくさんの試食をさせて頂きました。通常食品にはさまざまな添加物がつきものですが、ここのレーズンとジュースは添加物一切なしのこだわりよう!ジュースもぶどうの品種によってまったく味が違います。
形が悪くて出荷はできないけど、味はとっても美味しいぶどうを、廃棄せずにお菓子やワインなどの加工品として最大限利用することは、サステナブルな取り組みですね。
JMACメンバーは併設されている売店でウキウキで買い物をして、帰路につきました。