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【DX】IoT7つ道具活用には社内認知が必須!導入事例もご紹介

前回は「IoT7つ道具とはなにか、認定方法について」ご説明しました。
配信日(2022年7月6日)時点で、何製品を認定しているかというと・・・なんと70もの製品を認定しています。
認定ツール一覧はこちら>

今回はIoT7つ道具として無事認定された後どのように社内外にむけてプロモーションしているのか、実際に導入された事例をご紹介します!

さまざまな形で社内認知活動を行っています

適宜認定後も認定審査メンバー間(デジタルイノベーション事業本部内)でツールの活用方法などについて探る話し合いの場を設けています。

「これはこんなコンサルティング現場で使えそうだね」
「このツールはこんな悩みを持っているお客様に有効かもしれないな」

日ごろからお客様のお悩みをお伺いし、支援しているコンサルタントだからこそ、実用できそうな場面がどんどん浮かびます。

しかし!実際にコンサルティングの場で提案をしていただくためには、審査メンバーのみが認知していても意味がありません。

IoT7つ道具の目的はズバリ
「DXツールを導入したいが、なにがよいかわからない。」企業様と
「社内にこんなDXツールがあるがもっと多くの場に広めたい」ベンダー様を
JMACがおつなぎし、より便利な職場になるお手伝いをすること。

そこで、社内のコンサルタントにより広く認定製品を紹介するために、さまざまな機会を設けています。たとえば・・・

JMAC内部のポータルサイトでツールを紹介

全社員がみれるポータルサイトで、7つ道具についていつでも確認できるようにしています。

製品の情報が掲載されているのはもちろん、ちらしやカタログもこちらからダウンロードが可能。情報がまとまっているため、非常に便利!

認定製品を紹介するメルマガを配信

情報を自らお届けすべく、認定製品の情報をメルマガにして社内配信しています。部署をまたいだ様々なメンバーに配信しているため、ツールの機能や使い方についてあらためて認識する、よい機会となっています。

各コンサルティング事業本部等で認定製品の紹介

コロナ前は、リアルの場で認定製品を紹介していました。ときにはベンダー様にも登壇いただくこともありました。

現在はコロナ禍でリアルが難しい状況のため、、各コンサルティング事業本部のメンバー向けに、Webで不定期に紹介する場を設けています。

それ以外にも、さまざまな形で認定製品を紹介する機会を設けています。


IoT7つ道具、実際に導入された事例

【どんな課題を持っていたか?】

金属製品を熱処理加工する事業を行っているオリエンタルエンジニアリング株式会社においては、以下のような困りごとがありました。

  • 多種多様な製品の熱処理を受託しており、バッチサイズ・処理工程・熱処理等製造条件がバラバラである。

  • 10台以上の設備で熱処理加工やその前後加工を複数バッチ同時並行で行うため、製品の多様性も相まって、作業者の動線や作業内容が標準化しづらい。

  • 現場の作業実態がつかみづらく、なんとなく漠然と忙しいことはわかるのだが、それをどう解決したらよいかがわからない。

上記のような困りごとを解決するために、まずは現場作業者がどこにいて、どのような作業を行っているのかを把握することが課題でした。

【どの7つ道具を選んだか】

さまざまなツールを探索しましたが、テクノア様のA-Eyeカメラを試験的に導入することにいたしました。
選んだ決め手としては、以下2点です。

  • 作業者の手間をかけず、作業実態を把握することが出来る。

  • 24時間365日観測・分析することが出来る。

【なにが実現出来たか、これから出来そうか】

どこに対象の作業者がいるかを把握することが可能となりました。
こうしたデータを蓄積すると、対象の作業者が、どこに、どの程度の時間滞在しているか、が24時間365日観測・分析することができます。

今後はAI学習を進めつつ検知の精度を高めつつ、作業内容を把握する工夫(使用する箱の色を変えたり、クレーンのリモコンを検知できるようにしたり等)を施して、より多くの情報を収集分析できるようにしていきたいです。

手間をかけずに今まで把握できなかった現場の実態を把握できたことで、作業者・管理者ともに、より多くの課題発見解決の手応えを感じているようです。

こうした情報が可視化され、現場と管理者の距離を近づけ、単なる現場の改善にとどまらず、生産計画面や設計面、体制面を含めた部門横断的な改善が加速することを期待しています。


次回は2022年7月20日~22日にかけて東京ビックサイトで開催された、テクノフロンティアの様子をご紹介します!

最後まで読んでいただきありがとうございました!