人の好意は素直に受け入れる
電車の中で、ある光景を目撃してしまいました。
それは、人の好意を素直に受け取れない年配の方の話です。
朝の混み合う社内の中で、女子高生が友達と横並びの席に座っています。
そしてその前には、吊り革につかまっていまるサラリーマンが立っています。
年齢は50代後半〜60代くらい
会社でいう部長という感じの見た目です。
その男性に対して、女子高生が何やら話しかけながら席を立ったところ
『俺はそんな歳じゃない!』
と怒りだしてしまいました。
女子高生は席を譲ろうとしたようです。
勇気ある行動だったと思います。
でも、男性にとっては、老人扱いされたのが気に入らなかったのです。
女子高生は驚いた表情でまた席に座りましたが、見ていてかわいそうになりました。
なんてこと言うんだと思いました。
その子の将来のことを考えると、もう二度と席を譲ろうなんて思わなくなってしまったのではないでしょうか・・・
そうならないよう願うばかりです。
今の時代、昔に比べて見た目も若々しい人が多いです。
それは、サザエさんを見ていてもよく分かります。
あのアナゴくんは27歳、波平は54 歳という設定です。
現代の同年代の人と比べると、どう考えてもおかしくなってます。
なので、少しはその男性の気持ちも分からなくはありません。
でも女子高生から見たら、やはりかなりの年配に見えるんです。
私も、子供の学校行事に参加したとき、自分も老けたな〜と感じさせることがあります。
それは、担任の先生がお兄ちゃんお姉ちゃんに見えるようになったこと。
教頭先生が同年代にしか見えないこと。
校長先生がちょっと上にしか見えないこと。
自分では若いつもりでも、歳をとったんだなと考えさせられます。
小学生のころ校長先生って、お爺ちゃんにしか見えなかったですよね?
そうなんです。
女子高生にとっても、定年間際のサラリーマンなんて、かなりお年を召されてるように見えるのです。
『40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て』
これはアメリカの元大統領リンカーンが残した言葉です。
人の好意は素直に受け取った方が、相手も喜びます。
私も気付かないうちに、老害と言われるような存在になっていないか?
今回の出来事で、学ぶことができました。
若者の可能性を潰す老害にはなりたくないですね。
若い人は、物心ついたときからスマホを操作し、インターネットに慣れ親しんでいます。
私のメンターの松田豊さんは、中高年でも古い考え方を捨てて柔らかく生きることを教えてくれています。