生活保護と宗教2世問題

先日、ちょっとした繋がりが有ります特定非営利活動法人(NPO法人)の日本弱者男性センターさんから御相談と言いますか作業のお手伝いのお話しを頂きました。詳しく聞かせて頂くと

宗教一家から逃げてきた方の生活保護受給申請でした。

内容は特に問題は有りません。以前、同じく新興宗教団体の家族から逃げてきた女性の生活支援等も行ってきたので手順はほぼ変わらないと思います。ただ行った事が無い方は確かに何をして良いのか迷うかと思います。なので今回、お手伝いさせて頂いた事を記載します。

先ず、役所へ生活保護受給申請に同行いたしました。これは普通の生活保護受給申請と変わりません。

その後

役所の戸籍課(地域によっては違うかも知れませんが…)へ行って住民票などの閲覧禁止処置等の申請をいたします。どういった事かと言いますと基本的に家族であれば住民票って閲覧が可能なのです。それを禁止をしたいと申請するわけです。勿論、ちゃんとした理由が必要ですが、今回はマスコミでも問題となっている宗教団体の2世問題です…。なので役所への対応は問題有りませんでした。

次に所轄の警察署へ出向いて閲覧禁止処置の必要事項を記載してもらいます。また合わせて特別警戒をしてもらえるように申請もいたします。DV等で逃げてきた人の対応でよく行う申請なのですが
①1日に何度か重点的に警察の方に警戒をして頂く
②問題のある人物(今回はご家族)が家に来た場合は直ぐに来てもらえる様に登録をする

といった事を行います。

そして最後に弁護士に今回の相談をしておくという事で終わりです。

「え?相談だけ…?」

と思うかもしれませんが弁護士に相談をしておけば、仮に家族が来た際に今後当人に近づかない様に裁判所で申立が行いやすくなります(DVやストーカー相手に使う手段です)。

今回は全てが上手くいきましたが、今後家族が当人の家に来る可能性も有りますので日本弱者男性センターさんと役所と警察と弁護士の当団体で緊密に連絡をとっていきたいと思います。
マスコミでお布施や家庭崩壊等の問題で色々と報道されておりましたが、まさか当団体が関わるとは思わなかったです。

どちらにしろ当人が今後、平穏無事に過ごせる様に願っております。

もし宜しければ日本弱者男性センターさんの記事もお読みください。
活動報告:生活保護受給申請同行(日本生活支援協会との協働) | 特定非営利活動法人日本弱者男性センター 公式ホームページ (men.or.jp)


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