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”考える”ということ_その2

皆さん、こんにちは。
カフェ時間を大切にするマーケッター です。
今回は、前回の記事「”考える”ということ」の続きとなります。
我が社、JLDSのマーケティング活動における基盤として大切にしている
”考える”という思考活動をご紹介していきたいと思います。

編集的・構造的な読み方で情報収集&仮説構築

私の思考活動は、ただノートにひたすら気づきを書き連ね、思考を見える化

前回の”考えるフロー”ステップ2でご紹介した”情報を編集的に、構造的に読む”ことについて、もう少し触れさせてください。

我々は日々、主体的・受動的に関わらず、ものすごい量の情報を浴びています。興味関心というフックを立て、積極的に取りにいっているものもあれば、意図しない時に遭遇し、飛び込んでくる情報もあります。

情報過多の時代だからこそ大切だと思うのは、日々の観察・情報収集を単なるフローとして処理することではなく、そこから何を感じ、思うのか。新たな認識を形成し、深め、広げていく思考活動です。
我々はこれを意識し、日々の鍛錬として行っています。案件の有無に関わらず、情報との接点からいつでもどこでも、ふと気になった”気づき”を出発点に、思考を巡らします。

観察・情報収集では、シンプルに事例や知識を得ることも目的のひとつではありますが、主体的に何かを掴み取ろうと「類似・相違」「継続・変化」「不易・流行」などの差異や「背景・経緯」といった因果関係を視点に考察します。単体の情報ではみえないものを、他の情報と紐づけ、関連づけながら、思考の中で情報に対し意味づけを行なっています。
”考えること”をお仕事にしている我々は、かたちあるものではなく、意味を売っているのかもしれませんね。

そして、そこで得た気づきや認識を積み重ね、アップデートしていくことが基盤となり、新たな問題発見や仮説構築に活かされています。
目の前の問題をなんとかしようと、ただ解決に走るのではなく、何が本当に大切なのか、成果の最適・最大化を目指し、まだ気づいていない問題をどう捉えるべきか大きく問われます。それは、日々の情報収集から思考し得た認識から、あるべき理想(構想)をもって、はじめて見えてくることだと思います。

先日、我が社でも毎年恒例のインターンシップを開催しました。学生の皆さんがこの”考える”体験を通じ、各自が課題に挑み、発表していただきました。個性豊かな発表に刺激され感動しながら、改めてこの考える力の大切さを痛感した次第です。考える力は、マーケティング活動のみならず、仕事や人生において本当に大切なもの(指針)がを明らかにしてくれる、とても大切な力です。

今日もいつものカフェからお届けしております。

文:横山 健二
Japan Life Design Systems
Life Design Creative Strategy

Marketing planner


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