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男性保育士をしてみて思ったこと。
男性保育士をしていると、「母性」や「父性」って確かに違いがあるんだな、と実感することがあるんです。
例えば、子どもたちが男性ならではの力強い遊びに楽しそうに飛び込んでくる姿や、僕がやるダイナミックな遊びが大人気だったりする時、男としての良さが発揮できているんだなと思う瞬間があります。
でも逆に、「男だから」って理由でやらなかったこともあります。
ピアノや音楽系の活動とか、細かい手先の作業なんかは、どうしても他の保育士さんに任せがちでした。それに、周りから
「男なのにこれくらいできないの?」とか「まあ男だからしょうがないよね」なんて言われることもありました。正直、ちょっと悔しい気持ちになったこともあります。
ただ、そうした経験を重ねていく中で、だんだん「男として~」とか「男だから~」っていう考え方だけでは限界があるなと感じるようになりました。それよりも、
「保育士として自分はどうありたいか」を軸に考えることが大事なんじゃないかな、と。
もちろん、男性ならではの良さや特技を生かすことも大切です。でもそれ以上に、「保育士」として、性別を超えて一人のプロとして努力し続けていきたいと思うようになりました。子どもたちにとって、男とか女とか関係なく、「この先生がいてくれてよかった」って思える存在になりたいんです。
僕はこれからも「保育士として」の軸を大切にしながら、自分なりの保育を追求していきたいと思います。