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身土不二の暮らし

身土不二の暮らし
身土不二は仏教の教えからの暮らし方で、今日では食の地産地消の考えとして知られています。
が、食だけでなく、暮らしの衣食住に当てはまる考えととらえて暮らしに取り入れたいところです。
私たちの身体は、自然のものを食べ、自然のものでつくった衣類を着て、自然素材でつくった家で暮らしてきました。
私たちは自然のなかで暮らしていることを忘れつつあります。

自然の恵みのなかで暮らしていた、使って不要になったものは自然に戻る循環した暮らしをしていました。そんな循環する暮らしから、自然から遠ざかった暮らしに変化し、私たちの身体はそれに対応出来ずに悲鳴を上げているのではないでしょうか。

自然から遠ざかる街・暮らし

自然の循環の中での暮らしから、過度な快適な、便利な暮らしが自然の循環でないものを排出していることに気づき、それを見直す暮らしに戻さないと自然の循環が破壊され、やがて私たちの暮らしに跳ね返ってきそうです。

身土不二の暮らしを再認識することが必要だと思います。
自然の恵み、自然を愛でるという、身体だけでなく、こころの身土不二であってほしいと思います。

便利で快適な暮らしをもとめて戦後経済高度成長のなかで、自然界に循環出来ない化学建材(化石資源でつくられた)が普及し、私たちの身体が悲鳴をあげて、今日の様々な社会問題が起こっていることに気づくべきでしょう。

古民家に学んで、もう一度自然の中での暮らしを知り、古民家に覆われた人工素材を脱ぎ捨て、厚化粧から素っぴんになり、自然素材に着替えることを考えてみることにしよう。


「烏骨鶏の叫び」でした。冒頭の写真より。

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