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なぜミニチュア風写真を撮るのか?

"Because it's there."

この言葉は登山家・ジョージ・マロリーがインタビューで「なぜあなたはエベレストに登るのか?」という質問に対し答えた有名な言葉です。

何ともカッコいい答えです。
僕も「なぜミニチュア風写真を撮るのか?」と質問されたら「撮りたいものがそこにあるから。」なんて答えをしてみたいです。

なぜミニチュア風写真を撮るのか?

この質問の答えはとても単純で「楽しいから」なんです。

チルトシフトレンズでカメラのファインダーを覗くと現実の世界とは全く違うミニチュアの世界が見えてシャッターを切るとその世界がそのまま写真として残すことができます。

なんとなく万華鏡を覗くような感覚なのかもしれません。
片目を瞑って真っ白い光の中にカラフルなキラキラしたものが見え回していくとどんどん変わっていきいつまでも見てられるおもちゃのようです。

あなたも写真を観ると何らかの感情を感じるのではないでしょうか?
写真を観ると楽しく感じたり嬉しく感じたり時には怒りや悲しみを感じることさえあります。
僕はファインダーを覗いた時に万華鏡のようにミニチュアの世界を楽しんでそれを写真という形で残しています。
そのミニチュア風写真を観る人がいつまでも眺められるような和やかな気持ちを感じて欲しいと思い撮っています。

移りゆく風景と共に

万華鏡をちょっと回すだけで見える世界が変わります。そして今見えている世界と同じものは2度と見えないです。
ちょっと儚いかもしれませんがこれもミニチュア風写真の世界感と同じなんです。

気候や時間で写り方が変わるのはもちろんのこと人が集まれば華やかになったり突然今まであったものがなくなったり工事が始まりまた別のものが出来たりとシャッターを切るたびに風景は変わっていきます。

サンポート高松の風景がその1例です。

僕はお気に入りの1枚が撮れた場所でもこれからもっと良い1枚が撮れるんじゃないかとシャッターを切り続けます。

万華鏡を回し続けるように・・・


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