人をNゲージのフィギュアっぽく撮る - ミニチュア風写真
人をNゲージのフィギュアっぽく撮るとはどういう撮り方でしょうか?
まずは撮り方の前にNゲージのフィギュアとは何かを知っておきましょう。
Nゲージのフィギュアとは
Nゲージとは鉄道模型のことでレール幅が9mmのサイズの英語の9(Nine)の頭文字をとってNゲージと言われています。Nゲージの1/150サイズに合わせた人間の模型があって約1cmほどのフィギュアがあります。
トミーテックのジオコレの商品の中に「ザ・人間シリーズ」が該当しますので参考にご覧ください。
このフィギュアを実際に観た感じをミニチュア風写真で表現していきます。
人をNゲージのフィギュアっぽく撮る
Nゲージのフィギュアっぽく写っているミニチュア風写真をご覧ください。(写真1)
人を被写体としてミニチュア風写真を撮るときにはNゲージのフィギュアのサイズ感を意識して人を指でつまめる位の大きさの画角にしてピントを人に合わせて撮ります。
さらによく見ると横断歩道を渡ってる人たちにピントが合っているだけでなく歩いてる感じが出ていると思いませんか?
歩いている感じが出ているのは横断歩道を渡っている人がほぼほぼ足を開いているからなんです。
Nゲージのフィギュアは動いている人は動いている感じを足や手で表現しています。反対に止まっている人は足を閉じて手で表現しています。
このフィギュアの感じの瞬間を撮ると人がよりミニチュアっぽく見えてくるのです。
連続撮影でフィギュアっぽくなる瞬間を撮る
ミニチュア風写真は自然に歩いている人を撮りますので脚を開いてそのまま立って動かないで下さいとは指示出来ません。
ですのでその瞬間になる前後をカメラの連続撮影の機能を使って撮り続けます。
僕のカメラでは連続撮影Hiにすると1秒間に8コマ撮れます。
瞬間が撮れるまでの4コマ分の連続撮影の様子をご覧ください。(写真2)
バス前の背の高い男の人はいい感じですがそれ以外の人が重なっているので没です。
真ん中の人と自転車が重なっていて没です。
全体的に足の開き具合が少なく没です。
綺麗に一列に並んで程よく脚が開いているのでこの写真に決定です。
このように0.5秒間で4枚の写真の中でもかなり表情が異なることが分かります。
採用したミニチュア風写真の全体写真がこちらです。(写真3)
このように人をNゲージのフィギュアっぽく撮るには人を指でつまめる位の大きさにしてピントを人に合わせその瞬間になる前後をカメラの連続撮影を使って1-3秒撮り続けます。
連続撮影した写真からベストの写真をチョイスします。
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