ノーと言う勇気とか強さとか
【 N O 】ノーを言う強さを
持ち合わせていますか?
これはお子さんに対しても、
誰に対してもです。
いつだか「ノーと言えない日本人」という本が出ていた・・・
(昭和の話ですが)と思っていたけど、
記憶違えだったようです。。。
(「NO」と言える日本ー新日米関係の方策 という本は存在します。)
で、本題にー
あなたは必要な時に「ノー」を言えていますか?
子どもが交通量の多い道で
一人で自転車の練習がしたい!
と言ったら?
人の多いお店の中で、
ギャン泣きであれが欲しい〜!
と駄々をこねたら?
親子で、寝る前には片付けをすると約束していたのに、
子どもがそれをしたくない!
と泣き出したら?
。。。。。。。。。。。。
わたしが子育ての相談をした人に
セラピストのレイチェルがいます。
彼女に教えてもらった考えに、『バウンダリー』の概念があります。
ちょっと再現をー
レ:『バウンダリー』って知ってる?
私:知らない。
レ:『バウンダリー』とは、自分と他者とを区別する境界線のことだよ。
私:へーそうなんだ。子育てとどんな関係があるの?
レ:まだ小さい子どもは、自分と周りとの境界線が分からないから、
どこまでが自分のスペースで、どこからが自分のじゃないのか
分からないのよ。
親は、それを教えてあげるべきなの。
私:??例えば?
レ:例えば、日本の人の家に入る時は、靴を脱ぐ。
これを教えてあげないと、その人の家では、
礼儀を知らない無礼な子になってしまうでしょ。
私:うん、まあね。
レ:熱いストーブに、それ以上、近づいてはいけないと教えるよね?
知らないおじさんに声をかけられても、
YouTube見せてあげるからと言われても
ついて行ったらダメと教えるよね?
それも『バウンダリー』。
ここまではOKだけど、そこから先はダメ、という境界線のこと。
つまり、はっきりNo と教えてあげること。
日常でも、親として決めたことを、
コロコロ変えてはダメなの。
私:えー。もし子どもが熱を出してたり、怪我をしていたり
特別な時はしょうがないよね?
レ:いや、それもダメ。
No と言わないといけない時は、
どんな状況でもNo と言わないといけないよ。
そんな会話でした。
当時もそれなりに理解しましたが、
今、教育現場に行く機会が増えるようになって
もっとよく分かるようになりました。
なぜなら、学校で働いていると、
その『バウンダリー』を試してくる
お子さんに複数、出会うからです。
わたしは体が小さい方で(日本人平均ですが)、
声もあまり大きくありません。
よく you have a gentle vibe. と言われます。
(温和で優しそうな雰囲気をかもし出してるねー)
なので・・・
ダメだと分かっていても、
この人ならYesと言ってくれるかも、
と、試してくる子どもさんがいます。
この人ならおやつをくれるだろう。
みたいな。
でも、おやつの時間じゃなかったら、
はっきりノーと言います。
それとか、
自分がやりたくないことは
NO!と言って逃げ回るとか、
危ないと分かっていながら、
イライラして椅子を倒したりする生徒さんも。
その場合も、No は、No。
一応、共感はします。
だよねー、やりたくないよねー。
イライラしてるよねー。
寂しかったのー?とか。
でも、No は No です。
まだ幼稚園や小学低学年ならその程度で済みますが、
中学、高校にもなると
ナイフや銃も出てきますからね。
(銃なんてアメリカっぽいですよね)
バウンダリーは、壁でもあります。
壁がしっかりしたものなら、
建物は壊れないのです。
壁は冷たいものではなく、
そこにあるから
お互いを守るものなのです。
。。。。。。。。。。。。
大人同士の関係でも、
周りが平和であるようにその場の雰囲気を読んで
ノーと言わないほうがいいなぁ・・・
相手を傷つけたくないから
ノーと言わないでおこう・・・
わたしはそこまで嫌じゃないから
ノーだけど、イエスで良いよ・・・
そういう優しさからだったり、
本心からだったら良いのですが、
相手に弱みを握られているとか、
後から自分の立場が悪くなると考えたり、
または、
相手が完全に主導権を握っている関係性だったり・・・
その場合は、その関係性のバウンダリーを
しっかり見直す必要があると思います。
(はっきり境界線を持つことは難しい時もありますけど)
パワーで押し切られ、 Yes と言ってしまい
後から後悔するのは嫌ですよね⭐︎