駐在日記:哀しさと切なさと心細さと
アラサー以上の皆さんはわかっていただけるタイトル。(歌自体は内容と無関係)
米国ビザの取得がびっくりするくらい進まない。 。
途中開き直って旅行を楽しんでいたけれど、本当の本当にやばくなってきた。
日本本社側からはいつビザが取れるのか急かされ、
ドイツのビザ取得エージェント側に必要書類が届かないと連絡したら、担当がサイレント産休に入っていて進捗不明になっており、
アメリカ側からは待つしかないと楽観的に言われ、
毎日ため息と胃痛が止まらない。
しかも、ドイツの引き払い手配が想像を絶する不便さで、全くスムーズにいかない。
ドイツだから大変なのは覚悟していたけれど、ここまでとは思っていなかった。
解約と返金にはこの書類が必要。でもこの書類はこの手続きをしないともらえない。この手続きは出国1週間前にしかできない。
あれれ…。返金は渡米後?
返金のための口座をいつまで置いておけばいいの…?
毎日メソメソしながらドイツ語HPをGoogle翻訳を駆使しながら読み、電話をかけ、窓口で間違っている内容を適当に教える担当者にうんざりしている。
私が務める会社は小さい事務所なので、総務のような人がいない。
異動の手続きについて長く働いている人に聞いたら、
「皆自分でやってるからよくわからない。自分で聞いてみて」
と、すげなく言われてしまった。
たしかにドイツで採用された人にしたら、
「私は日本からきた駐在者のお世話係じゃないし。」
って思っていても不思議じゃないなと思いつつ、私も
「ドイツに来たくて来たわけでもなければ、アメリカに行きたくて行くわけじゃないんだけどな。」
と、怒りを通り越して呆然としてしまった。
皆が皆、お互いの事情なんて他人事ですよね。ほんとに。
いつもはスーパーポジティブで、まぁなんとかなるなと思えるようにしているけれど、色々重なってしまって不安しかない。
怒ったり泣いたり喚いたりできたら良かった。
でも、誰も何も助けてくれないし、頼りになるのは自分だけ。
手を動かさなければ、何も進まない。
こうやって図太さとサバイバル能力がますます育っていくのだろう。
無事アメリカに行くことができたら、ドイツの色々な解約システムについて記事を書いて、悲しみと遺恨を昇華させたいと思っている。