こういう活動が日本の未来を作る
こんにちは。
今日お話するのは、実際のニーズに合わせたロボット開発とそれを使うための費用も考えたサービスについてです。
自分も話を聞いたり、会ったことがあったりするのですが、本当の実用化に向けていろいろと取り組んでいる会社が本当に多いですね。
そんな会社の紹介にもなります。
本当に必要な作業
ロボットを導入するに当たり、現在の状況ではコロナの感染拡大防止で配膳ロボットが脚光を浴びて、飲食店関係にどんどん導入が進んでおります。
実際に市場が立ち上がり、儲けが有るなと思った瞬間に大企業が参入してくるパターンが多いですね。
しかし大企業の場合には、確実に利益が出る領域でしか参入してきませんので、本当に必要な業種にはまず来ないと思っていいですね。
しかし、実際の労働環境では高齢化が進行するに当たり、第1次産業での人手不足は深刻な問題になってきています。
実際には栽培と言うカテゴリーにおいては、IoT化などが進みある程度不良を作らないと言う部分においては進みました。
しかし、実際の作業において雑草を排除する日常管理作業や最終作業に当たる収穫という部分については、まだまだ人に頼っている部分が多く作業としてもきつい部分が残っているのです。
困っている作業に着眼し挑戦する
今回ニュースで見たのは、雑草をAIを使って取り除く作業から初めて、実用化としてはアスパラガスの収穫を自動で行うロボットを開発し、実際に使われているという話です。
そもそもの発想がスゴイ。
お金にならなくても、人の役に立つ会社を作ろうから始まっているのがすごい。
そして、友人の農家から雑草を取り除くロボットが欲しいと要望からロボット開発が始まっているんですよね。
実際に農業の作業プロセスも十分に理解していない中で、要求からスタートした雑草取りロボットですが、調べていくと雑草は20種類以上もありAIで認識していくのも結構な作業。
しかも、この雑草を取っている作業は農作業全体の10%程度でしか無く、実際に一番時間がかかっているのは収穫作業が半分を占めるということまでが解析できたんです。
実用化は雑草取りではなくある農家からの依頼で、アスパラガスの収穫作業の自動化だった。
一つの作業経験が情報を積み上げていく
多くの会社の場合は、やはり企業であるから儲からない仕事には出を出さない。
手を出さないから情報やデータが採取できず、一向にその領域が進展していかない。
しかし、今回のように実証実験を繰り返していくことで、想像しなかった条件や環境による違いなどのデータを多々収集することができると、あらゆる作業へのパラメータとして活用が可能だ。
ビッグデータと言われる時代、こういう実証実験の積み重ねが当たらなアイデアを生み出すのだと思われる。
更には、農耕機器のように購入してしまうとその設備を改修するために、売上の一部を回すことになる。
ロボットとなると結構な金額にもなるし、栽培する野菜によってもカスタマイズされるためどうしても金額は高くなる。
せっかく良いものができ、農家の助けになったとしても高額では使ってもらえない可能性が十分考えられる。
そこで、実際に使った分だけ支払うようなサブスク方式のRaaS(Robot as a Service)を一緒に考え出したのはスゴイ。
使う方も、常に最新のファームウェアのロボットが使え、機能も常に最新であるが、使った分だけの費用で済めば臨時的に人材を集めてくるよりも遥かに効率的で、最終的には安価になる。
真の先駆者はベンチャー企業
このように直ぐにお金にならなくても、困っている人が居るなら、数年先を見越して考える、などのブルーオーシャンの中でも、ロングテールの先で誰も見向きもしないような領域に着目する企業が存在する。
大企業の場合、実際にそういう事に取り組みたい人が居ても、利益重視のために出る杭は打たれるで、ほとんど潰されてしまう。
マスコミ報道では何でも取り組み社会に貢献するような主張をしても、実際には株主への配当が有るので、冒険は絶対しない。
興味が有り、面白いこと、困っている内容を仕事にしているベンチャーならではの考えで、不可能を可能にしてくることが日々起きている。
本当は、ベンチャー自体も得意な技術が違っているので、コンソーシアムのような集合体でプロジェクト案件を集め、登録されたベンチャーで協力して新たな技術と仕組みを作っていくことがもっと活性化すれば、日本の産業ももっと活性化するのではないか。
どちらかと言うと、3次産業が注目されてロボット化や自動化が進んでいるが、本当は1次産業に力を入れるべきだと思う。
これは食を確保するという意味から養殖技術というのも有りだと思う。
自分も技術は無いがアイデアは有りますと言うことで、いろんな事の組み合わせでこんなのどうですかと、相談されると提案している。
個人的には中小に頑張っていただきたいので、できることは一生懸命に支援していきたいと思っている。
今回の参考記事は以下になります。
ベンチャー企業に頑張って頂きたいな。