これもロボットといえばロボットだ
最近の傾向として、人に変わって作業をするようなものをすべてロボットという風潮が有る。
決して間違ってはいないが、メカメカシイ物を想像する人からすると、ちょっと違和感があるかもしれませんね。
代表例で行くと、お掃除ロボットのルンバなんかそうですね。
今回はそんなお掃除ロボットで画期的な窓清掃ロボットを紹介します。
ホテルの部屋清掃で一番難関が窓清掃
実はですね、自分も過去に一度ある人から頼まれて、ホテルのルーム清掃の効率化について相談を受け、部屋掃除を見に行ったことが有ります。
もう数年前の話になりますが。
ホテルと言っても、ビジネスホテルではなくそこそこの高級ホテルで、浴槽にガラス窓で仕切りがあるようなところです。
まあ4つ星以上ですかね。
そういうホテルは、部屋のデザインが凝っているだけに清掃が非常に難しいと嘆いていました。
特に、洗面所と浴槽に黒色を使用していると指紋が目立ちやすく、清掃するにも非常に気を使うとのこと。
そしてもう一つ、浴槽に有るガラスの間仕切りなども同様で、清掃後にムラが出たり指紋が残ったりと、神経をかなり使うようです。
それらのガラス拭き作業を解決してくれるアイテムの一つに、当時も窓ガラス清掃ロボットというのが有りました。
しかし、ロボットを垂直のガラスに吸着するのは、反対側から磁力で挟んで保持する方法だったため、スピードが遅いことと柔軟性に難有りでサイズ設定をしなければならないとか、角が清掃できないとか色々の課題が有りました。
もっとも大々的に宣伝もしていませんでしたが。
それから数年の時間が経過したら、やはり技術も進歩するもので窓清掃用のロボットが出来たんですね。
決めては真空吸着とスマートセンサーによる自動走行
今回新しく話題に登ったのが、クラウドファンディングのMakuakeに登場したTranstarという窓清掃ロボット。
当然、窓ができるので床や壁の清掃にもてきようするようです。
本体を強く押し付ければ真空吸着して、しっかり固定しボタン一つで清掃を開始してくれる。
更には、スマートセンサーいより窓枠を自動検出して回避してくれる。また移動ルートも記録しているので、清掃後に開始した最初の位置に戻ってくるのだが、このへんは清掃ロボのルンバとかでも充電のために戻るので、同じようなものでしょうね。
価格も支援金額の開始は3万弱からになっているので、一般家庭での普及も狙っている価格帯での販売なのではないかと思われますね。
安さと手軽さを売り普及を目指せば、ホテルの部屋清掃で窓清掃ロボをセットしてから、作業員は他の作業に取り書かれるので、効率的には非常に良くなることが予測されます。
また、鏡面仕上げの洗面台などにも使えそうな感じがします。
お掃除ロボですが、実作業のニーズにマッチしているロボですから、高価にならなければヒットする可能性は十分秘めていますね。
清掃業務業界へ大量適用される予感がします。
じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。