
サービス業でのロボット活用が加速する
コロナの感染拡大は、生活方式を変えただけでなく多くの産業で仕事のスタイルを変えているようです。
特に人不足が懸念されていたサービス業での活用が加速している。
今回は、コンビニの裏側で活躍を期待されるロボットについて紹介しよう。
量より質に変わったコンビニ店員
日本は世界一コンビニが多い国であり、仕事を探すなら困った時のコンビニ店員というくらいだったが、今は大きく変化してきているようです。
コンビニ店員が集まらない、そういう時代がありフランチャイズオーナーは苦労の果に外国人を多く雇うようになった。
最近おコンビニへ行くと、都内などは外国人店員の方が多いのでは無いかと思うんです。それくらいコンビニ店員には外国人が定着している。
しかし、コロナの影響でリストラが加速し日本人労働者が溢れ出し、仕事が見つからない人がコンビニのバイトに流れているようだが、日本人のプライドゆえバイト賃金に納得できず採用されないケースが多いようだ。
むしろ外国人のほうが、愛想もよく挨拶もしっかりして賃金も文句を言わない。一時期と違い作業品質も向上してきているので、オーナーとしたら日本人を雇用する意味はなくなったと言われています。
しかし、そんなコンビニでもコスト削減はしなければ生き残れないほどの激戦領域となっているのも周知の事実。
その激戦に生き残るために、従業員の削減はやはり必須のようなんですね。
その従業員削減に向けた秘策が、ロボット導入なんです。
搬入の裏方をロボットが担当する
流石にオーダーを取るだけならロボット化できるかもしれませんが、実際に商品をPOSで計算して決済する部分をロボット化するのはなかなか難しい。
むしろ、完全自動のセルフレジに変えて、お客さん自らに行ってもらうか、Amazon Goのようにゲートを追加するだけで決済が完了するシステムを作るかになるかな。
しかし、裏方で商品陳列を行う部分はロボットの可能性は十分あると思える領域ですね。
重量道でもありますから、人作業としてそれ専用に配置しなければならない場合もあり、コスト削減には障害となる部分ではないでしょうか。
この部分に目をつけたのがファミリーマート
VRとロボットを活用して、バックヤードで店員以外の人が陳列作業を実施する方法なんです。
これはよく考えると、非常に効率的な方法ですよね。多くの店舗をネットワーク経由で切り替えながら一人の作業者が商品の陳列を行うことができるということなんですから。
極端な話、このロボットを操作する部門を1箇所に設ければ、全店舗の補充作業をそこで一括してできることになるので、店舗での人員確保は不要になります。
更には、この作業データをIoTを経由してデータとして蓄積していけば、どの店舗でどんな商品が売れているのかもリアルタイムで収集できる。
そうなると、季節や地域による商品の売れ筋変化を可視化することになるので、ファミリーマートとしても季節戦略、地域戦略が非常に立案しやすくなるんです。
経費削減から、販売戦略へのつながりがもてるなんて考えただけでもワクワクしますよね。
このように、いろんな実証実験が今年始まっておりますので、働き方が一気に変化していくんじゃないでしょうか。特に、今まで人が行っていたサービス業については、大きな転機をここ1,2年の間に迎えるような感じがひしひしとしております。
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