初めて聞いた野良ロボットという言葉
どうも、じぇいかわさきです。
実は最近ニュースを見ていて、聞き慣れない言葉を見つけたんですね。
それが野良ロボットと言う言葉なんですが、野良作業でも行う専用のロボットのことを野良ロボットとでも言うのかと思ったら全然違いました。
そう、野良犬や野良猫と同じ意味の野良だったんですね。
じゃあ野良ロボットって一体なんぞやって思うじゃないですか、今回はそんんな野良ロボットについてのお話です。
野良ロボットとは?
自分も初めて聞いた野良ロボット。このロボットというのは、多軸式のメカニカルなロボットのことではなく、RPAなどを指す時に使用するロボットのことを指しています。
実態の無いロボットといえばロボットだし、PCだと言えばPCになるのかもしれません。
そもそも野良ロボットとな何なんでしょう。
野良ロボットっていうのは、人事異動や退職などの理由で管理者が不在になったRPAのことを指し、別名では闇ロボットとかブラックロボットとか言われています。
実はRPAに関しては、IT部門が管理をせずに使用部門が管理をしている為、実態を把握できていない事が根本的な問題なんでしょう。
このような実態を把握できていないRPAを野良ロボットと言うんですね。
野良ロボットがいると何が問題か?
この管理者不在の野良ロボットが存在すると、どうして問題となるのでしょうか?
RPAの目的は、ルーチン化された業務を自動で実行する事ですので、管理者が居なくなった場合でも残っていれば永久にその作業を継続して実施するのです。
作った本人が退社や異動で居なくなり、別の人が業務を引き継いだ後に業務プロセス手順を転向したりすれば、今まで問題なく動いていたRPAが動作が不安定になったり動かなくなったりします。
最悪の場合には、勝手にデータ処理を初めてデータを破壊してしまったり、最悪の場合には消去してしまったりする可能性もあります。
これは、最初にRPAを作った人がどのように作業プロセスを作ったかにもよりますね。
従って、野良ロボットが稼働していると、かえって業務効率を下げシステム全体の付加を増加させる場合があるし、最悪の場合はシステムダウンの引き金になりかねません。
野良ロボットをなくすには
野良ロボットが発生する原因としては以下の事が考えられます。
1.業ぬプロセスに変更があった
2.業務プロセス変更時やシステム改定時にRPAの更新ができなかった
3.RPAが期待通りに動かなかった
4.RPAの導入管理ができていなかった
以上のように、作成されたRPAが作成者が居なくなることにより、システムや業務プロセス変更に対応できないため、そのまま放置されてしまい野良ロボットになってしまうことが一番多い。
これらを防ぐためにも、IT部門が管理しない場合でも導入部門内で管理推進社を設定し、誰が何時どんなRPAを作成したかを台帳管理を実施することが重要な施策となります。
更に言う成れば、RPA作成後導入前に管理者及び業務関係者を集めてレビューを実施し、RPAが目的通りに出来上がって動作するかを評価するべきですね。
評価し、承認されて初めて実働ルーチンに組み込むべきです。その際に、先の台帳に記載しレビジョン管理も同時に実施すれば、業務改定やシステム改定時にもチェックが掛かるようになります。
効率化の為に初めたRPAが野良ロボット化して、逆に効率を悪化させるなんて灯台下暗し状態ですから、そうならないように導入時からしっかりとした仕組みを作るべきですね。