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物流業務にこそロボット化が必要
こんにちは、今日は現状の業種の中でどんな業種が一番ロボット化が必要なのかを考えていきましょう。
ロボット化というと、やはり組み立てラインの自動化というイメージが多いと思います。
しかし、実際に課題となる業種とは労働がキツイような職場が多いと思うのです。はっきり言えば、昔で言う3K職場でしょうが、それよりも現代はスピードとの戦いの場が多いので、重労働でスピードを求められるような業種が一番ロボット化をしたい領域なのではないでしょうか。
そんな領域って何?となりますが、多分物流業種になると思いますので、実例を上げながら紹介していきましょう。
Amazonもこだわるラスト・ワンマイル
多分現在、スピードを求めている業種は様々あります。一般的に思い浮かぶのは飲食って思われがちですが、飲食の材料を配送する物流や、Amazonに代表されるネットショップの商品を運ぶ物流になるのではないでしょうか。
Amazonが大きくシェアを伸ばしてきてから、ネットショップの常識が大きく変わってきたと思います。
安く、早く届く。吉野家じゃないですが、早いということに力点をおいているようです。
人間の心理として、購入した当日に届くほど素晴らしいサービスはありません。どこか一つのメーカーがそのようなことをしだすと、顧客満足度を独り占めするような形となり、そのメーカーの独占が始まります。
その最たる例がAmazonですよね。
Amazonは徹底してラスト・ワンマイルの配送時間にこだわっており、物流会社が対応してくれない事がわかると、自前で用意してしまうというほどの資金力と力を持っているんです。
輸送手段のすべてを自前で持っていれば、それほど強固な基盤はないですからね。だから潤沢に資金投資してでも揃えていくんです。
その、出荷を支えるのがAmazon Roboticsと言われる商品棚が無人で動くシステムです。
人が探しに行く時間は無駄だし、すぐに場所がわかるようにロケーションを設定すると、その商品が製造中止になるとその場所を埋めるために、それ移行の商品の棚位置をすべて変えなければいけなくなる問題が発生します。
それを解決するのが、Amazon Roboticsでコンピュータ管理されたフリーロケーション棚が出荷要求に合わせて、作業者の前に移動してくるのです。
作業者は商品を探すことに飛び回らなくて良いので、体力消耗が抑えられて間違いもなくなるという一石二鳥のシステムなんです。
これを他社が真似しようとしても、資金力が追いつかないでしょうね。
物流に力を入れているのはAmazonだけではない
同じように物品の集配から出荷配送までをなんとか効率化できないか考えている起業は国内にもたくさんあります。
特に今年はコロナの影響で人手不足になりがちな状況が続いておりますが、お客様は待ってはくれません。
このコロナの影響を最大限に流用して、自動化の促進に力をれている会社は多々あります。
そんな中、生協の商品を暑かったりしている流通サービスが、椿本チエンンと協業してT-Cary Systemを構築し稼働させました。
こちらはAmazonの棚が動いてくるに対抗して、AGVが業界最多の330台を稼働させて、AIによるルーティングなどにより出荷能力を30%増強させているようです。
倉庫作業の中で、一番過酷なのが商品を棚からピックアップして回る作業で、商品の出荷頻度にもよりますが1日中有るきまわらなければいけないこともあります。
しかし、AGV化することにより適切ルート運行により人の移動動作は削減できるので、ポイントポイントに人を配置することと、ピッキングもロボット化することで、大幅な人員削減に貢献できます。
そうすると、人は出荷前の確認という作業に専念することが出来、これらも自動識別ロボと併用することにより、作業者の精神的な負担も軽減することができるんですね。
ただし、ロボットの魂はあくまでも人が作成することであるので、動作目的を明確にして誤動作時対処方法などを、十分に検証する必要があります。
そうすることで、本当に人に優しい作業環境が構築できるんですね。
大事なことは、人の作業を補完するということです。
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