誰もが持っている「才能」に向き合う。【指向が先。スキルが後。】
こんにちは、タツミです。
最近、プロの直接の監修のもと性格検査を受けました。
いわゆる「MBTI」って名前の検査です。
「16Personalities」って言う名前の方が、世間的には知られているのかな?
今では学生中心に人気の火種が爆発しているとかいないとか。
他ならぬ僕も、このWeb上の検査からMBTIに夢中になりました
とはいえ、僕が受けたMBTI検査とは一線を画して違うらしいですけどね。
まあ、とにかく性格検査を受けたわけです。
結果については詳しくはこの場では書きませんが、結論僕は「INFP」というタイプに分類されました。
内的思考を強みとして、その反面、外的思考が疎かになりやすいタイプらしいです。
その検査の中で、「才能」について考えたことがあったので、今日はそのことについて書いてみようと思います。
才能は本当に一部の人しか持っていないのか?
一般的にいわゆる「才能」というものは、一部の人だけが持っているものすごい力のように捉えられることが多いですよね。
大谷さんの「野球の才能」とか、
他にも「ピアノの才能」とか、
「コミュニケーションの才能」といったように。
唯一無二の力だと捉えられるわけです。
そして才能のほとんどが先天的に手に入れたもので、凡人だと並大抵の努力では追いつくことはできません。
まれにとんでもない努力をして、ある一定の領域で天才に追いついたとか(完全にスペックを勝るのは稀中の稀)、後天的に才能を獲得したと言われるパターンがありますが、
それらは才能を持ち「天才」と呼ばれる人との出会いだったり、環境に恵まれたりした場合、突発的に発生する、変異種みたいなものだと考えるのが妥当だと思います。
なので、原則としていわゆる「才能」は真似することのできない固有の絶対的な力であり、才能を持っている人は社会的な成功を収めやすく、世間からも褒め称えられることが多い。
これが一般的な認識です。
ですが、才能は本当に一部の人しか持っていないんでしょうか?
僕は「ちょっとそれは暴論なんじゃないの〜〜?」って思うんです。
なぜか。
才能を持っていると言われていたり、天才と呼ばれる人の多くは、自分のことを「才能持ち」とは自覚していないように思えるからです。
もちろんいい意味でですよ。
どちらかというと、彼らは自分がいる領域の中で活動していたら、いつの間にか「才能」「天才」という言葉で周りから揶揄されるようになったんじゃないでしょうか。
「才能」を持つ本人自身はむしろ、常に上を目指す渇望感に駆られ、ひたすらに研鑽を重ねているだけなのに。
繰り返し研鑽をするからまた成果が出るし。
「才能の塊だ」などと持ち上げられる。
そういうケースが多いんじゃないかなと思います。
だとすれば、どうでしょうか?
「才能持ち」と呼ばれる人以外の人でも、気づいていないだけで、あるいは周りから言及されていないだけで、もしかしたら「才能」はあるのではないでしょうか?
ただ才能を使える場所にいないだけでは?
なんて仮説を思いついたのです。
自覚のない「才能」の行く末
生まれながらにして = 先天的に身につけた、自覚のない「才能」の行く末は幼少期〜社会人になるまでの環境で、大きく分けて2パターンに分かれます。
単純に才能が発現するか、埋もれて見えなくなるか。です。
学校や部活、家族との関係など組織・社会で活動する上で役に立つものは、本人が望むと望まざると自然と現れるでしょう。
逆にそうでないものは、社会の中で輪を乱す「出る杭」として叩かれたり、才能を持つ本人が周囲と調和しようと合わせたりする中で、だんだんと使われなくなり、封じ込められていくんだと思います。
本当に残念だと思うのですが、多くは後者ですよね。
義務教育から始まる日本の教育は、個性を平らにしてならす傾向にあって、才能が現れた自然な行動の多くは
「独断的」
「自分勝手」
「周りに合わせろ」
などという文句でなすすべなく圧殺されていきます。
部活動や学校など、組織の環境によっては、本人が魔女狩りのような意見の弾圧にあい、才能による行動自体を出すことが怖くなるケースもあるでしょう。
これを「才能のトラウマ化」と呼ぶことにします。
今つけました。
そのまま社会に出ると、今度は「自分を主張しろ!」なんて言われルールが180度変わります。しかし、才能を封じられているので、簡単に自分のありのままの姿や主張を出すことは難しいですよね。
じゃあどうするかというと、自分の望まない形で行動したり、「スキル」という形で無理やり自分を動かしたりするんです。
「スキル」を身につけて対処することでうまくいく場合もありますが、そこに体力や精神力を注ぎすぎて精神を病んでしまうこともあります。
それくらい日本は「頑張り」が美徳とされている国でもありますし。
こう考えてみると、「才能を使わない」ということは一種のギャンブルのようにも思えてしまいます。当たるかどうかは運次第。
ディーラーの役割は直属の上司だったり、会社だったり。
ギャンブルは大体が胴元(ギャンブルを提供する側)が有利になるように作られていますので、スキルだけで本当に自分らしく働ける確率はかなり低いでしょう。
話がずれたので、元に戻します。
才能は誰にでもあって、それを発揮する環境がなかっただけでは?という話でした。
こっちの方が自分らしいよねっていう「指向」
「才能」っていうと、少し偉そうな感じがするので、あえて「指向」と呼びたいと思います。「指向」とはどういうことか。というと・・・
MBTI上の定義でいうと、「こっちの方が自分らしいよね」「快適だよね」という感覚のこと。周囲との比較なしに、自然にやってしまう行動のこと。
これが才能 = 指向。
INFPである僕の例で言うと、
簡単にいうとこんなところでしょうか。
自分で自然にやっているものなので、自分の意思で止めようと思ってなかなか止められるものではありません。
「指向」をベースに生活を組み立てたり、仕事を作っていくと、自分も整えつつ、やることで感謝もされ、収入も上がっていきます。
精神的なストレスもほとんどないでしょう。
なぜならそれが「自分らしい」から。唯一無二だから。
最初に才能はすごい力であるかのように捉えられると書きましたが、
よくよく考えてみると、「すごい」というのは他のものと比較するから生まれる概念ですよね。
「すごくない」ものがあるから、相対的に「すごい」が生まれる。
二律背反で、どちらが欠けてもいけません。
その一方で「指向」はその人だけのものです。
自分が自然にやってしまうその行動が、「すごい」かどうかは関係ないんです。強いていうなら、全部「すごい」。
「指向」が先。「スキル」が後。
スキルと指向もまた別の話です。
スキルも「すごい」「高い」で図られますよね。
スキルは自分が過去に抑えて封じてきた指向をカバーしようと身につけたものが多いと言われています。
社会の中でなんとか生き抜くために後天的に身につけたもの、ということです。
僕が仕事として使っている「プログラミングスキル」とか「ライティングスキル」とかがまさにそうですね。
だからまず最初に自分の指向を把握して、その後に指向に沿ったスキルを身につけるようにしたら、唯一無二のものがさらに強化されて、より大きな価値を生むことができるようになるのでは、と思うんです。
そして、この価値を生む行為が人に目撃され、評価を受けた時、もしかしたらあなたの「指向」は「才能」と呼ばれるようになるのかもしれません。
指向ベースで自分を分析する。
この考えで生きるとどうなるか。
人と比較することは極端に少なくなるし、なにより毎日が豊かになります。
もちろん一朝一夕には難しいでしょうけれど、優先順位を意識するだけでも全然違うはず。
指向がわかっていないままスキルを身につけても、歪んだ形になる可能性があるんですよね。自分が本当はやりたいと思っているけど、学んだからできてしまう。そんな「スキル」を持つことになるかもしれません。
せっかくスキルを身につけるのに、自分が快適でないなんて、時間や労力がすごくもったいない無いです。
だから、「指向」が先の方がいい。
この順番を守ってさえいれば、「スキル」を学ぶことだけに固執してノウハウコレクターになることは少なくなると思います。
そして適切に自分の「才能」を発掘し、社会で生きる中でも活用できるようになっていくでしょう。
だからまずは「才能がある・才能がない」と言う言葉に縛られずに、「何をしていたら自分らしいか」「いつも自然にやってしまうことは何か」という「指向」ベースで自分を分析してみてはいかがでしょうか?
自分では自分のことがわかりにくい部分があるので、僕のようにMBTIの専門家にお願いしたり、コーチをつけた方がいいかもしれません。
人と話す中で見えてくるものもあるので。
この「人と話す」ことの効果についてはまた別の記事でお話ししたいと思います。
今回はこの辺で失礼します。
この記事が、あなたの自分を見つめ直すきっかけになりますように。
以上でーす。
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