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「ありがとう」を意識するだけで文章の気遣い力が向上する

初めてのコラムです。至らないところがあっても優しい目で見ていただけますと嬉しいです。

モヤモヤ・・・少しずつ積み重なるストレス


クライアントさんとメールやチャットでやりとりをしていると、どうしてもモヤモヤしたり、忸怩たる思いが自分の中に宿って残ることが多い。

なぜなのかと考えてみても、全然わからない・・・

そう思って、どんな時に感じることが多いのかを分析してみると、大体の傾向がわかってきた。

・クライアントに一度に大量の修正をいただいた時
・理不尽な修正や五月雨式に要求が来て、お互いのメッセージのやりとりが
 素っ気なくなった時
・絵文字なしの文章を淡々と送られる時

もちろんモヤモヤを感じるのがクライアントさん限定というわけではない。家族だったり、知り合いとのLineでも結構感じたりする。

ただ、自分はエンジニアという職種上、どうしても他の人と関わり合いになってチャットを交わすケースが多いので、このような書き方になってしまった。その点はご了承いただきたい。

傾向がわかると自然と原因も見えてくる。自分が感じていたモヤモヤ感の正体は、メッセージを受け取る相手への気遣いが足りていないのでは?相手を傷つけているかもしれないという意識が足りていないのでは?ということだ。

そういうメッセージを送られると、心が揺れて悲しくなってしまうし、ガッカリするし、モチベーションも下がる。
逆に、自分がそういうメッセージを送ってしまうし、それはまた申し訳なくなるし、、気づいた時点でフォローメッセージを入れることもある。

側から見たら「え?そんなことで?」と思うこともあるのだろうが、少なくとも自分は小さいことでも敏感な性格傾向の持ち主なのだ。許してほしい。


「ありがとう」をつけると、ネガティブになりようがない

そんな時、自分が尊敬している人の紹介である本に出会った。それが悪魔とのおしゃべり」という本だ。

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簡単にいうと、「世の中の人間は全て悪だ」とう性悪説のような文句から始まる、自己探究の本と言った内容である。


「人間スーツ」という独自な理論をもとに語られていく、主人公さとうみつろうと悪魔との対話形式で進められていく本書は、私たちが受けてきた洗脳やえてきた常識に立ち向かい、本当の自分を手にする気づきを与えてくれる。内容に反して、かなり深い本だ。気になる方は、ぜひ手に取ってみることをオススメする。

ちなみにこの著者は前著として「神さまとのおしゃべり」という本も出版していて、内容としてはこちらが先に書かれたものである。こちらも併せて読んでみると理解が深まるかもしれない。

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この「悪魔とのおしゃべり」の中の教えの一つに幸せになるための「ありがとうメソッド」というものが紹介されている。

自分が希望や願いを言う前に「ありがとう」をつけるだけの簡単な方法で、脳が、「満ち足りている自分」を認識し始め、本当に幸せに近づく願い方ができるようになるのだと言う。

私たち人間は、得よりも損、充足よりも不足に注目して意識を向けやすい。
プラスよりもマイナスに意識が向きやすい。だから何も工夫していないと自然とマイナスの方に引っ張られていってしまう。しかし、ありがとうをつけるとどうだろう?

・ありがとう、もう自分は満ち足りています。
・ありがとう、十分幸せです。
・ありがとう、いつも感謝しています。

普段の言葉に一言加えるだけでエネルギーの矛先が全然違う。ありがとうの後に「あなたが嫌いです」と言う負のワードは、文章として違和感を感じるものになるし、「ありがとう、残念です」と言った言葉遣いもおかしい。

マイナスの言葉とは一切反りが合わず、ポジティブなエネルギーを発し続ける。これが「ありがとう」と言う言葉の特徴だ。

普段のメッセージの冒頭に「ありがとう」を入れてみる

これを意識した上で冒頭のチャット問題に立ち返ってみよう。
モヤモヤ感の原因として、「相手への気遣い」が足りていないのでは?と言う仮説があった。

だが、現実はどうやっても常に相手のことを把握できるわけではないし、本人の性格や環境にもよるだろう。再現性がある方法は少ない。

そこで、冒頭に「ありがとう」を入れたメッセージを添えてみる。

「いつもお世話になっております。ありがとうございます。」
「〇〇さん、ありがとうございます」
「第1稿、ありがとうございます。」

この一言があるかないかで、受け手のモチベーションは変わるし、文章全体にも優しさが宿るようになる。

メッセージを送った側も嬉しいし、送付側にもいい印象が伝わりやすいので、結果的にではあるが依頼側にもメリットが生まれやすい。

つまり、「ありがとう」はwin-winを作れてメンタルにも優しい魔法の言葉なのである。

実際これを学んでから、「ありがとう」を意識して使うようにしたら、文章を送った後の不安やモヤモヤはなくなり、清々しい気分を得られるようになった。

自然とクライアントの雰囲気も柔らかくなった気がする。
私の場合はチャットだったが、これは普段の会話でも、もちろん使える手段だと思う。

特に慣れ親しんだ親友や家族などには「ありがとう」を言う機会は自然と減ってくるだろう。最近なんとなく空気がどんよりしている・・・
人間関係がうまくいかずストレスを感じる・・・

こう言った人こそぜひ試してほしい。


編集後期

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語り屋タツミ
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