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コミュニティを手放していなかったら、一生個人起業という道に出会えなかった。

こんにちは、語り屋タツミです。


僕は大学在学中からフリーランスのエンジニアとして活動を始め、卒業後に本格的に独立し、活動を始めました。


活動の中で、エンジニアコミュニティをはじめ、営業を学ぶコミュニティや朝活コミュニティ、HSPが集まるコミュニティなど、いわゆる「オンラインサロン」と呼ばれるようなコミュニティに入り、交流したり情報収集をしたりしていました。


さまざまな年齢や属性の人に囲まれ、毎日たくさんの情報を浴び、成果を上げた人が開催するセミナーに参加し、同じ活動をしている者同士でエネルギーをもらい合う。


新卒で就職していたら出会えなかったであろう人々と切磋琢磨し、フリーランスとして少しずつできることも増え…


個人で活動する者としては、順調順調〜〜〜〜!
そう思う一方で、どこかモヤモヤを感じている自分もいました。


当時は「こんなこと思っちゃいけない」と、自分の感情にとにかく蓋をしまくっていたので明確に言葉にはできなかったけれど、どこか喉に小骨が引っかかったような気持ち悪さが消えなかったのです。


後にこの気持ち悪さとは嫌というほど向き合うことになります。


募る焦りと吐き出せない感情


フリーランス2年目に感じはじめたそれは、時間が経つごとに「このままでいいのか…」という焦りに変わります。


何かを変えなければいけないのはわかっている。だけど、何を変えればいいのかわからない。コミュニティを抜けるか?いや、それだと今まで出会ってきた人との繋がりはどうする??


自分は繋がりたいと思っていても相手もそうだとは限らないだろう?それに、コミュニティを抜けたら一人でやっていけるのか??いやでも、このままでいても現実は変わらないままだし…。


同じことでグルグルグルグルと悩み、仕事をこなしながらも、布団にくるまり「ウワ〜〜〜!」と言葉にならない感情を、無理やり吐き出すことが多くなりました。


ほんっとうに苦しかった。けれど、同じコミュニティの人に相談するわけにもいかないし、現実でもフリーランス関係で頼れる人もいませんでした。


自然と暴飲暴食が増え、何かをしているようで、実は何もしていない日も増えていきました。


その一方で、コミュニティでは何事もなかったかのように気丈に振る舞い、「頑張っているタツミ」を演じていました。心配をかけたくなかったし、やっぱり相談できないと思っていたからです。


貼り付けたような笑顔の裏では、ちっとも笑っていない自分がいる。苦しいということすらも気づけば感じなくなっていました。


皮肉でした。


大学時代、フリーランスに挑戦することでせっかく苦しかった集団から抜けたはずなのに、気づけばフリーランスになってからも「コミュニティ」と言う集団で同じように苦しんでいたんです。


つくづく、人が向き合う課題というのは変わらないなぁ、と今となっては思います。僕の課題はいつも「集団との関わり」にあったんです。


この話はまた別の機会にするとして。


転機となったコミュニティ外でのコーチとの出会い


迷いに迷った僕は、「コミュニティ以外でうまく行っている人」に助けを求めます。ここでいう「うまく行っている人」とは、「自分の生き方に誇りを持って、個人で仕事を作っている人」という感覚で。


コミュニティの中でしか生きられないと思っていた僕にとって、自分の立場・生き方をはっきり示し、貫いている人、しかも生き方そのものを仕事にしている人は、神のように輝いて見えたんです。


今思えば、この時点で「コミュニティからは抜け、個人で生きる道に進みたい」という気持ちがあったのかもしれません。


「生き方」
「個人で生きる」
「コミュニティ 抜ける」


こんなワードでGoogleや各種SNSで検索し、引っかかった人の情報を見漁りました。時にはその人に連絡したり、主催しているイベントに参加したりして、とにかく何か手がかりを得るべく行動しまくりました。


もともと好奇心旺盛で、興味のあることや知りたいことに対しては積極的に突っ込んでいくタイプだったので、その意味で行動力だけはあったんです。それが功を奏し、僕はある人と出会うことになります。


それが、コミュニティにも所属せず、個人で1からコーチングを事業として作ったコーチでした。


「もしかしたらこの人かもしれない」


そう感じた僕は、持ち前の行動力でアポを取り、当時住んでいた長野県から、行ったこともなかった九州の地へ飛び立つことを決めました。


僕は以前にも「コーチング」という概念には触れていて、実際にセッションを受けたこともあったのですが、それは「コミュニティ内」のコーチからのもので、その時は自分の中でイマイチ咀嚼しきれないものがありました。


ですが、このコーチと直接話す中で、少しずつ。本当に少しずつ自分の想いが解けていき、凝り固まっていた思考がほぐれていき、気付いた時にはもう決断していました。


今まで入っていたコミュニティからは抜けよう、と。
たとえそれで、失うものがあるとしても、自分の心だけは失いたくないから。


自分の価値観と集団という構造のミスマッチ


僕がコミュニティの中で感じていた違和感は、一言で言うと「僕が大切にしたいものとコミュニティの性質とのミスマッチ」でした。


僕は、「同じ目的があろうと個人は個人で、それぞれの意見や価値観を持っていて尊重されるものだし、だからこそ意味があって面白い」という価値観を持っていました。


だから、ちょっとだけ気持ち悪さを感じてしまったんです。


コミュニティの中で声の大きい主催者が提唱する考え方を、盲目的に信じて行動する人たちに。そして、自分の意見を主張しようものなら、「え?何それ?」と無意識に圧をかけられるような空間に。


だって、まるで僕が僕でいることが、個人が個人でいることが許されないみたいじゃないですか。


どんな考え方を持っていてもいいはずなのに、無意識のうちに集団の中で多数派の考えに染まっていくのって、自分が自分でなくなるようでめちゃくちゃ怖い。


そんな感覚だったんです。


僕が考えすぎなのかもしれません。コミュニティと言う集団の構造上、しかたない部分もあるのかもしれません。多くの人は、そんなことを考えることなく、コミュニティをうまく使いながら、自分のスキルを磨いたりしているのかもしれません。


けれど、僕には耐えられませんでした。


加えて、「スキルがあるものが偉い」「お金を稼いでいる人が発言権がある」と言うようなフリーランス業界全体の風潮にも、僕は違和感を覚えるようになりました。


ここでも「個」を重視する僕の価値観がそうさせたのだと思います。


もっと「個人」が「個人」のままで、スキルや肩書きで判断されるのではなく、「あなた」「わたし」を見て判断される世界で生きていきたい。


コーチングを受ける中で、そして自分の想いを解放していく中でこの想いが明確になり、気づけば僕はフリーランスとしての生き方だけではなく、自分の名前でサービスを作り、一個人の「タツミ」として活動するようになりました。


コミュニティに入らなくても道はある。


あのままコミュニティに入っていたらどうなっていただろう??


とたまに考えることがあります。


もしかしたらうまく折り合いをつけられたのかもしれない。フリーランスとしては「それなり」の成功を収めていたかもしれない。


だけど、おそらく自分の感情や想いに向き合うことはなかっただろうし、個人起業という道なんて見ようともしなかっただろうと思います。


自分の価値観は置いといて、フリーランス界隈でいわゆる「幸せ」と呼ばれているものを。とにかくスキルを磨いて市場価値を高めようとする生き方を選んでいたでしょう。


20代とかの若いうちはそれで満足するかもしれないけれど、おそらくその終わりのない欲求は30代になってから響いてくる。そう思っているので、僕はあのときの「コミュニティを抜ける」という決断は後悔していません。


誤解のないように言っておくと、「コミュニティ」自体もそれに入ることも悪いことでは全くありません。会う人には会うし、事実それで成功を収めている人はたくさんいます。


ただ、ここで伝えたいのは2つ。


コミュニティが全てではないということ。


そして、コミュニティが合わない人にとって「個人起業」は選択肢の一つに十分なりうるということです。


コミュニティに入っていた頃は、「ここを抜けたら誰にも頼る当てがない。やっていけない」と思っていました。特に僕の場合は社会人経験のないままフリーランスになったので、なおさらでした。


けれど、思い切ってコミュニティを抜けてみたら、個人起業の世界に来てみたら、助けてくれる人はいくらでもいました。自分の行動次第で道を切り開くこともできたんです。


だから、もし今あなたがフリーランスをやっていて、何か違和感を感じていたり、あるいはフリーランスじゃなくても会社という「コミュニティ」に違和感を感じているのであれば。


「個人起業」に少しでも目を向け始めているのであれば。


思い切って今いるコミュニティを手放すことを、一度選択肢として考えてみてほしいです。考えるだけならタダだし、最終的に手放さないことを決めたとしても、考えること自体に必ず価値はあります。


なんとなく時間の流れるままに選んだ選択肢と、自分が納得して選んだ選択肢。決断の気持ちよさも感じる幸せも格段に後者の方が上だからです。少なくとも僕はそうでした。


時間がかかってもいいです。間を開けつつ少しずつ向き合うのでもいいです。向き合うことから全ては始まる。


僕はそう思っています。フリーランスになってから今に至る道も、全て向き合うことで選ぶことができたから。


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◾️語り屋タツミ
自分を知り、特性を生かして人生を紡ぐ「物語のように生きる」スタイルを発信する生き方エンジニア✨ エンジニアとして、企業に技術を提供しつつ、ライフコーチや占い師として人と1対1の対話の場を作る活動もしています☺️

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