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zakiko333
いつか目覚める日まで
「忘れ方を教えて欲しい」
そう思ったことは、これまで何度もあった。そのたびに思い直し、忘れてはいけないものだと思い出させてくれたのは、君の寝顔だった。
兄と義姉が死んだあと、物心もつかぬ君を奪うように引き取って家を出た。取り返そうとやってきた親戚たちも追い返し、縁を切った。そうすることは、果たして君にとって幸せだったのだろうか。
男手一つで育てたことで、至らぬ点も多々あったと思う。幼いころからいらぬ苦労もさせてしまった。よくも逃げ出さずにいてくれたものだと思う。
年を経るごとに、いまでは日ごとあの人に似てくる君、いつかあの人になってしまうのか。君の頬を撫で、寝顔に語り掛ける。もう少しだけ、このままでいさせてほしい。いつかやってくる、その日まで。
僕の心からの願いだ。ゆっくりでいいよ。
ネタ元。
ぜんぜんピンとこない。
— ぶんちゃん@布団 (@kakudabunjin) March 13, 2020
ぶんちゃんさんには「忘れ方を教えて欲しい」で始まり、「ゆっくりでいいよ」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字程度)でお願いします。#書き出しと終わり #shindanmakerhttps://t.co/1iNQEUsV8q