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五風十雨

 自分が何を書こうと書くまいと、それで世界が変わることなどないのだろう。それでも誰かに何かが届く、何かしら考えるきっかけになればとは思う。では、そうしてもらえることとは何であろうか?

 人生訓、教訓話か。過去の体験談、失敗談か。昨今のTV放送ではそういった番組も人気で、現在もしくじり先生 俺みたいになるな!!|テレビ朝日 が放送されている。

 しかし、私が個人としてここに書けるような話は持ち合わせていない。様々な意味で。そういったわけで、今日一日くらい書かなくてもいいかと思っていたのだが先程このようなニュースを目にした。

漫画家・浦沢直樹がラブホW不倫、お相手は大手出版社の50代元編集者

 不倫自体も褒められたものではなく、例え素人でも公言してしまえば決して良くは思われない行為であろうが私が言いたいことはそれではない。私が問題にするのは、浦沢直樹氏がかなりの実績のある人気漫画家であるということである。最近ではご自分で漫画を描くばかりではなく天下のNHKで放送されているこのような番組も人気である。

浦沢直樹の漫勉 | NHK シーズン4は2017年3月予定。「日本の漫画家のペン先を、世界が待っている」白い紙から漫画が生まれる瞬間をドキュメントし、浦沢直樹がプロの視点で斬り込むテレビ番組。 

 漫画家、あるい他のジャンルであっても有名になればなるほど普段から言動には気をつけなければならないものである。私など素人であるから、多少ここnoteやTwitterなどで結構なことを好き放題書いたとしても大して問題にされることはないだろう。だが、世間に名の売れた著名人であればどうだろうか。

 かつて大阪府知事を務めた橋下徹氏は、当時を振り返って「夜中に全く人通りのない道でも赤信号では待った」というようなことを仰っておられた。真夜中の交差点、たとえ赤信号であっても自分で確認して問題ないと思えば渡ってしまうというかたが大半だと思う。だが、府知事という立場もありさらにはSPが同行している状況ならばどうだろうか。無駄な時間だとも思いつつも、待つかたが多いのではないだろうか。

 立場によって見られ方も変わる。同じことをしても。高校生の喫煙や飲酒も、決して良くはないことであるが、例えばTwitterなどでそう匂わせる投稿があったとしても、残念ながらそれ自体が問題になることはほぼないだろう。ただ、その投稿者が通う高校の野球部が全国高校野球選手権大会の全国大会、いわゆる「甲子園に出場」していたら?さらにはその人物がレギュラーだったり中心選手だったりしたら?新聞各紙、それも全国紙に掲載され、野球部は出場辞退さらにはその後も活動自粛という事態になることも十分に考えられる。

 ここnoteにも某かのプロとして身を立てる、あるいは世間的に有名になることを志している方は多いと思う。もしご自身に十分な実力が有り、いつの日か夢が叶うと信じているのならば、つまらないことでその道が閉ざされてしまわないよう、常日頃から自らの言動には留意していただきたい。自らを私のような素人、アマチュアとは違うと位置づけるのであれば。

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