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亡き友人のこと

今回の話はオチはありません。とりとめのないことを備忘録的に書いておきます。

当たり前の話なのですが、人の命が尽きたとき、その後に起きたことというのは、その当人に取っては知り得ぬこととなるわけですよね。
(私も、まだ死んだ記憶がないので、彼岸の世界には「あの世」というものがあって、こちらを覗き見ることはできるのかも知れませんが。。)少なくとも「こちらの世界」には干渉することは、多分ですけれどできない。

歴史を例に取れば、戦国時代に天下統一に王手をかけていた織田信長は、そのあと豊臣秀吉が天下統一を為したことは知らないでしょうし、その秀吉にしても、後から徳川家康に天下を奪われたことは知るよしもない。

私の友人のことで、いつもそれに近いことを思う友人がおります。
彼は高校の同級生で、ゲームに関しては凄腕のゲーマーでした。
授業を抜け出して、当時流行っていた「ストリートファイターII」の大会に出て賞を取ってくる、そんな奴でした。
一方で、ゲームを作るのも好きで、短編のRPGを作って仲間内で楽しんだり、そういうことをしていた友人でした。

そんな彼は、高校を卒業した19歳のときに、脳腫瘍で夭折。びっくりしたものです。

そんな彼からしたら、インターネットも知らなければ、今流行りのe-sportsというジャンルを知ることもなく、また、ゲームづくりの才能があれば、同人ゲーム作りというジャンルを知ることもなく逝ってしまったわけで。

もし彼が生きていれば、ゲーマーとして、あるいはゲームメーカーとしてなにかしらやってくれたのではないか・・という妄想は時々するものだったりします。

もちろん、こういう自分が発信できる媒体の存在やSNSも知らずにいるので、私がこんなところで、こんな文章を書いているのも「あの世」から覗いているのだろうか。
そんなことを思ったりもします。



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