長期でのライブキャッシュのステーキングは難しい
ポーカーのトーナメントやキャッシュゲームでたまに発生するステーキング、いわゆる他人のポーカーのアクションを買うという行為なんですが、
ライブキャッシュでも何回か見たことはあります。
これが一般的に成立する条件として
1:勝てる実力はあるけど、いいゲームを打つのに十分なバンクロールがないプレイヤーがいること
2:お金は十分にあるので、1の条件のプレイヤーに投資したい出資者がいること
スポット的にはマカオでも結構発生してました、例えば普段50-100HKDを打ってる勝ち組のプレーヤーが100-200HKDや300-600HKDですごくいいゲームが立つけど下ぶれるとバンクロール的には痛すぎるのでバンクのある人にアクションを買ってもらうみたいなのがよくあるパターンです。
トッププロでも1万-2万HKD(ブラインドが17万円-34万円くらい)のヘッズアップの時はプロ同士でアクションを分散してたりしてたはずです。
このようなスポット的に一日のゲームごとのアクションを買ってもらうという事は普段のライブキャッシュでも見られます。
難しいのは長期的なライブキャッシュのアクションの契約です
まず本当に勝てるプレーヤーであるなら2-5のようなレートで半分アクションを売るくらいなら1-3で自分のお金で打てば、さまざまな報告の義務から解放されます、また十分なバンクロールができたら
勝てるプレーヤー立場からはできるだけ早くアクションの乗りをはずして利益を最大化させたいという動機が働きますし、
出資者側は勝てるプレーヤーにはずっと乗っていたいという相反する動機ができてしまいます。
これを解決するには出資者側は常に2人で分けても十分な利益になるくらい大きないいゲームを提供し続ける必要があり非常に困難です。
また勝ち負けの報告もプレーヤー側に非常に有利で勝ち額や負け額の報告はプレーヤー側の良心を信じるしかないので勝ち額を過少申告や負け額を過大報告されても出資者側は調べる方法はありません
プレーヤー側は報告するストレスが
出資者側は報告を誤魔化されるかもしれないというストレスがつきまといます。
お互いに非常に強い信頼関係があるか、出資者側がお金をあげてでも推したいくらいの気持ちが有ればいけるかもしれません。
色々な課題が多いキャッシュゲームのステーキングですが、それでもプレーヤーと出資者がお互いが条件を納得して契約するのであればそれでいいと思います。
お金に余裕のある方は馬を買うつもりで一度してみても面白いかも知れません