ポンコツ部

お主やり手だね


カメレオンは古株さんを味方に益々周りを固めるそこには噂話と陰口が大好物なあの男参戦、いや影のボスとして私は次のお仕事は何をするか模索しながら
ポンコツを卒業する準備は着々と進む、時間が勿体無い会社が辛い場所になっていく感覚がとても嫌だ、好きだった場所から逃げたい場所へ変わっていく
日に日にいつ辞めようかなと思うようになった
カメレオンの緻密な意地悪が身体に悪いそう感じた

人間ドッグ

今回の人間ドッグはなぜか胃カメラを追加した鼻からチューブを入れる病院を探していたら偶然にも家の近所にあった

胃カメラはとても楽だった、もっと早く経験していれば良かった

10日程して病院から電話が来た来院して欲しいと仕事中なので夕方伺いますと電話を切る席に戻ると派遣担当からの呼び出し、いよいよかなとブースへ向かう

ハッキリと簡潔に言われた虚言『仕事量が減り人数を減らす事になった』
私の心の中では見えていた、既に次の人が決まっているだろうと
冷静に聞いた事は会社都合で退職と理解してよろしいでしょうか
答えは焦ったようにもちろんですと
失業手当に関係するのでかなり重要な話2ヶ月の猶予がある、
やる事全て終わらせなければこれから忙しくなる

上長に(叔父様)に早退の申し出をする
ショックで早退するのではなく人間ドックの結果を聞きに
叔父様には簡単に話しておいた
雇い止めされた事、人間ドッグの結果を聞きに行くこと
変な詮索をされては迷惑な事も話しておいた
ついでと言ってはなんだが多分、次の人も決まって居るはずと
叔父様は涙目でなんでそんなに冷静なのかと聞かれたが
答えはひとつ「私、妙に感が良いんです」と

叔父様は更に涙目、私がスッキリした顔をしているからと
これから誰に相談したら良いのかと
私はあくまで派遣ですよ、古株さんでいかがでしょうか(笑)

検査結果

夕方、病院へ向かい先生の神妙な顔を見て流石に緊張した
初期の胃がんの疑いが濃厚だと、すぐに大きな病院へ行った下さいと

えっ私のことですか?私ですか
何処か他人事の私がここに居る
直ぐに病院の受診予約を入れて頂いた、偶然にも空きがあったそうだ

これも奇遇だが年度末で有休消化をしなくてはいけない時期
時空がズレている、正直いえば記憶が飛んでいる
3日後に急遽の検査が入った
大病院の検査は1日掛、胃カメラ・大腸諸々の検査で1日が潰れた
流石に大きな病院だけあって直ぐに結果が分かった
1週間後に再度受診した、結果は初期の胃癌であった
やってしまった、早く辞めれば良かったあんな会社

偶然の重なり

この日は旦那さんも同席でと言われていた
大病院では3人の先生の診察があった、3人ともに言われた言葉
この検査で本当に良く見つかったと、それくらい初期の胃癌
私は安易に手術はしなくて薬で治るかしら、なんて頭を過ぎる

最後に担当医とお話し、この日に手術に空きができた、如何ですかと

やはり手術しなくてはいけないらしい

横に居る旦那は無言、たぶん動揺している私も動揺している
4月8日だ早すぎて焦る、自分が癌と知り焦る
頭が真っ白だどうしようどうすれば良いか焦るばかり

先生から言われた言葉
こんなに早期で発見は珍しいと大抵は症状が出てから慌てて
病院へ来るらしい
そして偶然の重なり、検査・手術諸々共に偶然空きが出た事
人によっては1ヶ月待ちとか、ベッドも空いていた

大きな事は社会保険が適用される事
実費で支払えば高額だが社会保険なら6万円で済んだ

早まらなくて良かった
運が良い、わたし


書くことが楽しくって読んでいただけて更に嬉しぃ