久しぶりの美術展で
以前、彫刻講座で知り合いになった方から、お誘いがあった。
「彫刻を美術展に出展しており、お時間あれば是非きてくださいね」と。
お誘いがあり嬉しかった。
美術館や個展自体に行くことはここ一年半避けていた。
それは、一度、むやみに美術展に行くことから離れて自分を見つめ直そうという思いがあったからだ。
だが、現実は日々の生活でいっぱいいっぱいで自分を見つめ直せれていない。
これはいい機会と思い、重い重い腰を上げて行ってきた。
美術から離れて、今では創作意欲もない私。
行っても何も響かなかいかもしれない…ということを覚悟というか、あきらめていた。
しかし、彫刻作品を目の前にすると、作品の小さな形の変化に、心を動かされた。
彫刻作品の全体象を見て存在感を感じた。
彫刻っていいなあ。
ちなみに、
この日は彫刻以外のジャンルの作品も見てみたが、私が求めているものは彫刻のような気がした。
それに気づいたことが、何よりもの収穫と思っておこう。実際に彫刻をはじめてみるかどうかは…?
この日のことは忘れても、忘れたくない。
美術に触れない期間のうちに、頭でっかちではなく、肩ひじをはらず居られるようになれたのかもしれない。