見出し画像

喫茶店

今住んでる街は24歳〜から住んでいるので、かなりの年月をこの街で過ごしていることになる。
好きなラーメン屋さんがあったり、フラッと行ける商業施設があったり雰囲気的にもとても気に入っている。

今回はよく行く喫茶店の話。

ここはいわゆる昔ながらの喫茶店、ご夫婦2人とたまにアルバイトの子で切り盛りしている地域密着の純喫茶。

家で淹れる用の豆を買いに行ったり、休みの日にコーヒーを飲みに行ったり、この街に10年近く住んでいるので来店回数はかなりのものだろう。

マスターにも顔を覚えられていつも気にかけてくれている。
そんなマスターが今日の喫茶店事情を赤裸々に語ってくれたことがあった。

今、喫茶店は二極化が進んでおり
地元民を大事にするか、バズらせて新規客で回転させるかどちらかになっているそうだ。

「いろいろ難しいんだよねえ」と悩んでいたが、ここは地元民をとにかく大事に営業していきたい旨を語ってくれた。

毎回、ドアをくぐって席に着くや否やたわいもない声をかけてくれる。
「今日は休みなの?」
「最近、美容室は忙しい?」
「面白い話あったら教えてよ!」

これが彼のいう地元民を大事にする営業スタイルなんだなと、ほっこりした気持ちになる。

今日は仕事が休みなのでモーニングセットを頼み、マスターとたわいもない話をして2杯目のコーヒーを注文し買ったばかりの本を読んでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?