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ぼくはバックパッカーになりたい

バックパッカーになりたい。

ずっと頭の中がそのことについて流れている。

僕は4月中旬に名古屋のゲストハウスに泊まった。
そこには、僕と同じ名前の拓海くんがいた。
拓海くんは、自転車で日本1周をしている最中らしい。
若干22歳ながら、そんなバイタリティのある子に初めて出会った。
今までそういったゲストハウスに泊まったこともなければ、自転車で日本一周をしようという子にも出会ったことがなかった。

単純にかっこよかった。


AviciiのThe nightsにこんな歌詞がある。

Hey, when face to face with all our fears
ねえ、自分の中の孤独と対峙しながら
Learned our lessons through the tear
涙を通して僕らは学んできたんだ

その子は孤独な夜を日本一周の間何度も感じることだろう。

それでも、なお孤独と対峙し、その孤独な時間を自分のやりたいことを明確にするために有意義に使う事であろう。
孤独に弱く、寂しがり屋の自分からは想像もできないような、とてつもなく苦痛な時間だ。
だから日本一周をしているその子がとてもかっこよく見えたし、リスペクトした。
孤独を感じることで、ゲストハウスで出会った出会いや、道中で触れ合えた人々の優しさのありがたみがいつも以上に感じられることだろう。

すごい。
俺もバックパッカーになってみたい。
世界を一周するようなバックパッカーになってみたい。
孤独と対峙し、自分を見つめ直してみたい。



俺はこれからもたくさんの人と出会い、たくさんの経験をしていく。
その中でぼくは、神様に世界に旅立つよう導かれているような気がする。

神様が人になりきって、事象を起こし自分に向かって遠い旅に出よと言っている。

俺の心は今も、情熱の海で満ちている。







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