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アミット イエス様に対する私の考え  新宿シャロームでのメッセージ

今回、JJHOPの活動報告として、アミットと新宿シャローム教会の檜原会堂と、大久保会堂の両方でお話させていただく機会を頂きました。以前祈りのカンファレンスでモンタナとゲラと共にJJHOPのお話をさせていただいたことはあったのですが、礼拝の中で、JJHOPの働きをご紹介したのは今回が初めてで、この機会を頂きとても光栄で感謝でした。また、イスラエルのためにお祈りしてくださるSHOPの皆様に、祈りの実をご紹介できて、喜んでいただけたことも嬉しかったです。

アミットのメッセージは、この動画にあります。

アミットのメッセージ 

皆さん、こんにちは。私の名前はアミット·オーファーです。エルサレムのヘブライ大学で経営学とアジア研究を専攻しており、大阪大学で一学期勉強するために日本に来ました。

この教会に来たのは、新しい人々と出会い、皆さんの信仰について学ぶためです。また、あなたの住んでいる地域はとても美しいので、和恵さんが教会に一緒に来ないかと誘ってくれた時はとても嬉しかったです。

短い時間ですが、新約聖書についての私の印象をお話ししたいと思いますが、その前に私の宗教的背景と、JJHOPとの出会いが私の宗教観とクリスチャンに対する態度をどのように変えたかをお話します。

檜原会堂 美しく落ち着いた雰囲気で、この物件が与えられた導きは素晴らしいと思いました。

父と母は私が子供だったときに離婚し、父とはよく会いましたが、私はほとんど母の家で育ちました。母にとって、私たちがユダヤ教の律法を守ることはとても大切なことで、たとえば、牛乳を含む食品を食べたらすぐに肉を食べてはいけないとか、祝日にはシナゴーグに行かなければいけませんでした。これらの行いは特に難しいことではありませんでしたが、私はその意味を理解できなかったし、何よりもそれをすることで神を近くに感じることができませんでした。

なぜなら、律法を守ることの意味と神とのつながりを理解できなかったからです。そのため、私は世俗的(חילוני-)になり、これらの律法を守るのは、母の近くにいるときか、母の家にいるときだけになりました。

これに加えて、ユダヤ教は宗教であると同時に民族性や国籍でもあるので、ほとんどのユダヤ人は、たとえ人生で一度も新約聖書を読んだことがないにもかかわらず、イエス様に対して不快感を抱いています。正直に言うと、私もそう思っていました。過去のキリスト教徒がイエスの名のもとに多くの人を殺したのなら、イエスも違いなく悪い人だと思っいました。ですから、新約聖書を読もうとも思いませんでした。

明るく、またはつらつとしたシャローム檜原の皆様 お会いできて、本当に嬉しかったです。

ここに来る前、超正統派の友人と話し、イエス様についてどう思うか聞きました。彼もまた同じようなことを話してくれました。イエス様はラビの言葉に反対し、あざけり、神様がユダヤ人に与えた律法を行わないように勧めたとも話してくれました。

彼になぜ新約聖書を読もうとしないのかと聞くと、イスラム教など他の宗教の聖句を読むのに時間を費やさないのと同じように、キリスト教の聖句を読むことにも興味がないと答えました。最後に彼は、イエス様を知らないことは認めましたが、ヨーロッパのキリスト教徒が過去にユダヤ人に行ったすべてのことの責任はイエス様にあると考えている、と言いました。

このような考えが一般的なユダヤ人の考え方ですが、私がイエスやクリスチャンに対する考えを変えたのは、JJHOPのおかげでです。特に和恵さんとの出会いは大学1年生の時でした。彼女はヘブライ大学に来ていたので、彼女に日本語の勉強と練習を手伝ってもらえないかと聞きました。彼女は、一緒に新約聖書の勉強をし、そうすることで日本語を学ぶことができると提案してくれました。私はイエスに対する考え方が宗教家ほど悪くなかったので、これに同意しました。

新宿シャローム 

和恵さんとの話し合いはとても楽しかったし、日本人プロテスタントクリスチャンのイスラエルとユダヤ人に対する態度から多くのことを学びました。そして、私はJJHOPのつながりのいくつかの教会を訪問し、彼らから、ユダヤ人が殺害された歴史と、イエス様の教えとは何のつながりもないことを理解しました。さらに、イエス様はユダヤ教の伝統を変えるために来られたのではなく、イエス様は人間性と、正直で真の信仰の重要性を強調されたということも理解しました。

それは、この御言葉からわかります。

わざわいだ、偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちはミント、イノンド、クミンの十分の一を納めているが、律法の中ではるかに重要なもの、正義とあわれみと誠実をおろそかにしている。十分の一もおろそかにしてはいけないが、これこそしなければならないことだ。

マタイ23:23

そして、ラビが言っていたように、イエス様は神様がユダヤ人に与えた戒律を行わないように勧めたわけではありません。

誤解してはいけません。わたしは、モーセの律法や預言者の教えを無効にするために来たのではありません。かえって、それを完成させ、ことごとく実現させるために来たのです。 よく言っておきますが、聖書にあるどんなおきても、その目的が完全に果たされるまで、無効になることはありません。

マタイ5:17−18
真島先生と、富田満さん 本当に素敵なお二人です。

また、旧約聖書にあるメシアは、イエス様だということもわかりました。

エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。
その上に主の霊がとどまる。それは知恵と悟りの霊、
思慮と力の霊、主を恐れる、知識の霊である。

イザヤ11:1−2

加えて、ユダヤ人は少なくとも福音書を読んでみるべきだと思います。イエス様はムハンマドとは違うし、旧約聖書が偽物だと主張していないし、イエス様はユダヤ人に危害を加えたわけでもありません。その逆です。イエス様は自らをユダヤ人とみなし、当時のユダヤの体制を批判することでユダヤ人を助けることを主な仕事としていたと理解できます。

誰を助けたかったのか、この句からわかります。

イエスは答えられた。「わたしは、イスラエルの家の失われた羊たち以外のところには、遣わされていません。

マタイ15:24

JJHOPを知らなかったら、イエス様について学ぶこともなかったし、イエス様について意見を作ることもありませんでした。イエス様のメッセージはとても大切だと思ったし、イエス様のやり方にできる限り従おうとする多くの優しいクリスチャンと日本で出会いました。

新宿シャロームの皆さん 賛美リーダーの方が涙を流しながら賛美している姿に感動しました。

将来、状況が変わり、多くのユダヤ人が、イエス様が伝えようとした価値観を受け入れるようになることを願っています。私自身はまだ信心深いわけではないし、完全に信じるまではおそらく長い道のりが残りますが、私は強い忍耐をもっています。いつか私もあなたがイエスについて感じているのと同じように感じられることを願っています。

これからもJJHOPで学び、イエス様の理解を深めていきたいと思います。
私の話を聞いてくださり、この美しい教会で私を受け入れてくださり、本当にありがとうございました。


お世話になった岩瀬ファミリーに感謝です。愛実さんと昨年札幌カナンでお会いしたことがきっかっけでシャロームでご奉仕させていただく運びとなりました。

慎悟先生を初め、皆様がアミットにとても良くしてくださり、アミットは以前よりも人とお話することに楽しみを感じていました。また、慎悟先生の熱意あふれる話し方を見て感銘を受けていました。いつか慎悟先生のようにお話できるよう、試してみるそうです😊 

アミットが今回新しく覚えた日本語は宣教者という言葉です。彼は、「私は宣教者」、と言って笑わせてくれましたが、彼がこれから、イエス様に捉えられて、本当に宣教師になりますように。

また、砂漠が多いイスラエルの学生たちは日本の田舎が大好きなので、檜原村に学生達を是非連れていかせてくださいね。😊

本動画は檜原会堂でさせて頂いた同じメッセージです。

慎悟先生、シャロームの皆様、本当にありがとうございました。シャロームの祝福を心からお祈りしています。


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