詩篇23編をユダヤ人が読むと
オムリ君は、詩篇23編が最も好きな聖書の箇所だそうです。イスラエルの彼のシナゴーグでは、礼拝の最後に、必ずこの箇所を読むそうです。なぜ好きなのかという理由は色々あるのですが、その中に、コミュニティがあることを感じるから、ということでした。私がこの詩篇から、どこから感じられると思いますか?
4 あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
すると、ヘブライ語の訳ではこうなるそうです。
שבת シェベット= 部族 (むちではなく。)
משענתミシュアネット= 支え (杖ではなく。)
日本語の訳では、鞭と杖だということを伝えたら、そのような訳は初めて聞いたと、驚いていました。聖書には、部族とむちの両方で使われています。
BLBによると、שֵׁבֶט シェベット
棒、杖、(槍や矢の)軸、羊飼いの道具、笏 (権威の印)。
一族、部族。おそらく枝分かれするという意味の語源から部族となる。 挿し木、文字通りの棒(罰するため、書くため、戦うため、統治するため、歩くためなど)や比喩的に一族という意味になっている。
ということでした。
ダビデにとって、12部族は自分の慰めだったということになりますね。彼は、王として、12部族のためにいのちを掛けて戦ったのだ、ということを感じます。
また、部族は枝という意味が語源を考えると、イエス様はユダ部族から派生した新しい若枝だということが、はっきりと見えてきます。私達は、イエス様を頭とした霊によって結び付けられた部族ですね。
by和恵